ライフスタイル

絶対にリピートしたくないカフェの傾向と対策

カフェ巡りは実は危険

週末はカフェ巡りを楽しんでいるという大人の方も多いのではないだろうか。少し前までは、僕も週末の楽しみはカフェ巡りだったのだけれど、最近になってあちこちのカフェを巡り歩くことはやめた。別にカフェが嫌いになったということではなくて、お店のチョイスに失敗することが多くなったからである。

僕はお酒を飲まないけれどコーヒーが大好きで、毎日浴びるようにコーヒーを飲んでいる。コーヒーをお代わりをしすぎて、お店の女の子から注意されたことがあるくらいだ。

仕事のある日はカフェに行く時間的な余裕もないから、カフェに行くのは週末の休みのときだけである。お気に入りのカフェは数件ストックしているけれど、新しいお店を開拓したいという気持ちも手伝って、ついつい行ったことのない新しいお店に入りがちだ。

数年間で相当数のカフェを訪ね歩いているけれど、最近カフェ巡りはあまりに生産性効率が悪いということに気が付いた。どんなにたくさんのカフェを利用したところで、リピートしてみたいと思える店は少なく、逆に二度と利用したくないと思えるような店の方が圧倒的に多いのだ。

店が悪いというよりは、僕があまりに偏狭に過ぎるのかもしれない。多くのことで寛容な自分だと思うけれど、こと喫茶店に関しては許容範囲がおそろしく狭い。自分の基準で合格点を付けることのできる店なんて、そうそうあるはずがないのだ。

ゆったりしていない店はNG

まず、狭い店はダメ。店舗面積が狭いとか広いとかいうことではない。自分の利用する部分の空間が狭いお店が許せないのだ。

ファストフード店のように、隣との感覚が異常に狭い店は論外。狭い空間に無理矢理テーブルを並べて、移動するときに隣のテーブルにぶつかってしまうような店は、全然寛ぐことができない。大体、隣の会話が気になってしまって、ゆっくりと本を読むこともできない。

テーブルが小さい店はNG

テーブルが異様に小さいお店も許せない。2人用の席とか言いながら、どう考えても1人用テーブルだろうみたいなお店で、2人でコーヒーとデザートをそれぞれ頼んだら、案の定テーブルの上に食器を並べるのが大変な苦労で、最後の支払い伝票を置く隙間さえなくなって、伝票だけ手渡しされたことがある。支払い伝票を持ったまま、ケーキを食べてコーヒーを飲めということなのだろうか。

こういう店に限って、伝票は立派なプラスチックのバインダーに挟まれて持ってくるから、結局、膝の上に伝票を置いたままで食事をしたのは、もはや笑い話である。とにかく空間が広いことは僕の絶対条件。人気カフェで満席だからという理由で、1人用テーブルに2人で案内されたことがあるけれど、こうなると、もう客を小馬鹿にしているとしか思えない。

椅子が安っぽい店はNG

椅子がファストフード店のように安っぽいプラスチックの店も遠慮したい。寛ぐために喫茶店まで出かけているんだから、寛げないような空間では喫茶店まで行く意味がないのだ。空間にお金をかけていない分、料金が安いのであれば、まだ納得もいくけれど、空間はイマイチで値段だけは一人前というお店も少なくない。

BGMの良くない店はNG

BGMのない店は論外だけれど、BGMがよろしくないお店も居心地が悪い。カフェというのは非日常的な空間でもあるのだから、BGMにもこだわりを持って、それなりにセンスの良い音楽を流してもらいたい。

喫煙できる店はNG

僕は煙草を吸わないから禁煙のお店にしか行かない。最近は喫煙できるお店が少なくなったせいか、一部のお店に喫煙者が集中していて、店中が煙草の煙でエラいことになっているお店もあるらしい。喫煙者のためのお店も必要だとは思うので、そういう店にはただ近寄らないことにしている。

態度の悪いスタッフはNG

態度の悪いスタッフがいる店にも近寄りたくない。常識を知らない店員は論外だけれど、いつも満席になっているような人気店だと、自分がエラいと勘違いしているような店員もいたりして始末に負えない。貴重な週末に、わざわざ気分を害する必要もないので、こういうスタッフを雇うような店には二度と行きたくないと考えてしまう。

注文の多い店はNG

やたら注文の多い喫茶店も嫌い。ああしろこうしろとか、あれはするなこれはするなとか、やたらと注意書きが掲示されているようなお店。落ち着かないし、なにかしらトラブルに巻き込まれそうな気がするので却下。

コーヒーとケーキのまずい店はNG

まず、ここまでがお店に入ったときの問題で、肝心のコーヒーとケーキの味は、ここから先の問題になる。正直に言って、ホスピタリティが悪いという時点で、もう喫茶店としては不合格なので、コーヒーを飲むまでもなくだめ出しをすることができる。そして、多くの喫茶店が、ここまでの時点でリピートなし決定となる。

万が一、ここまでで合格点を得られていたら、最後にコーヒーとケーキの勝負。コーヒーはハンドドリップが絶対条件で、ネルドリップが最高で、次がペーパードリップ。サイフォンは懐かしい雰囲気を楽しめるので嫌いじゃない。

コーヒーは基本的に深煎り派で、酸味よりもコクを重視。酸っぱい珈琲が出てきたらがっかりしてしまう。ブレンドコーヒーも選択肢を用意しておいてもらえると充実感があっていい。

ケーキはタルト派。季節のタルトがいつでも用意されているようなお店だったら最高。

安っぽい食器の店はNG

忘れちゃいけないのが食器問題で、安っぽい器で出されると、コーヒーの味までダウンしてしまうような気がする。別に難しく考える必要はないから、普通にウェッジウッドやロイヤルコペンハーゲンなどの安定のブランド品を使ってほしい。陶芸作家の作品もお店の雰囲気にマッチしているのであれば全然オーケー。

大切なのはホスピタリティ

ここまで分析してみると、自分の好きなカフェの姿が見えてくる。僕の好きなカフェは、テーブルとテーブルとの間隔がゆったりしていて、テーブルの上にも十分な広さがあって、椅子はできればソファ席で、あるいはゆったりとした木製チェアで、BGMはゆったりとした心地よい音楽で、もちろん禁煙で、スタッフは一見天然な感じの柔らかい雰囲気の女の子で、コーヒーはハンドドリップで、季節のタルトがいつでもあって、最後にあまり混雑していない、あるいは混雑していても混雑を感じさせないお店ということになる。

ほとんど現実的にあり得ないような気がするけれど、こういう僕のわがままなオーダーにも応えてくれるお店がちゃんとあるから不思議だ。こういうお店をいくつかストックしておくと、わざわざカフェ巡りなんてものに出かける行為さえもバカバカしくなってくる。貴重な休日の時間とお金を無駄にしたくはない。

ただ、カフェ選びのヒントみたいなものはある。例えば、ネルドリップでコーヒーを提供している店は、最初から客の回転効率を重視しているわけでもないだろうから、ゆったりとした空間づくりをしていることが期待できる。

こういうお店は、BGMやインテリアにもこだわっている場合が多くて、トータルでのホスピタリティは高い。お店の基本コンセプトを理解することで、客も自分に合った喫茶店を選ぶことができるというわけだ。

たかがカフェだと言われそうだけれど、週末のカフェは僕にとってのサードプレイス(自宅とオフィスに次ぐ第3の居場所)。快適な人生を送るためにも、喫茶店には妥協したくないと思う。

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KONTA
1967年生まれのバブル世代。80年代カルチャーしか勝たん。推しは仙道敦子。匂いガラスが欲しい。