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「Kenko DSC517」多機能なトイデジで緑色の世界を楽しんだ

たぶん、2000年代の割と後半だったような気がするけれど、トイデジのブームみたいなものがあった。

トイカメラのデジカメ・バージョンでトイデジ。

たくさん買ったけれど、その中でも、特に愛用していたのが<Kenko DSC517>だった。

ちゃんとした機能満載だった<Kenko DSC517>

トイデジがブームだった頃、人気の商品は発売直後に完売してしまうということが珍しくなかった。

ケンコーの<DSC517>が発売されるときは、事前にネットショップで発売時間をチェックしておいて、嫁に購入してもらったような気がする。

平日の昼間発売で、自分の仕事のためにネット・ショッピングができなかったから、嫁にお願いしておいたのだろう。

カラー・バリエーションが豊富なシリーズだったので、色はあらかじめ<ピンク>に決めておいた。

どうせトイデジなんだから、なるべくオモチャっぽい方が楽しいだろうと思ったのだ。

数日後に届いた<Kenko DSC517>は、想像以上に小さくて、想像以上にオモチャっぽかった。

当時は鮮やかなピンク色も人気があった当時は鮮やかなピンク色も人気があった

こんなのでちゃんと写るのかと思ったけれど、一応、液晶ディスプレイまで備わっていて、ちゃんとしたデジカメらしく見えないことはない。

なにしろ、当時のトイデジといえば、液晶モニターのない、いわゆる<キーチェーン・カメラ>が主流だったから、<Kenko DSC517>はトイデジの中でも正統派に近い存在だったのだ。

おまけに、<Kenko DSC517>は、マクロ撮影機能の他に、5倍ズーム機能まで備えていたから、形式的にはほとんど普通のコンパクト・デジタルカメラである。

まあ、形式的には、だけどね。

緑色の世界に夢を見た<Kenko DSC517>

早速、持ち出して撮影してみた<Kenko DSC517>は、意外と普通のカメラだった。

解像度の低い低価格のデジカメとして使えば、それで終わりだっただろう。

だけど、カメラがホワイトバランスの調節を終えないうちに、シャッターを押すと、思いがけなく不思議な写真を撮ることができた。

通常、被写体にカメラを向けると、カメラは<普通の写真>を撮ろうと思って、ホワイトバランス(つまり、色合いですね)を最適に合わせようとする。

ところが、慌てて撮影しようとしたようなときに、カメラがホワイトバランスを調節を整える前にシャッターを押すと、思い切り緑がかった写真が写った。

これが<Kenko DSC517>独特の個性でもある<緑かぶれの写真>である。

トイデジ愛好者は、一生懸命にグリーンがかった写真を撮って楽しんでいたのだ。

青い空が緑色になる<ケンコー・マジック>が魅力だった青い空が緑色になる<ケンコー・マジック>が魅力だった

コツは、カメラの前面をお腹にくっつけておいて、撮影直前にレンズを被写体の方へ向けたら、カメラがホワイトバランスの調節を整える前にシャッターを押すことである。

当時の僕は、この<Kenko DSC517>をメイン・カメラとして使っていたから、緑かぶれの写真を撮る技術だけは、ずいぶんと上達したと思う。

他に使いようのない技術だったけれど(笑)

もっとも、<Kenko DSC517>は、緑がかった写真を撮る以外でも、普通に楽しむことができた。

なにしろ、解像度が低くて、ピントの甘い写真しか撮ることができないから、トイカメラに特有のぼんやりとした写真を撮りたい人には、最適のデジカメだったのだ。

液晶ディスプレイ、マクロ撮影機能、5倍ズームと、とにかく多機能だった液晶ディスプレイ、マクロ撮影機能、5倍ズームと、とにかく多機能だった

普通のコンパクト・デジカメよりも小さいから、持ち運びにも便利で、写真を撮っているという雰囲気もない。

カフェの店内写真を撮るときなんか、<Kenko DSC517>は本当に活躍してくれたなあ。

オモチャみたいなマクロ機能であっても、<ある>のと<ない>のとでは、全然違うんだよね、やっぱり。

動物園のペンギンもグリーンの世界に変身動物園のペンギンもグリーンの世界に変身

緑かぶれを生かすには、やっぱり空が一番だったような気がする。

いかに、トイデジらしい写真を撮るか。

あの頃は、そんなことに、とにかく一生懸命だったのだ。

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kels
バブル世代のビジネスマン。読書と音楽鑑賞が趣味のインドア派です。お酒が飲めないコーヒー党。洋服はアーペーセーとマーガレット・ハウエルを愛用しています。