音楽

SIONと福山雅治「たまには自分を褒めてやろう」疲れた心に寄り添ってくれる優しい励ましソング

やっかいなプロジェクトがひとつ終了しました。

ここ一か月は満足に休みもなく、ロクに寝てないけど、とりあえず達成感、、、

こんなとき、人は「たまには自分を褒めてあげよう」と思うのでしょうか。

久しぶりに、SIONと福山雅治のシングル『たまには自分を褒めてやろう』を聴いています。

地味かもしれないけれど、めっちゃ名曲ですよ。

SIONと福山雅治

SION、1960年生まれ、今年62歳。

福山雅治、1969年生まれ、今年53歳。

およそ10歳近く年齢が離れているのに、なぜか仲良しなのが、この二人です。

もう少し詳しく説明すると、SIONのメジャーデビューは1986年。

浜田省吾のアルバム『J.Boy』がヒットチャート1位を獲得したこの年、福山雅治は、長崎県立長崎工業高等学校の2年生でした。

石橋凌率いるパンクバンド<ARB>やTHE MODS、長渕剛なんかの影響を受けながら、音楽の道を志した福山は、1990年に21歳でプロデビュー。

やがて、1994年、初めてランキング1位を獲得したシングル『IT’S ONLY LOVE』のカップリングとして、福山は敬愛するミュージシャンSIONの名曲『SORRY BABY』をカヴァー録音します。

福山雅治『IT'S ONLY LOVE』のカップリングが『SORRY BABY』だった福山雅治『IT’S ONLY LOVE』のカップリングが『SORRY BABY』だった

この『SORRY BABY』は、ダイドー・ブレンドコーヒーのCMソングとして起用され、大きな注目を集めました。

おそらく、当時のSIONの楽曲の中で、この『SORRY BABY』は、最も世間に知られている作品だったのではないでしょうか(なにしろ、SIONの知名度は高くなかった)。

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一躍、大スターとなった福山雅治は、ミュージシャンズ・ミュージシャンとも言えるSIONとの交流を深め、2005年6月、とうとうSIONと二人でシングルを発表します。

それが『たまには自分を褒めてやろう』でした。

『たまには自分を褒めてやろう』誕生秘話

SIONと福山雅治『たまには自分を褒めてやろう』は、SIONのデビュー20周年記念としてリリースされたシングル曲で、ゲストボーカルとギター担当という形で、福山雅治が参加しています。

SIONと福山雅治『たまには自分を褒めてやろう』SIONと福山雅治『たまには自分を褒めてやろう』

作品を聴くと分かりますが、実質的にはSIONのソロ曲で、福山は「コーラスを入れているな」という程度の参加度合い。

だけど、福山雅治の名前が入っていることで、この曲は、オリコンチャート14位まで入るヒット曲となりました。

普段、目立った活動をしたがらないSIONですが、このときは、福山雅治が積極的に声をかけて、コラボレーションの実現に漕ぎつけたそうです。

福山にしてみると、尊敬するSIONに、シングルヒットを一曲プレゼントしてあげたかったのかもしれませんね。

『たまには自分を褒めてやろう』全歌詞

作詞/作曲 SION、編曲 福山雅治

お前もよくやってると
たまにゃ自分をちゃんと褒めてやろう
くさらず頑張ってると
たまにゃ自分をちゃんと褒めてやろう

相変わらず俺の頭はガキで
大げさに天国と地獄を行ったり来たり
動く歩道を反対から歩いてる感じだ
いくら歩いても進まない

だけどあなたの一言で
俺はどこまでも行ける

お前もよくやってると
たまにゃ自分をちゃんと褒めてやろう
くさらず頑張ってると
たまにゃ自分をちゃんと褒めてやろう

こう見えてもわりと繊細なんだぜ
ガラスほどもろくはないにしても
心にはない白旗を上げたい夜も
一度や二度じゃきかない

それでもあなたの一言で
俺はどこまでも行ける
そうさあなたの一言で
俺はどこまでも行ける

お前もよくやってると
たまにゃ自分をちゃんと褒めてやろう
くさらず頑張ってると
たまにゃ自分をちゃんと褒めてやろう
たまにゃ自分をちゃんと褒めてやろう
たまにゃ たまにゃ ちゃんと褒めてやろう

(よしよし)

『たまには自分を褒めてやろう』の魅力

SIONと福山雅治『たまには自分を褒めてやろう』という曲のポイントは、二つあると思います。

ひとつは、作品タイトルにもなっているように、徹底的な自己肯定感です。

SIONは、地道に歌い続けてきたミュージシャンで、ビッグヒットがあるわけでなく、ドームコンサートを開催するわけでもなく、ただ、ひたすらに歌い続けてきました。

「♪動く歩道を反対から歩いてる感じだ、いくら歩いても進まない~」「♪心にはない白旗を上げたい夜も、一度や二度じゃきかない~」は、おそらく、SIONの本音でしょう。

何もかも投げ出してしまいたいことが、何度もあったはずです。

だけど、SIONは歌い続けてきた。

そんな自分を、ただただ褒めてやりたい、というのが、この曲の大きなテーマです。

人は結局のところ、自分のことは自分自身で守るしかない。

だとしたら、少なくとも自分くらいは、自分を褒めてやりてえなあと、SIONは思ったのかもしれませんね。

自己満足感ではなく自己肯定感。

SIONには、もともと、そんな歌が多いのですが、デビュー20周年のこの曲は、そんな自己肯定感に満ち溢れています。

SIONの歌は、疲れた心に寄り添ってくれるSIONの歌は、疲れた心に寄り添ってくれる

もうひとつのポイントは「♪だけどあなたの一言で、俺はどこまでも行ける~」のフレーズです。

「あなた」というのは、例えば、福山雅治のことかもしれません。

音楽を辞めてしまいたい夜もあった。

だけど、福山が「SIONさん、今度のアルバム、最高ですね」と言ってくれる。

そんな繰り返しで、SIONは、音楽を続けてきたのではないでしょうか。

もちろん、SIONには、そんな「ひとこと」をかけてくれるファンが、たくさんいたはずです。

だから、この曲は、20年間自分を支えてくれたファンへの、サンキュー・メッセージでもあるのです。

サウンド的には、福山雅治のアコースティックギターをメインに据えた、フォークロック・スタイル。

疲れた心に寄り添ってくれる、そんな優しい励ましソングです。

時代を超えて、聴き継がれていってほしいですね。

まとめ

ということで、以上、今回は、SIONと福山雅治のコラボ『たまには自分を褒めてやろう』をご紹介しました。

SIONは地味なミュージシャンですが、良い曲が、本当にたくさんあります。

福山雅治とのコラボ、これからも期待したいですね。

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kels
バブル世代のビジネスマン。読書と音楽鑑賞が趣味のインドア派です。お酒が飲めないコーヒー党。洋服はアーペーセーとマーガレット・ハウエルを愛用しています。