文学鑑賞 庄野潤三「バングローバーの旅」アメリカと日本との間でさまよう夫婦の物語 2022/01/18(火) みづほ 文化系スノッブ 庄野潤三「バングローバーの旅」読了。 「バンクローバーの旅」は、1955年(昭和30年)4月、「文芸」に発表された短篇小説である。 …
文学鑑賞 小林秀雄「栗の樹」井伏鱒二「珍品堂主人」に登場する男が愛した酒と骨董 2022/01/16(日) みづほ 文化系スノッブ 小林秀雄「栗の樹」読了。 「珍品堂主人」の流れから、小林秀雄を読んでみる。 白洲正子のエッセイに書かれている「真贋」という随筆も入っ …
文学鑑賞 中村明「日本の一文 30選」井伏鱒二に永井龍男、小沼丹に庄野潤三、日本語っておもしろすぎる! 2022/01/16(日) みづほ 文化系スノッブ 中村明「日本の一文 30選」読了。 井伏鱒二「珍品堂主人」の登場人物のモデルが小林秀雄だという話は、本書の中にも登場している。 東 …
文学鑑賞 井伏鱒二「珍品堂主人」金持ちと美女に翻弄された骨董屋の泣き笑い 2022/01/16(日) みづほ 文化系スノッブ 井伏鱒二「珍品堂主人」読了。 本作「珍品堂主人」は、1959年(昭和34年)1月から9月まで『中央公論』に連載された長編小説である。 …
文学鑑賞 井伏鱒二「太宰治」どんなに迷惑をかけられても太宰のことが大好きだった 2022/01/15(土) みづほ 文化系スノッブ 井伏鱒二「太宰治」読了。 本作「太宰治」は、井伏鱒二の作品の中から、太宰治について書かれたものを収録したアンソロジーである。 1 …
文学鑑賞 安岡章太郎「良友・悪友」ホステスに文芸誌を読んだ「三番センター庄野潤三君」 2022/01/09(日) みづほ 文化系スノッブ 安岡章太郎「良友・悪友」の中に「三番センター庄野潤三君」という随筆が入っている。 まだ小説を書き出して間もないころ、安岡章太郎と吉行淳之介 …
文学鑑賞 飯田龍太「思い浮ぶこと」俳句と釣りを愛した俳人が綴る随筆という醍醐味 2022/01/08(土) みづほ 文化系スノッブ 飯田龍太「思い浮ぶこと」読了。 あとがきには「この随筆集は、前著『無数の目』についで、昭和四十七年の春から六ヶ年間に発表した雑文を纏め …
文学鑑賞 岩波文庫「中谷宇吉郎随筆集」戦後の混乱にも希望を棄てなかった物理学者 2022/01/03(月) みづほ 文化系スノッブ 岩波文庫「中谷宇吉郎随筆集」読了。 本書は、物理学者・中谷宇吉郎の精選随筆集である。 幅広い随筆を書いた中谷宇吉郎の特徴が分かるよう …
文学鑑賞 小泉信三「わが文芸談」慶應義塾の元塾長が遺した日本近代文学の講演録 2022/01/03(月) みづほ 文化系スノッブ 小泉信三「わが文芸談」読了。 本書は、1965年(昭和40年)10月から1966年(翌41年)にかけて行われた小泉信三による講義録であ …
文学鑑賞 成瀬桜桃子「久保田万太郎の俳句」十七文字の中に人生のドラマがあった 2022/01/02(日) みづほ 文化系スノッブ 成瀬桜桃子「久保田万太郎の俳句」読了。 あとがきには「俳句門下の一人として、三十三回忌を期して今まで書き綴ったものを一本にまとめて捧げ …