読書 安藤鶴夫「雪まろげ」東京の匂いがプンプン漂う昭和の名作随筆集 2023/02/04(土) みづほ 文化系スノッブ 安藤鶴夫「雪まろげ」読了。 本作「雪まろげ」は、1964年(昭和39年)に刊行された随筆集である。 この年、著者は56歳だった。 …
読書 松村由利子「少年少女のための文学全集があったころ」息をもつかせぬ児童文学うんちく攻撃 2023/02/02(木) みづほ 文化系スノッブ 松村由利子「少年少女のための文学全集があったころ」読了。 本書は、2016年(平成28年)に刊行されたエッセイ集である。 児童文学に …
読書 小島信夫「アメリカン・スクール」劣等感と自虐に満ちた敗戦国民の逆切れ 2023/01/29(日) みづほ 文化系スノッブ 小島信夫「アメリカン・スクール」読了。 本作「アメリカン・スクール」は、『文學界』1954年(昭和29年)9月号に発表された短編小説で …
読書 ヘレーン・ハンフ「チャリング・クロス街84番地」イギリス文学が築いた友情 2023/01/24(火) みづほ 文化系スノッブ ヘレーン・ハンフ「チャリング・クロス街84番地」読了。 本書は、1970年(昭和45年)にアメリカで刊行された書簡集である。 こ …
読書 有馬頼義「終身未決囚」人生に翻弄される庶民をとらえた巧みな人間小説 2023/01/20(金) みづほ 文化系スノッブ 有馬頼義『終身未決囚』読了。 本書『終身未決囚』は、1954年(昭和29年)に自費出版で刊行された、処女作品集である。 この年、 …
読書 石原慎太郎「太陽の季節」成熟不良の少年たちを生み出した戦後社会の責任 2023/01/15(日) みづほ 文化系スノッブ 石原慎太郎「太陽の季節」読了。 本作「太陽の季節」は、1955年(昭和30年)7月号の『文学界』で新人賞受賞作として発表された短編小説 …
読書 田中小実昌「浪曲師朝日丸の話」不器用な男たちの共鳴する悲しみ 2023/01/15(日) みづほ 文化系スノッブ 田中小実昌「浪曲師朝日丸の話」読了。 本作「浪曲師朝日丸の話」は、1971年(昭和46年)6月の『小説現代』に発表された短編小説である …
読書 源氏鶏太「英語屋さん」生きづらさを抱えたビジネスマンとの付き合い方 2023/01/14(土) みづほ 文化系スノッブ 源氏鶏太「英語屋さん」読了。 本作「英語屋さん」は、1951年(昭和26年)の『週刊朝日』に発表されたサラリーマンものの短編小説である …
読書 青柳瑞穂「ささやかな日本発掘」骨董品の蒐集に託された祖国を愛する気持ち 2023/01/14(土) みづほ 文化系スノッブ 青柳瑞穂「ささやかな日本発掘」読了。 本作「ささやかな日本発掘」は、1960年(昭和35年)に刊行された初めての随筆集である。 …
読書 若林勝「ズリ山」北海道空知地方の産炭地・赤平の発展と衰退を綴った炭鉱児童文学 2023/01/14(土) みづほ 文化系スノッブ 若林勝「ズリ山」読了。 本作「ズリ山」は、1970年(昭和45年)に牧書店「新少年少女教養文庫」シリーズから刊行された児童向けの長編小 …