文学鑑賞 庄野潤三「ニューイングランドびいき」旅行記を超えた庄野文学の世界 2021/04/04(日) みづほ 文化系スノッブ 庄野潤三「ニューイングランドびいき」読了。 昭和32年から33年にかけて、アメリカのガンビアという村へ留学していた庄野さんは、帰国後『 …
文学鑑賞 庄野至「三角屋根の古い家」弟が見ていた終戦前後の庄野潤三 2021/04/04(日) みづほ 文化系スノッブ 庄野至に「三角屋根の古い家」という随筆がある。 庄野至は、庄野英二・潤三の末の弟であり、「三角屋根の古い家」というのは、幼少時代の彼ら …
文学鑑賞 庄野潤三「旅人の喜び」一線を越えそうで越えられない人妻の焦り 2021/04/04(日) みづほ 文化系スノッブ 庄野潤三「旅人の喜び」読了。 帯には「女性の真の幸福とは何か?」「『静物』の著者が全女性におくる傑作長編」と書かれている。 裏表紙に …
文学鑑賞 庄野潤三「水の都」庶民からの聞き書きで再現した戦前の大阪商人の暮らし 2021/04/04(日) みづほ 文化系スノッブ 庄野潤三『水の都』読了。 庄野文学のひとつの大きな流れとして「聞き書き小説」というジャンルがある。 自分の体験を書くのではなく、 …
文学鑑賞 阪田寛夫「帝塚山の文化」庄野貞一・英二・潤三の思い出を語る 2021/04/03(土) みづほ 文化系スノッブ 阪田寛夫『童謡の天体』の中に「帝塚山の文化」という一篇がある。 1995年10月5日、帝塚山学院高等部PTAの会での講演を再録したもの …
文学鑑賞 ヒュー・ロフティング「ドリトル先生アフリカゆき」庄野潤三夫妻も愛した冒険物語 2021/04/03(土) みづほ 文化系スノッブ 井伏鱒二訳「ドリトル先生アフリカゆき」読了。 庄野潤三の小説には、ヒュー・ロフティングの児童文学「ドリトル先生物語」シリーズが、よく登 …
文学鑑賞 阪田寛夫「どれみそら」会社員時代の庄野潤三 2021/03/28(日) みづほ 文化系スノッブ 阪田寛夫『どれみそら』を読んでいたら、会社員時代の庄野潤三の話が出てきた。 若き日の庄野さんを知る貴重なエピソードなので、ここに書き留めておきたい。 朝日放送の上司が庄野潤三 …
文学鑑賞 庄野潤三「ピアノの音」洗練された家族小説の行方 2021/03/27(土) みづほ 文化系スノッブ 庄野潤三『ピアノの音』読了。 久しぶりに、庄野さんの「夫婦の晩年シリーズ」を読んだ。 「夫婦の晩年シリーズ」というのは、庄野文学の後 …
文学鑑賞 庄野潤三「ガンビアの春」旅行と回想に、大学と市民の評伝が積み重なる 2021/03/21(日) みづほ 文化系スノッブ 庄野潤三『ガンビアの春』読了。 庄野夫妻が、ロックフェラー財団の給付奨学生(研究員)としてケニオン・カレッジで学ぶために渡米し、オハイ …
文学鑑賞 庄野潤三「文学交友録」仲間たちを語る言葉の中にある温かさ 2021/03/20(土) みづほ 文化系スノッブ 庄野潤三「文学交友録」読了。 帯文には「初めての文学的自叙伝」とある。 庄野文学に影響を与えた文学者たちが、庄野さんの回想によっ …