音楽

ロンパールーム「一丁目の角のうさぎさん」みどり先生と思い出の歌

昔「一丁目の角のうさぎさん」という歌があった。

そう言うと、妻は「そんな歌は聴いたことがない」と言う。

どうやら僕が嘘を言っていると思ったらしい。

普段から適当な発言ばかりしているから、こんなときにも信頼がないのだ。

その話は、それきりで忘れていたが、随分時間が経った頃、「一丁目の角のうさぎさん」が収録されているレコードを見つけて買った。

この歌のことは妻も覚えていたらしく、「本当にこんな歌があったんだね」と、妙に感心していた。

「一丁目の角のうさぎさん」は、「ロンパールーム」というテレビ番組のレコードに収
録されていた童謡である。

日本テレビ「ロンパールーム」のLPレコード日本テレビ「ロンパールーム」のLPレコード

そういえば、僕が、この歌を覚えたのも、「ロンパールーム」だったような気がする。

「ロンパールーム」の中で流されている童謡を集めたカセットテープが我が家にあって、僕はそれで「一丁目の角のうさぎさん」という曲を覚えたのだ。

あれは、きっと母が買ってくれたものだったに違いない。

僕はおそらく幼稚園の頃だったから、昭和40年代の後半だったということになる。

家にまだレコードプレイヤーがなくて、それでカセットテープを買ったのだろうか。

みなみらんぼうが作った「一丁目の角のうさぎさん」

「一丁目の角のうさぎさん」は、こんな歌だ。

一丁目の角のうさぎさん
体もじょうぶで歯もじょうぶ
だからとっても くいしんぼうで
ゴリゴリ バリバリ ボリパッパッ
野菜はなんでも たべてます
八百屋さんへおよめに いきたいな

一丁目の角のうさぎさん
心のやさしい いいこです
どんな花でも だいすきで
あさがお パンジー チューリップ
名前はなんでも しってます
花屋さんへおよめに いきたいな

一丁目の角のうさぎさん
赤いめだまに 長いみみ
だからとっても おしゃれさんで
シャンプー ジャブジャブ ジャブパッパッ
かがみにきれいに うつります
床屋さんへおよめに いきたいな

最後の「八百屋さんへおよめにいきたいな」というフレーズがいい。

ということは、このウサギさんは女の子だったのだ。

「体もじょうぶで歯もじょうぶ」「野菜はなんでもたべてます」というところも、健康な子ども像につながっていくところで、いかにも情操教育という感じがする。

同年代の妻が知らなかったところを見ると、子どもたち誰もが知っているという歌ではなかったらしい。

そもそも、「ロンパールーム」を観ていない子どもには分からない歌だったのではないだろうか。

昭和40年代、「ロンパールーム」は子どもたちに人気の教育番組だった昭和40年代、「ロンパールーム」は子どもたちに人気の教育番組だった

作詞作曲はみなみらんぽう、編曲はチト河内。

それなりに、ちゃんとした作家陣である(なにしろ、みなみらんぼうには「山口さんちのツトム君」という大ヒット曲がある)。

どおりで、50年近く経った今でも、ちゃんと歌えるはずである。

僕は、よほど「一丁目の角のうさぎさん」という歌を好きな子どもだったらしい。

みどり先生と「鏡よ鏡よ鏡さん、、、」

昭和40年代、「ロンパールーム」は子どもたちに人気の教育番組だった。

きれいな「みどり先生」が司会をしていて、「にこちゃん」とか「こまったちゃん」などというミツバチのキャラクターが登場していた。

そこにゲストの子どもたちが加わって、歌ったり踊ったりしていたのではなかっただろうか。

よく知られているのは、番組の最後で、みどり先生が手鏡越しに「鏡よ鏡よ鏡さん、、、」と話しかけるシーンである。

「ロンパールーム」といえば「鏡よ鏡よ鏡さん、、、」という、あのフレーズを思い出す人は、きっと少なくないだろう。

幼児雑誌の「キンダーブック」と並んで、「ロンパールーム」は幼稚園時代の大切な思い出のアイテムである。

音楽ひとつで、あの時代に戻ることができるというのが、レコードの良いところだ。

子ども用のレコードは、壊れたり捨てられたりすることが多いので、こういうレコードが手元に残っているということだけでもうれしい。

あゆみお姉さん(茂森あゆみ)あたりが歌ってくれないだろうか。

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kels
バブル世代のビジネスマン。読書と音楽鑑賞が趣味のインドア派です。お酒が飲めないコーヒー党。洋服はアーペーセーとマーガレット・ハウエルを愛用しています。