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【書評】河毛俊作さん「一枚の白いシャツ~男、45歳からの服装術」

こんにちは。「GENTLE LAND」管理人です。

実は管理人には、いい年をしたアラフォーな大人男子がそろそろ真面目にファッションのことでも考えようかなと思いついたときに、ぜひ参考にしていただきたい本があります。

それが河毛俊作さんの「一枚の白いシャツ~男、45歳からの服装術」です。タイトルだけでもそそられませんか?

大人デビューを目指す方は、ぜひこの本を入門書にして、真面目な大人ファッションの扉をくぐってみてくださいね。

河毛俊作さんってどんな人?

ちなみに、作者の河毛俊作さんという人はフジテレビの敏腕ディレクターらしくて、「ギフト」「救命病棟24時4」「ナニワ金融道」「きらきらひかる」など多くのドラマを演出しているそうです。

すいません、栗好きマロンはテレビドラマに疎いので、このドラマの演出がどれだけ凄いことなのか、今ひとつ理解できていませんが、これはかなり凄いことのようです(汗)

ちなみに、河毛さんは1952年生まれの慶応ボーイで、ファッションにも造詣が深いということで業界では有名な方なんだそうです。

「おいおい、ギョーカイの人間のオシャレなんて、普通のサラリーマンの参考になるのか?」と思った皆さん、安心してください。

これ以上ないくらいに普通のサラリーマンの管理人栗好きマロンが読んで、この本はしっかりとお役立ちになってくれました。

大人の男性にとってのベーシックなファッション術が、この本のテーマなので、これはどんな業界で生きている男性にとっても共通の参考書になってくれるはずです。

そもそも、どんな本なの?

今回ご紹介する「一枚の白いシャツ~男、45歳からの服装術」は2011年に新潮社から出版されたエッセイ集で、大人の男性のファッションを大きなテーマとしています。

帯の推薦文は佐藤浩一さんと鈴木京香さんが担当(さすがギョーカイ人)。

全体構成は「ワードローブの組み立て方」と「端正な男であるために」という2章で組み立てられています。

巻末には佐藤浩一さんとの特別対談も掲載されているので、佐藤浩一ファンにとっては1冊で2度美味しい内容ですね。

定価1,500円(税別)。大人の自分への投資と考えたら決して高くはありませんよね。

どんなことが書いてあるの?

第1章は「ワードローブの組み立て方」がテーマになっていて、つまり、大人の男性が持つべき洋服はどのようなものかということが解説されています。

これからメンズファッションデビューするにあたって、どんな服を用意したらいいのかな?などと悩んでいる方にはぴったりですよね。

ファッション中級者の方が、ワードローブの見直しをする際にも、きっと参考になると思います。

河毛さんは、「魔法のシャツ」つまり通称「白シャツ」と呼ばれる白いシャツを大人男子のファッションのベースにすべきだと考えています。

老若、体型、要望を問わず、白いシャツが全く似合わないという男はこの世に存在しない
清潔な純白のシャツを着ている人を見て不快だと感ずることは決してない。

河毛さんのこの言葉は、ファッションビギナーの僕の頭の中にすっかりと刷り込まれてしまって、おかげで栗好きマロンは完全なる白シャツ信者になってしまいました…

そして、河毛さんの言葉にもうひとつの魔法が、、、

しっかりとした上質な品を選ぶべきだが、特に高価なものである必要はない。
例えばボタンダウンシャツを発明したブルックス・ブラザーズの製品。
元祖ボタンダウンシャツが一万円少々で手に入る。
丈夫で雰囲気もある。
五万円の超高級品を一枚買うよりも、最初は全く同じブルックスのボタンダウンシャツを五枚購入する方が賢明だ。

河毛さんのこの言葉は分かりやすくて説得力がありました。

「ブルックスブラザーズ」という魔法の呪文にもやられて、どうしたかというと、つまり河毛さんの助言どおりブルックスブラザースのボタンダウンシャツを五枚揃えたんです(ただし、月に一枚ずつ買って半年近くかかった)。

ブルックスブラザーズで初めてボタンダウンシャツを買った日のこと初めてブルックス・ブラザースへ行った日のことを覚えている。気まぐれでも冷やかしでもなかった。その日、僕は白いボタンダウンシャツを買うため...

正直に言って、1万円のワイシャツというのは、相当に高価な品物でした。

ザ・スーツカンパニーに行けば1枚3千円で手に入るものが3倍以上の1万円もするわけですから。

だけど、ブルックスブラザーズのボタンダウンシャツは、やっぱり買って良かったと思います。

3千円のシャツと1万円のシャツとでは、着心地が全然違うということが理解できただけでも、ブルックスのシャツを購入した意味はあるでしょう。これは、本当にそう思います。

さて、トップスが決まったら次はボトムスです。

ここでも河毛さんの魔法の言葉が、、、

次に白いシャツに合わせるボトムは?
僕の思うベストマッチはグレイ・フランネルのクラシックなパンツだ。
中年過ぎの男にとっては、グレイ・フランネルのパンツに白いオックスフォード地のボタンダウンシャツが基本中の基本と心得ておけば間違いはない。

出た! 定番のグレイ・フランネルのパンツ

でも、定番というのはやっぱりみんなが良いと認めるからこその定番なんですよね。

それにグレーというのは濃淡で印象が大きく変わるし、変化を付けやすいカラーではあると思います。

白シャツとグレイ・フランネルのパンツ。こうして栗好きマロンのベーシックなスタイルが完成しました。

本書では、他にも中年過ぎた男のスーツは紺またはグレイの無地に限ること、コートはトレンチコートとチェスターフィールドコート(黒か濃灰色)、愛と哀しみのネイビーブレザーの感傷、朝食と同じように朝の爽やかさを与えてくれるポロシャツのことなど、大人男子のファッションアイテムについて幅広く触れられています。

そうそう、オフスタイルに関する魔法の言葉もありました。

男の寛いだスタイルはウールか綿のパンツ襟付きのシャツ(ポロシャツも含む)、そしてニットウェアというのが基本だ。
このスタイルは素材を変えることでオールシーズン通用する。
ニットウェアは様々な種類があるが、僕はカーディガンを一番にお勧めしたい

僕がカーディガン男子になったのは、この河毛さんの本を読んでからのことだったような気がします(笑)

まとめ

まあ、とにかく大人男子のファッションは奥が深くて、そして楽しいということを教えてくれたのが、まさしくこの本でした。

具体的なコーディネートもたくさん紹介されているので、まんま真似するだけで突然「オシャレな人」認定されることも可能かもしれません(笑)

僕の場合は目立たない程度の(オフィスで浮かない程度の)オシャレが目標だったので、もちろん全部が全部この本のとおりというわけではありませんが、ファッションに関する基本知識を身に付けるという意味でも、この本は買って良かったと感じています。

ということで、この本はどんな人にお勧めなのか、最後にまとめてみたいと思います。

中年を過ぎてファッションデビューしたいと思っている男性
シックでトラディショナルなファッションに憧れる男性
・とにかく職場でカッコよく思われたい男性

上記に当てはまる人は、ぜひこの本を読んで勉強してみてくださいね。

参考になれば幸いです!

ABOUT ME
KONTA
1967年生まれのバブル世代。80年代カルチャーしか勝たん。推しは仙道敦子。匂いガラスが欲しい。