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【体験談】旅行会社のパックツアーで飛行機チケットと実際の予約が違っていた

旅行代理店(JTB)のパックツアーでトラブルに巻き込まれた話。

発券されたチケットと実際の予約が異なっていたというもの。

ちょっと信じがたいけど、フォローはしっかりしていたなあと思う。

JALのプライベートリゾート・オクマ(沖縄)へ

ヤフトピでLCCのオーバーブッキングに関するトラブル記事を読みながら、昔、嫁と夫婦二人で沖縄旅行をしたとき、思いがけないトラブルに巻き込まれたことを思い出した。

それは1994年(平成6年)の夏のことで、我々は、新千歳空港から羽田乗り継ぎで那覇空港まで移動する予定だったんだけど、トラブルは出発先の新千歳空港で発生した。

利用したのは、航空機と宿泊先がセットになったJTBのパック商品で、JALのプライベートリゾート・オクマのコテージで、一週間のんびりみたいなコース。

観光とか何もしないで、ただビーチでボーッとしようというのが、このときの旅行の趣旨だった。

で、旅行当日、指定された時間に新千歳空港のチェックイン・カウンターへ行くと、スタッフの女性がなんだか厳しい顔でこちらを睨みながら、「いったい、どうしたんですか?」とかなんとか、意味不明なことを言ってる。

時間にはかなり余裕を持って行動していたし、訳が分からないままで旅行チケットを差し出すと、文句を言っていた女性の顔が一瞬凍り付いた(口が開いたままだったから)。

それから突然、彼女はあちこちに電話をかけ始めて、我々二人はしばらく放置されたままの状態。

何が起こっているのか説明もなく、しばらくカウンター前に立たされていた。

やがて、問題が解決したのか、電話を終えた彼女の説明するところでは、旅行代理店の発券した旅行チケットと実際の予約とが異なっていた。

つまり、実際の予約は、先ほど既に出発してしまった便で予約されていて、旅行チケットに記載されている飛行機の便では予約されていないのだという。

彼女にしてみると、予定の時間に我々が現れなかったので、それはそれでトラブルになっていたらしい。

まあ、文句を言いたくなる気持ちも分かるけれど、そもそも、そんなことあり得るのか?

チケットと実際の予約が違っているなんて、間違いにしてもかなり高度な間違いのような気がするんだけど。

で、空港から連絡を受けたJTBの方で、至急チケットを取り直して、搭乗便を調整していたものらしい。

詳細は、旅行代理店の人と話をしてくれということで電話を渡され、顔なじみのJTB社員から説明を聞いて、ようやく今回のトラブルの全容をつかむことができた。

原因は、やはり、この社員が予約をミスしていたということらしい。

ちょっと信じがたいけれど。

那覇空港からオクマビーチまでは個人タクシーで移動

で、彼の話では、どうにか飛行機を確保できたけれど、羽田空港での乗り換え時間が、ものすごく短いので注意してほしいという。

また、那覇空港から宿泊地(オクマビーチ)までのシャトルバスは、もうないので、別にタクシーを用意しておくとのこと。

さらに、お詫びとして、オプションツアーを付けるので、現地で好きなものを選んでほしいという話だった。

きっと、会社の中では怒られたんだろうなあ、あんな間違いしちゃって。

こちらとしては、無事に到着さえできれば、あとはどうでもいいんだけどね。

で、ようやく千歳を飛んで羽田に到着すると、いきなりスッチー(当時はそう言った)のお姉さんから「急いでください」と急き立てられ、航空会社のスタッフと思われる女性の誘導で、走るようにして沖縄行きの飛行機に乗り込んだ。

ほとんどの乗客はもう着席済みで、どうやら我々二人を待ち構えていたかのような雰囲気。

あれくらい、乗り換えに急いだことはないかもしれない(笑)

で、那覇空港からは、JTBの用意していた個人タクシーに乗って移動。

タクシーは快適かもしれないけれど、那覇からオクマビーチまでは、高速道路で2時間半くらいあるから、無口な運転手さんとの密室での移動は、なかなか気詰まりで、気持ち的に疲れてしまった。

シャトルバスの方が、よっぽど気兼ねないなあと思う。

どうにか現地へ到着して、ようやく普通の旅行がスタート。

なんだかんだオプションツアーをサービスしてもらったので、まあ、それなりに楽しむことができたかな。

とにかく、ビーチでのんびりするだけという贅沢な一週間。

那覇の街なんてまったく寄らなかったもんなあ。

今から30年前の事件だけど、飛行機でのトラブルというと、未だに、このときのことを思い出してしまう。

この事件の難しいところは、自分たちでは防ぎようのないトラブルだったということ。

だって、発券されたチケットの予約が、実際にされているかどうかなんて、確認しようがないよね。

あのときのJTBの社員さん(新入社員だった)、今でも頑張って働いているのかなあ。

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バブル世代のビジネスマン。意外と元気な中年ライフを謳歌してます。将来の夢は、骨董屋さんか古本屋さん。古民家カフェにも興味あり。