1980年代

真夜中ドラマ「ハイポジ」80年代のヒットソングに励まされる

2020年に放送された真夜中ドラマ『ハイポジ 1986年、二度目の青春。』。

ドラマでは、1980年代の邦楽がたくさん流れて、当時を知っている人にとっては、めっちゃ懐かしい番組だったのではないでしょうか。

1986年に大学一年生だった管理人も、『ハイポジ』には共感できる場面がたくさんありました。

ということで、今回は、深夜ドラマ『ハイポジ』で流れていた挿入歌を、全曲振り返ってみたいと思います。

アダルト向けの青春漫画『ハイポジ』

まずは『ハイポジ 1986年、二度目の青春。』というドラマについて。

このドラマは『ハイポジ』という漫画をドラマ化したものなので、最初に漫画版の『ハイポジ』について説明した方がいいと思います。

漫画『ハイポジ』は、双葉社の青年漫画雑誌「漫画アクション」で、2017年2号(同年1月5日発売)から2018年22号(同年11月6日発売)まで連載された作品で、作者は漫画家のきらたかしさん。

「漫画アクション」は、『ルパン三世』『じゃりン子チエ』『クレヨンしんちゃん』といった国民的な大ヒット作のほか、古谷三敏『BARレモンハート』や西岸良平『鎌倉ものがたり』などの人気作を掲載したことで知られている青年誌ですね。

作者のきらたかしさんは1970年生まれで、『Bバージン』で知られる漫画家・山田玲司さんのところでアシスタントをしていたそうです。

きらたかし『ハイポジ』双葉社きらたかし『ハイポジ』双葉社

漫画のあらすじとしては、冴えない中年サラリーマン(天野光彦)が、記憶も心も46歳のまま1986年にタイムスリップし、16歳の自分自身として高校生活を過ごすというもの。

高校には当時好きだった女の子(小沢さつき)や、後に結婚することになる女の子(司幸子)などがいて、冴えない高校生の天野は高校生活をやり直すわけですが、そこで青春のいろいろなドラマが起きてくるわけですね。

1986年に高校一年生という設定なので、当時のカルチャーがガンガン登場しています。

また、『タッチ』(あだち充)や『ビー・バップ・ハイスクール』(きうちかずひろ)といった、80年代の人気漫画に対するオマージュがところどころで出てくるのも、当時を知っている世代には懐かしいポイント。

ちなみに、作品名の『ハイポジ』は、上質なカセットテープ「ハイポジション」の略称に由来しています。

原作漫画でもCDラジカセが登場している原作漫画でもCDラジカセが登場している

ハイオクとかハイポジとか、ちょっと上質のものには「ハイ」という言葉が冠になる時代でした。

コミックスは全5巻。

漫画アプリでは、無料で読むこともできますよ。

テレビドラマ『ハイポジ 1986年、二度目の青春。』

さて、そんなアダルトな青春漫画『ハイポジ』がドラマ化されたのは、2020年のこと。

『ハイポジ 1986年、二度目の青春。』というタイトルで、BSテレ東「真夜中ドラマ」枠にて、2020年1月12日(11日深夜)から3月29日(28日深夜)まで放送されました(全12話)。

https://www.tv-osaka.co.jp/high-posi/

主人公の「天野光彦」に今井悠貴と柳憂怜、「小沢さつき」に黒崎レイナ、「司幸子」に鈴木絢音(乃木坂46)という配役で、特に主人公の「天野光彦」は、46才の天野と16才の天野が交互に登場するという、楽しい作りとなっています。

きらたかし『ハイポジ』双葉社きらたかし『ハイポジ』双葉社

1986年にタイムスリップしたという設定なので、当時流行していたカルチャーが次々に登場して、80年代を知っている世代には、懐かしい!と感じること間違いなしでしょう。

ヒロインの女子高生「小沢さつき」は、80年代に大人気アイドルだった斉藤由貴がモデルになっていると思われます。

斉藤由貴は「AXIA(アクシア)」というカセットテープのCMにも出演していたので、原作のタイトルからして、斉藤由貴へのオマージュだったのかもしれませんね。

テレビ大阪の真夜中ドラマ「ハイポジ 1986年、二度目の青春。」テレビ大阪の真夜中ドラマ「ハイポジ 1986年、二度目の青春。」

主題歌は、スリーピースロックバンド・SAKANAMONの「FINE MAN ART」という曲ですが、番組内では挿入歌として1980年代にヒットした邦楽が効果的に使われているのが特徴です。

今回は、『ハイポジ 1986年、二度目の青春。』で流れた80年代のJ.POPについて、ストーリー順に振り返ってみたいと思います。

第一話 翼の折れたエンジェル

風俗店で転んで頭を打った天野光彦は、気が付くと、16歳の自分に戻っていました。

ほとんど話をする友だちもいなかった高校時代。

天野は二度目の青春時代を悔いなく過ごすため、当時は遠くから眺めているだけだった憧れの女子生徒・小沢さつきに思い切って話しかけることを決意します。

あの頃、美少女・さつきもやっぱり友だちが少なくて、休み時間はいつも校舎の裏側で、一人でウォークマンを聴いていました。

そして、天野は、そんなさつきを木の陰からこっそりと覗いて見ているだけだったのですが、中身は46才の天野は、勇気を振り絞って「何を聴いているの?」と話しかけます。

すると、さつきは片側のイヤホンを天野に渡してくれて、天野はさつきと一緒に音楽を共有することになるのですが、このときに流れている音楽が、中村あゆみの「翼の折れたエンジェル」でした。

ドラマの舞台となっている1986年当時の「FM STATION」ドラマの舞台となっている1986年当時の「FM STATION」

「翼の折れたエンジェル」は、1985年に発売された3枚目のシングル曲で、「日清 カップヌードル」のCMソングに起用されたことから大ヒット曲となった作品です。

当時、中村あゆみは弱冠19歳の女の子でしたが、結果的に、この曲が自身最大のヒット曲となっています。

このほか、番組内では、EPOの「う、ふ、ふ、ふ、」が流れていますが、この曲は、資生堂化粧品の1983年春のキャンペーンCMソングに使用され、やはり大ヒット曲となりました。

コーラスに大貫妙子と安部恭弘が参加するなど、最近話題のシティ・ポップの名曲でもあります。

もう一曲、16才の自分をやり直すことになった天野の気持ちを表す場面で流れているのが、尾崎豊の「十七歳の地図(セブンティーンズ・マップ)」です。

1984年にリリースされた尾崎豊2枚目のシングルで、数ある尾崎の楽曲の中で、今なお代表曲のひとつとなっています。

第二話 ONEWAY GENERATION

不良にからまれた天野は、憧れの美少女・さつきに助けられますが、この回では、1980年代の不良カルチャーに思いきり光が当たっています。

『積み木崩し』や『不良少女と呼ばれて』といった、当時の学園ドラマの話題の中で流れる麻倉未稀の「ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO」は、テレビドラマ『スクール・ウォーズ』の主題歌としてヒットした曲です。

校舎内をバイクで走りまわるなど、80年代の「荒れた学校」「校内暴力」を象徴するサブカルチャーが、1984年放送開始の『スクール・ウォーズ』でした。

あれから40年近い時が経ちますが、あの頃、学校で暴れていた不良の人たちって、どんな人生を送っているのでしょうか、、、

椎名恵の「今夜はANGEL」も、テレビドラマ『ヤヌスの鏡』(1985年放送開始)の主題歌としてヒットした作品です。

うしろゆびさされ組の「うしろゆびさされ組」も流れていました。

天野がタイムスリップした1986年は、フジテレビ『夕やけニャンニャン』絶頂期で、前年にデビューした高井麻巳子と岩井由紀子(ゆうゆ)の2人組ユニット「うしろゆびさされ組」も大人気の時代でした。

『ハイポジ』きらたかし『ハイポジ』きらたかし

ドラマ中で、後に天野と結婚することになる堤幸子(鈴木絢音)が、やたらに「SAILORS(セーラーズ)」の服を着て登場していますが、これもおニャン子クラブから社会現象とまでなったファッションアイテムのひとつ。

ちなみに「うしろゆびさされ組」は、テレビアニメ『ハイスクール!奇面組』のオープニングテーマに起用されています。

さて、第二話のサブタイトルとなっている「ONEWAY GENERATION」は、1987年に発売された本田美奈子のシングル曲です。

田村正和主演のTBS系ドラマ『パパはニュースキャスター』(1987年放送開始)の主題歌でしたが、16才の天野が暮らしている1986年には、この曲はまだ発表されていないのでご注意を、、、

第三話 JINGI 愛してもらいます

未来の妻となる幸子を、初対面から呼び捨てにしてしまった天野は、娘の美優が生まれてくる将来を変えてはならないと苦労しながら、復讐に学校まで乗り込んできた他校の不良たちに、一人で立ち向かっていきます。

TM NETWORKの「Get Wild」は1987年発売なので、これもちょっとフライング。

ちなみに、「Get Wild」は、テレビアニメ『シティーハンター』のエンディングテーマとして使われた曲です。

オフコースの「言葉にできない」は、1982年発売のシングル曲。

1980年代前半のオフコースは、「さよなら」「Yes-No」「時に愛は」「I LOVE YOU」「愛の中へ」「言葉にできない」「YES-YES-YES」と、次から次へとヒット曲を量産していましたね。

カセットテープ「AXIA」のCNに出ていた斉藤由貴カセットテープ「AXIA」のCNに出ていた斉藤由貴

サブタイトルにもなっている「JINGI・愛してもらいます」は、1986年に発表された中山美穂のヒット曲です。

この曲は、中山美穂が主演した映画『ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎哀歌』の主題歌で、当時のヤンキー・カルチャーを象徴するアイドルソングでもありました。

番組中で、天野のクラスメートが、他校の不良から「ボンタン狩り」に遭うシーンが出てきますが、これは映画『ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎哀歌』のパロディ。

第四話 ROMANTICが止まらない

短大生の姉・靖子の彼氏であるビジネスマン、「下妻」(山中崇)が初登場となる第四話では、高校生の天野がボディコンのお姉さんとセックスしてしまうなど、かなりバブリーな展開を見せます。

「ダンシング・ヒーロー (Eat You Up)」は、もちろん、荻野目洋子の大ヒット曲。

当時、コンサートでも短い時間に2回も歌っていました(笑)

「つ・き・あ・い・た・い」は、忌野清志郎率いるRCサクセションの人気ナンバー。

石井明美の「CHA-CHA-CHA」は、テレビドラマ『男女7人夏物語』(1986年放送開始)の主題歌にもなり、大ヒットしました。

飲み屋のお姉ちゃんに「明石家さんまと大竹しのぶは結婚するんだよ」と言っても、まったく信用してもらえないシーンがおかしい(笑)

酔っぱらった天野が踊りながら歌っているのが、チェッカーズの「あの娘とスキャンダル」。

チェッカーズ主演の映画『CHECKERS IN TAN TAN たぬき』の主題歌としてヒットしましたね。

ベッドシーンで流れるのは、C-C-Bの「Romanticが止まらない」。

テレビドラマ『毎度おさわがせします』(1985年放送開始)の主題歌で、当時の中山美穂は本当に最強のアイドルという感じがしたものです。

第五話 ONLY YOU

不良とのトラブルを下妻さんに解決してもらった天野は、さつきが働いている喫茶店「ひまわり」で、一緒にアルバイトすることを決意します。

「ほらね、春が来た」は、うしろ髪ひかれ隊が1988年に発表したシングル曲で、1986年という時代設定を考えると、ちょっと先取りしすぎな感じ。

テレビアニメ『ついでにとんちんかん』(1987年放送開始)のオープニングテーマでした。

南野陽子の「話しかけたかった」も、1987年発表のシングル曲。

振り返ってみると、この頃がナンノの全盛期だったのかもしれませんね。

『ハイポジ』きらたかし『ハイポジ』きらたかし

日本テレビスポーツのテーマ(NTVスポーツのテーマ)「スポーツ行進曲」は、ジャイアント馬場率いる全日本プロレスのオープニングテーマでもありました。

「猫舌ごころも恋のうち」は、うしろゆびさされ組のヒット曲で、1986年発売。

時代性ということもあるんでしょうが、このドラマでは、おニャン子クラブ系列の曲が、やたらと使われていました。

サブタイトルの「ONLY YOU」は、もちろんBOØWYの代表曲です。

シングルは1987年発売ですが、1986年発売のアルバム『BEAT EMOTION』からのリカットだったので、これはセーフかと(笑)

BOØWYサウンドの真骨頂であり、解散までのすべてのライブにおいて演奏されたという、本当の意味でのBOØWYの代表曲でした。

第六話 ガラスのジェネレーション

さつきと仲良くなりかけたと思ったら、幸子からも急接近されて、天野の青春は、どんどんと混迷の深みへとハマっていきます。

「栞のテーマ」は、1981年に発表された、サザンオールスターズのシングル曲で、映画『モーニング・ムーンは粗雑に』でも挿入歌として使われました。

THE BLUE HEARTSの「人にやさしく」は、インディーズ時代のブルーハーツの作品で、1987年発表。

ブルーハーツのメジャーデビューは1987年だから、1986年当時にブルーハーツを知っているのは、通のパンクファンだけだったのでは、、、

「恋におちて -Fall in love-」は、小林明子が1985年に発表したシングル曲で、テレビドラマ『金曜日の妻たちへIII・恋におちて』の主題歌として起用されました。

中身は46歳の高校生・天野君が、46才の人妻と一夜限りの肉体関係を結んでしまうのも、やはり、金妻の時代ということでしょうか(笑)

「-3℃」は、ゆうゆこと岩井由紀子のソロシングル(おニャン子が多いぞー)。

ゆうゆはソロデビュー曲の「天使のボディーガード」が好きだったなあ。

ちなみに、どちらも1987年発売の作品です。

そして、サブタイトルになっているのが、佐野元春の「ガラスのジェネレーション」。

1980年に発表された、佐野元春2枚目のシングル曲で、80年代の幕開けを告げるような、新しいタイプの日本語のロックナンバーでした。

きらたかしさんのイラストが美しすぎる『ハイポジ』きらたかしさんのイラストが美しすぎる『ハイポジ』

第七話 フレンズ

幸子たちとダブルデートを楽しんだ翌日、学校をさぼって、さつきとのデートを楽しむ天野。

『めぞん一刻』の五代君ばりに優柔不断な二股状態へと突入していきます。

「夢の中へ」は、井上陽水のヒット曲を斉藤由貴がカバーしたもので、テレビドラマ『湘南物語』(1989年放送開始)の主題歌として使われました。

『ふられ気分でRock’n’ Roll』は、女性ロックシンガーTOM★CATのデビューシングル。

イエロー・マジック・オーケストラの「君に、胸キュン。 (浮気なヴァカンス)」は、1983年のシングル曲。

天野が幸子のために作ったプレイリスト(カセットテープ)の一曲目に入っていて、幸子をますます、その気にさせる原因ともなりました(笑)

BARBEE BOYSの「なんだったんだ?7DAYS」は、1986年のシングル曲。

当時、バービーは、オシャレなお姉さんたちに絶大な人気を誇るバンドでしたね。

トレンディなお姉さんと仲良くなるときのマスト・アイテムだったような気がします。

幸子からもらったプレイリスト(カセットテープ)に入っていたのが、サブタイトルにもなっている、レベッカの「フレンズ」。

1985年発売のシングル曲で、当時の女の子たちに大人気のナンバーでした。

1980年代後半の青春を代表する重要曲だと思います。

第八話 悲しみにさよなら

単身赴任の父が帰ってきて、二人で話をするシーンが印象的な第八話。

ちなみに、天野の父役は、46才の天野を演じている柳憂怜。

夜中にみんなで家族写真を撮る場面が良かったなあ(後で重要な伏線であることが分かります)。

「セーラー服を脱がさないで」は、1985年に発売された、おニャン子クラブのデビュー曲(おニャン子多いぞー)。

ジューシィ・フルーツのデビュー・シングル「ジェニーはご機嫌ななめ」は、1980年のヒット曲。

「君は天然色」は、もちろん、大瀧詠一の大ヒットナンバーですね(1981年発売)。

そして、サブタイトルの「悲しみにさようなら」は、1985年にリリースされた安全地帯のシングルヒット曲でした。

第九話 恋の予感

優柔不断な三角関係が、とうとう崩壊してしまう第九話。

二股でも三角関係でも、青春時代って本当にいいですね(笑)

さて、「恋のロープをほどかないで」は新田恵利のソロシングル(おニャン子~)。

中山美穂の「色・ホワイトブレンド」は、1986年発売で、資生堂「’86春キャンペーン」のCMソングでした。

「I Don’t Know!」は、1987年に発売されたBebeのシングル曲で、テレビドラマ『アナウンサーぷっつん物語』(1987年放送開始)の主題歌として使われています。

唐突に出てくるクラッシュギャルズの「炎の聖書」は、彼女たちのデビュー曲。

幸子の親友「丸尾佳代」(めがね)は、全日本女子プロレス入団を目指して練習していますが、長与千種とライオネス飛鳥のタッグチーム「クラッシュギャルズ」は、当時のプロレス女子に絶大なる人気を誇っていましたね。

テレビドラマ『毎度おさわがせします』にも、準レギュラーとして登場するなど、知名度は抜群。

長与千種と前田日明のツーショットというのも、当時のプロレス雑誌のひとつの定番になっていました(笑)

サブタイトルは、安全地帯の「恋の予感」。

第八話「悲しみにさようなら」に続いての安全地帯でした。

第十話 YES MY LOVE

二股に耐えきれない幸子は新しい彼氏を見つけ、天野はさつきとの距離を縮めようと努力しますが、ドラマの最初に登場していたビーバップな不良2人組が再び登場して、さつきを監禁、レイプしようとします。

身体を張った天野は、根性だけでさつきを救おうと、ヤンキーたちに立ち向かっていきますが、、、

小泉今日子の「The Stardust Memory」は、1984年発売のシングル曲。

この頃のキョンキョンは、普通のアイドルとはちょっと違う勢いみたいなのがありましたね。

自身主演の映画『生徒諸君!』(1984年)の主題歌でもありました。

少年隊の「ABC」は、1987年のシングル曲。

そして、サブタイトルにもなっている「YES MY LOVE」は、1982年にヒットした矢沢永吉のロックバラードです。

矢沢永吉が出演する『’82 コカ・コーラ』CMイメージ・ソングとして有名で、「♪YES COKE YES~」と歌っていたのが印象的です。

カッコいい曲だけど、1986年の高校生には、もう懐メロだったような気はしますが、、、

第十一話 SWEET MEMORIES

ヤンキーにボコボコにされながらも、どうにかさつきを救った天野。

身体を張って自分を助けてくれた天野を見て、さつきは「自分は未来からタイムスリップしてきた」という、天野の信じられない話を信じてみようと決心します。

そして、さつきが天野の部屋を訪れていた、ちょうどそのとき、天野の容態が急変して、、、

「いとしのエリー」は、サザンオールスターズの代表曲ですね(1979年発売)。

この後、番組では時代の流れを辿るように、バブルガム・ブラザーズの「WON’T BE LONG」(1990年)、モーニング娘。の「LOVEマシーン」(1999年)、GReeeeNの「キセキ」(2008年)と、各年代を代表するような音楽が流れます。

はっきり言って、ドラマの筋書きとは関係ありませんが、これはこれでおもしろかったです(笑)

サブタイトルは、松田聖子の「SWEET MEMORIES」。

サントリーCANビールのCMソングとしても有名で、今もなお、松田聖子の代表曲と一つとして親しまれている名曲です。

第十二話 MY REVOLUTION

最終話「MY REVOLUTION」は、現代に戻った46才の天野の物語です。

なんとか一命を取り留めた天野は、妻の幸子(いしのようこ)と離婚、会社もリストラされたため、介護の資格を取得して、新しい人生を歩き始めようとしています。

かつて、さつきが働いていた喫茶店「ひまわり」も今はなく、新しい職場を探し求めて歩いているとき、天野は、新しい介護施設「ひまわり」と出会います。

そして、そこで再会したのは、、、

「スローなブギにしてくれ (I want you)」は、南佳孝のヒット曲で、片岡義男原作の角川映画『スローなブギにしてくれ』(浅野温子主演、1981年)の主題歌でもありました。

1986年にはカセットテープだった音楽媒体が、現代ではCDになっています。

中森明菜の「セカンド・ラブ」は、1982年のヒット曲。

そして、最後に登場するのが、渡辺美里の「My Revolution」です。

1986年に発売された、渡辺美里最大のヒット曲ですが、テレビドラマ『セーラー服通り』(1986年放送開始)の主題歌としても使われました。

「♪明日を変えることさ~」というフレーズは、46才になった天野へのメッセージでもあります。

妻と離婚し、会社をリストラされた、冴えない中年男性が、今また自分を変えようと歩き始める。

このドラマは、そんなメッセージを込めた番組なんだと思いました。

そう考えると、渡辺美里の「MY REVOLUTION」は、永遠の励ましソングなのかもしれませんね。

明日を変えるために、すべての世代の人たちに向けて。

まとめ

ということで、以上、今回は、深夜ドラマ『ハイポジ 1986年、二度目の青春。』に登場する1980年代の名曲を一挙にご紹介しました。

ちょっと、おニャン子クラブ関係が多いような気はしますが、現代の若い世代にも聴いてほしい名曲も、たくさんありましたね。

管理人のスマホには、『ハイポジ』の挿入歌を集めたプレイリストが入っていて、辛くなりそうなときに聴いて自分を励ましています(笑)

サブスクで何でも聴けるなんて、便利な時代だけれど、それが80年代と比べて幸せかどうかっていうこととは、もしかすると、別の問題のことなのかもしれませんね。

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kels
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