大人になってもアイドルの歌を聴くことがあるんだ。
そう思ったの
アイドルグループ<乃木坂46>
今回は、珍しくアイドルグループのお話です。
自意識過剰な文学少年は僕自身だった
そのとき、僕は46歳で、
あるいは、高校3年生の娘が観てい
高校を卒業して以来、ア
いや、もっと正確に言うと、僕は中学生のときも高校生のときも、<アイドル歌手>に興味を持っ
ただ、
「バレッタ」は純粋に楽曲としていいなと思った。
それは、図書
図書室の片隅で女の子たちが何やら内緒話をしている。
何の
本を読む振りをしながら、<僕>は女の子たちをチラ見しては、唇
もしかして<僕>の噂話をしている?
いや、そんなことはないだろう。
あいつらのことだから、クラスでカッコイイ男子は誰なのかとか、きっと、そんな話で盛り上がっているに決まっている。
だけど、もしかして、、、
たったそれだけの歌なのに、
図書室、
彼女らは、も
当然、その中には<
偶然に目が合ったと
たった、それだけのことさえも
それは、もちろ
だけど、そんな妄想が、高校生の男子
そして、実際に僕自身こそが、まさしくそんな男
懐かしいじゃないか、と僕は思った。
図書室も、
僕は<乃木坂46>について何も知らない
それにしても。
生々しくなくて、
乃木坂46っていいなと思ったのは、このときだったと思う。
もっとも、僕は<乃木坂46>について、何かを知っていたわけではないし、今も何も知らない。
何人で構成されたグループなのか。
どの女の子がリーダーなのか(そもそもリーダーっているのか?)。
大体、メンバーの個別認識ができていないし(みんな一様にかわいい)、考えてみると、メンバーの名前だってまったく分からない
僕はテレビを観ないから、芸能人の顔とか名前とか、そういうことに関する知識が、まったくないのだ。
結局、僕は、乃木坂46の音楽が好きだから、彼女たちのCDを買っている、ということになる。
その歌を歌っているのが、たまたまかわいい女の子たちだったというだけのことだ(本当だろうか)。
まあ、確かなことと言えば、彼女たちは僕に<懐かしい何か>を思い出させてくれるということだろう。
ひとりぼっちの図書室で、アメリカ文学なんかに夢中になっていた高校生活。
そして、54歳になった今も僕は、自意識過剰な文学オタクのままだ。
人間って、いくつになっても変わらないってことですね。