「BEAMS」でBEAMS F別注となるパラブーツのデッキシューズを買ってきたのでレヴューします。
パラブーツとしては珍しいキルトタッセル付きのデッキシューズなので、普通のローファーのようにドレッシーに合わせても楽しめそうですね。
西口修平さんが教えてくれた別注パラブーツ
僕が、この靴の発売予定を知ったのは「ENRiCH(エンリッチ)」というWEBマガジンです。
新しい時代の富裕層向けメディア「ENRiCH(エンリッチ)」
https://www.enrich.jp/
このサイトの中に「松尾健太郎のStyle Concierge」というコーナーがあって、「今シーズン春夏、装いのアイデア」特集の際に、ゲストで出演していたのが、ビームスFのディレクター・西口修平さんでした。
「松尾健太郎のStyle Concierge」今シーズン春夏、装いのアイデア
https://www.enrich.jp/style/sc/20200306-39237
この特集記事の中で、西口さんは数々のお勧めアイテムを紹介しているのですが、そのときに「一足で“フレンチアイビー”になる靴を履きましょう」というアイディアとともにお勧めされていたのが、この別注パラブーツです。
これはビームスFがパラブーツに別注をかけたモデルです。ベースとなったのは“バース”というデッキシューズですが、これはキルトタッセル仕様となっています。パラブーツにはないモデルです。とにかく、フランスの靴屋にアメリカっぽいものを作らせたかったのです。キルトタッセルはアメリカの象徴のような靴ですから。流行の“フレンチアイビー”を、そのまま形にしたかったのですね(笑)このテイストを好まれる方は多く、“バース”は大ベストセラーとなっています。とにかく人気がありますね。価格がお求めやすいというのも大きいと思います。(「新しい時代の富裕層メディアENRiCH」より)
新型コロナで入荷が遅れたパラブーツ
この記事を読んだ僕は、早速、東京にある「BEAMS F」に電話をして、この別注パラブーツについて照会し、地元のBEAMSでも予約できることを教えていただきました。
そして、地元のBEAMSへも電話で予約を済ませて、4月末頃になるだろう入荷予定を待ち続けていたのです。
もちろん予約したときには、まさか、コロナの影響で、発売がここまで延期されるとは想像もしていませんでしたが、、、
あれから長い時間が経って、6月末にBEAMSから入荷連絡の電話があり、早速、僕は新しい靴を受け取りにショップまで出かけました。
念願のパラブーツはバーガンディ(「AMERICA」と呼ばれています)一色展開なので、サイズさえ確認すれば、他に悩むことはありません。
念のため、いくつかのサイズを確認させていただいて、ジャストサイズをチョイス。
そそくさと会計を済ませて、ようやく3月から待ちわびていたデッキシューズが手元に届きました。
ベースはベストセラーモデルの「バース」
それでは、2020年春夏の「BEAMS F」と「パラブーツ」とのコラボレーションをご紹介します。

ベースになっているのは、パラブーツのベストセラーモデル「BARTH(バース)」で、これまでもビームスは、バースの別注モデルを展開していますが、今年の特徴は、ずばり「キルトタッセル」が付いているというところ。
キルトタッセルは、もともと、ゴルフをする際の泥はねを防ぐための「泥除け」として誕生したと言われている、極めてクラシックな伝統を持っています。
パラブーツでいうと、チロリアンシューズのミカエルをベースに作られたキルト付き革靴「ニヨン(Nyons)」というモデルがありますが、ミカエルベースだけあって、かなり重厚な雰囲気のチロリアンです。

一方、今回のBEAMS F別注バースは、デッキシューズだけあって、すごく身軽で、夏の軽快な装いにぴったり。
上品なキルトタッセルを付けることで、デッキシューズというよりもローファーっぽい顔に変身しているので、チャラチャラした感じもありません。
むしろ、勉強もできるスポーツマンみたいに優等生然とした表情こそ、このキルトタッセル付きデッキシューズの魅力だと言うことができそうです。
VOILレザーとMARINEソールのデッキシューズ
カラーはバーガンディ(「AMERICA」と呼ばれています)一色のみの展開。

もともと今年の夏は「茶色のローファーが欲しい」と思っていたので、自分には最高のカラー指定です。
アッパーに使用された「VOIL」レザーは塩水に濡れ、日光に乾かされてもヒビ割れが起こりにくい、強靱な素材です。
言うまでもありませんが、そもそもデッキシューズなので、靴底はラバーソールです。

船上でも滑りにくいことから、フランス海軍でも正式に採用されている吸盤型の「MARINEソール」なので、普通の舗装道路上でもまるで靴が道路に吸いつくかのようグリップ感で、安定感があってとても歩きやすいです。
パラブーツのデッキシューズというと、僕はユナイテッドアローズ別注のものも履いているんですが、素足で履くとすごく気持ち良いということを感じます。

船の上で履くという本来の用途を考えた場合、デッキシューズはやはり裸足で履くのが鉄則。
いつかはパラブーツのデッキシューズを履いて、ヨットに乗ってみたいものです(夢か、、、)。
アンダー3万円(税抜き)でパラブーツが手に入る
さて、この別注パラブーツ、お値段は税抜き29,000円、税込み31,900円。

人気のパラブーツが、しかも、相当オシャレで使い勝手の良いキルトタッセル付きローファーが、この金額で手に入るというのは、かなり奇跡的なお話だと思います。
この一足でひと夏楽しむことができると考えたら、決して高い買い物ではありませんよね(笑)
しかも、注目度間違いなしの個性派ローファーです。
パラブーツはセレクトショップのスタッフさんの間でも人気が高いアイテムなので、別注アイテムを履いていくと、かなりの確率で声をかけられますよ(笑)
まとめ
2020年・夏、BEAMS F別注のパラブーツは、キルトタッセル付きローファー。
ベースはデッキシューズ「バース」で、カラー展開はバーガンディ一色のみ。
カジュアルだけではなく、ドレス寄りでも活躍してくれそうです。