ライフスタイル

低身長だけどA.P.C.のステンカラーコートを買ってきた

ブルックスブラザーズの福袋に入っていたダッフルコートがダメになってしまったので、ビジネス用のコートを新調した。

なんとA.P.C.のステンカラーコートだ。

A.P.C.(アーペーセー)ってどんなブランド?

最初にA.P.C.について、少しだけ触れておきたい。

なぜなら、このブログは、ファッションになんて全然興味なかったけど、40歳を過ぎてから突然ファッションに目覚め、さて、どうしたら良いモノかと悩んでいる、すべてのオジサンにも読んでいただきたいから。

「アーペーセー」(エーピーシーじゃないよ)

さて、はじめに「A.P.C.」はアーペーセーと発音する。

決して「エーピーシー」ではない(ここ重要)。

A.P.C.はフランスのブランドだから、あるいはフランス読みなのかもしれない(ふわっ)。

デザイナーはフランスのおじさん

デザイナーのジャン・トゥイトゥは1951年生まれ、67歳のおじさん

パリのケンゾーやアニエスベーなどを経て、1987年独立。

ブランド名は「生産と創造の工房」をいう意味を示すフランス語の頭文字を取ったものらしい。

デザイナーの名前をブランド名にするのが当たり前の中で、あえて、デザイナーの名前を付けたくなかったというところに、ブランドの「気持ち」が感じられる。

A.P.C.の特徴

A.P.C.の特徴は、フランスらしいシンプルさ

シンプルと言っても、ユニクロのように大衆的なシンプルさとは、ちょっと違う。シンプルな中に、個性的でモードっぽいデザイン性が潜んでいる。

シンプルだけどオシャレ

簡単に言うと、シンプルでどこにでもありそうなデザインなんだけど、実際に着てみるとなんだか妙に格好いい

それがA.P.C.。

こんな説明で伝わるかどうか疑問だけれど、とにかくモード寄りのシンプルなデザインが特徴のブランド。

1990年代にブレイクしたA.P.C.

90年代にフレンチカジュアルが流行したときに、A.P.C.の商品も大人気となった。

主力商品は何と言ってもデニム。

キレイめデニムと言えばA.P.C.というくらいに根強い人気を誇っている。

現在も若者に大人気のブランドだけれど、中高年の支持率も高い。

90年代にA.P.C.と出会って以来、ファンを続けているというおじさんもいるくらい。

基本的にシンプルなデザインが多いので、おじさんが着たって全然問題はない(と僕は勝手に考えている)。

A.P.C.のハリーポッターコート

ところで、A.P.C.のコートを、僕は近年も購入している。

例えば、2017AWのフード付きウールのコート2018SSの春用ステンカラーコート。

フード付きウールコートは、通称ハリー・ポッターコートとも呼ばれ、センターがジップアップになっているところが特徴。

普通は、この部分をトグルにしてダッフルコートにしたくなるんだけど、トグルがジップアップになるだけで、雰囲気が全然違う。

なんて言うか、ハリー・ポッターみたいになるのだ(意味不明だった)。

昨年の冬は、このコートを一軍に置いて、ここぞの場面で愛用した。

なにしろ、分厚いメルトンウールのおかげで、どんな状態でも寒いなんてことはない。

タウンユースとしてはオーバースペックではないかと思えるくらいの高機能さだ。

ただし、このコートは、あくまでも休日オフ用。

さすがに、ハリー・ポッターを着て仕事に行くのは、仕事を舐めすぎているような感じがして。

まあ、ダウン・ジャケットなんかに比べると、よっぽどシックだとは思うけどね。

ジャケパン+A.P.C.のビジネススタイル

もうひとつの、春用のステンカラーコートは、春先や晩秋の通勤に大活躍した。

ビジネスユースで完全にレギュラー定着。

ちょっとオシャレ感が強いけれど、ジャケパン・スタイルには逆にマッチしていると感じた。

やっぱ、これからのビジネススタイルは「ジャケパン+A.P.C.」

悟りを得た僕は、それ以来、ビジネスユースの中でA.P.C.を生かすことができないかということばかり、ずっと考え続けている。

いや、実は意外と難しいっていうことは、ちゃんと分かっているんだけどね。

A.P.C.ショップ一推しはダークネイビーのステンカラーコート

とにかく、通勤用の新しいコートは買わなくちゃいけない。

A.P.C.のショップに行くと、実にたくさんのコートが販売されていた。

どれもシンプルだけれど、どこかに個性があるオシャレなコートっていう感じ。

英国クラシックなツイードコートがほしい

実は、今回の僕の一推しはツイードのステンカラーコートだった。

英国クラシックの流れがすごいことになっているし、何より僕はツイード素材が大好き。

流行っているうちに、ツイードのコートを着たい(本音)。

だが、店内に入るなり、踊るようにしてツイードコートを試着する僕を見て、お店のお姉さんは明らかに戸惑っている。

「あー、それもお似合いですねえ、うん、モゴモゴ、、、」

うん、分かってるんですよ、かなりの変化球だってことくらい。

お店の推しはステンカラーコート

そんなお姉さんの一推しはダークネイビーのウール製ステンカラーコート

まさに、直球ど真ん中の一着だ。

男性のビジネスとはなんたるものかということを、しっかりと把握している。

お姉さんにうながされるようにして、僕はコートを羽織った。

「少し着丈の長いところが、今年の特徴なんですよ」

えー、着丈長いの?

低身長の僕にとって、着丈の長いコートはNGなんだけど。

うーん、確かに長い。

膝上5センチメートルというところだろうか。

エッジが効いてるA.P.C.

だけど、さすがにA.P.C.。

なんていうことのない当たり前のステンカラーコートなのに、妙に色気が漂っている

白いタートルネックセーターに合わせた休日スタイルでも全然格好いい。

「大変良くお似合いですよ」

お店のお姉さんもグイグイと背中を押してくる。

「取り置きしているお客様もいらっしゃるくらい、人気商品なんです」

うん、それは分かってるんです、でも、、、と、あきらめきれずに、僕は改めてツイードのコートを試着。

タートルネックと合わせると、すっかりと昭和のお父さんだ(笑)

いや、格好いいだろ、平成最後のツイードコート。

定番ネイビーのステンカラーコートを購入

「こちらもお似合いなんですけどねえ、うん、モゴモゴ、、、」

鏡の中に少しずつ吸い込まれていくお姉さんの声を聴きながら、「そろそろゲームセットかな」と僕は思った

。百戦錬磨プロフェッショナルのお姉さんの目にはやっぱり勝てない。

5分後、お姉さんの直球ど真ん中勝負に負けた僕は空振り三振で、ダークネイビーのステンカラーコートを購入。

まあ、こうなることは、最初から分かっていたような気はするんだけど。

なにしろ、ビジネスファッションに冒険なんて必要ないんだから

オンでもオフでもA.P.C.

結局、新しいコートを手に入れた僕は、嬉々として週末のお出かけを楽しんだ。

おいおい、ビジネスユースじゃなかったのかい。

休日に着てもオシャレだから、A.P.C.の洋服はやめられないのだ。

ビジネスファッションに冒険なんて必要ない

ところで、もしもツイードのコートを買っていたら、と僕は考えてみる。

果たして、来年も再来年も着ることができたのだろうか。

コートの寿命は思った以上に短い

ましてや、流行のコートなんて。

ビジネスコートは無難なデザインが一番

そのとおりだ。

要は、ストライクゾーンの中で、いかに勝負するか。

ビジネスマンに与えられた自由なんて、その程度しかないと思った方がいい。

それでも、時には冒険したくなるのが、男というもの。

買わずに後悔することもあれば、買って後悔することもある

それが人生であり、男の修業というものなんだと思う。

僕ももう少し若かったら、お姉さんの制止を振り切ってでも、ツイードのコートを手に入れていたかもしれないなあ(笑)

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KONTA
1967年生まれのバブル世代。80年代カルチャーしか勝たん。推しは仙道敦子。匂いガラスが欲しい。