読書体験 庄野潤三「ぎぼしの花」熟練の技術が際立つ<庄野文学の精髄>人生の随筆集 2025/02/16(日) kels 文化系スノッブ 庄野潤三「ぎぼしの花」読了。 本作「ぎぼしの花」は、1985年(昭和60年)4月に講談社から刊行された随筆集である。 この年、作 …
読書体験 井伏鱒二「荻窪風土記」庶民として生きた作家の最もリアルな自伝的エッセイ 2025/02/16(日) kels 文化系スノッブ 井伏鱒二「荻窪風土記」読了。 本作「荻窪風土記」は、1982年(昭和57年)11月に新潮社から刊行された長篇随筆である。 この年 …
映画体験 『ホットドッグ・プレス』映画「風の歌を聴け」大森監督と原作者(村上春樹)の対談を読み解く 2025/02/15(土) kels 文化系スノッブ 初めて映画化された村上春樹の作品は、デビュー作『風の歌を聴け』(1979)。 公開は1981年(昭和56年)12月で、監督は大森一樹だ …
読書体験 スウィフト「ガリヴァー旅行記」人間否定の異世界転生体験が伝えたかったこと 2025/02/15(土) kels 文化系スノッブ ジョナサン・スウィフト「ガリヴァー旅行記」読了。 本作「ガリヴァー旅行記」は、1726年10月、イギリスのモットから刊行された長篇小説 …
読書体験 『週刊プロレス』2.3札幌で長州力戦をぶち壊された藤波辰巳の青春タイトルマッチ 2025/02/11(火) kels 文化系スノッブ 中島公園にあった「中島スポーツセンター」は、かつて、プロレスの聖地として知られていた。 とりわけ、有名な試合は、1984年(昭和59年 …
音楽体験 真冬の札幌キノカフェ「友部正人・完全生音ライブ」ギターとブルースハープの衝撃 2025/02/11(火) kels 文化系スノッブ 札幌「キノカフェ」で、友部正人のライブに参加してきた。 友部正人「銀座線を探して」発売記念完全生音ライブ。 マイクもアンプもスピ …
読書体験 渡辺淳一「阿寒に果つ」天才少女画家の実在モデル(加清純子)の生き急いだ青春 2025/02/09(日) kels 文化系スノッブ 渡辺淳一「阿寒に果つ」読了。 本作「阿寒に果つ」は、1973年(昭和48年)11月に中央公論社から刊行された長篇小説である。 こ …
読書体験 『週刊朝日』村上春樹が谷崎潤一郎賞受賞パーティーで女性作家に囲まれていた件 2025/02/08(土) kels 文化系スノッブ 『週刊朝日』1985年(昭和60年)11月1日号のグラビアに、村上春樹の写真が掲載されている。 見出しは「ほんとは『オバさんキラー』。 …
読書体験 ドストエフスキー「罪と罰」史上最強の名作は「生きることの可能性」を伝えたかった 2025/02/08(土) kels 文化系スノッブ フョードル・ドストエフスキー「罪と罰」読了。 本作「罪と罰」は、1866年に刊行された長篇小説である。 この年、著者は45歳だっ …
音楽体験 パーランマウム「僕の右手」は失われたアイデンティティの象徴だった 2025/02/08(土) kels 文化系スノッブ 今から20年前の2005年(平成17年)。 女子高生の歌うブルーハーツが話題となった。 リンダリンダ、終わらない歌、僕の右手、、 …
読書体験 庄野潤三「ぎぼしの花」熟練の技術が際立つ<庄野文学の精髄>人生の随筆集 2025/02/16(日) kels 文化系スノッブ 庄野潤三「ぎぼしの花」読了。 本作「ぎぼしの花」は、1985年(昭和60年)4月に講談社から刊行された随筆集である。 この年、作 …
読書体験 井伏鱒二「荻窪風土記」庶民として生きた作家の最もリアルな自伝的エッセイ 2025/02/16(日) kels 文化系スノッブ 井伏鱒二「荻窪風土記」読了。 本作「荻窪風土記」は、1982年(昭和57年)11月に新潮社から刊行された長篇随筆である。 この年 …
読書体験 スウィフト「ガリヴァー旅行記」人間否定の異世界転生体験が伝えたかったこと 2025/02/15(土) kels 文化系スノッブ ジョナサン・スウィフト「ガリヴァー旅行記」読了。 本作「ガリヴァー旅行記」は、1726年10月、イギリスのモットから刊行された長篇小説 …
読書体験 『週刊プロレス』2.3札幌で長州力戦をぶち壊された藤波辰巳の青春タイトルマッチ 2025/02/11(火) kels 文化系スノッブ 中島公園にあった「中島スポーツセンター」は、かつて、プロレスの聖地として知られていた。 とりわけ、有名な試合は、1984年(昭和59年 …
読書体験 渡辺淳一「阿寒に果つ」天才少女画家の実在モデル(加清純子)の生き急いだ青春 2025/02/09(日) kels 文化系スノッブ 渡辺淳一「阿寒に果つ」読了。 本作「阿寒に果つ」は、1973年(昭和48年)11月に中央公論社から刊行された長篇小説である。 こ …
読書体験 『週刊朝日』村上春樹が谷崎潤一郎賞受賞パーティーで女性作家に囲まれていた件 2025/02/08(土) kels 文化系スノッブ 『週刊朝日』1985年(昭和60年)11月1日号のグラビアに、村上春樹の写真が掲載されている。 見出しは「ほんとは『オバさんキラー』。 …
読書体験 ドストエフスキー「罪と罰」史上最強の名作は「生きることの可能性」を伝えたかった 2025/02/08(土) kels 文化系スノッブ フョードル・ドストエフスキー「罪と罰」読了。 本作「罪と罰」は、1866年に刊行された長篇小説である。 この年、著者は45歳だっ …
読書体験 村上陽子「風のなりゆき」村上春樹夫人のヨーロッパ紀行写真集に夫は登場しない 2025/02/02(日) kels 文化系スノッブ 村上陽子「風のなりゆき」読了。 本作「風のなりゆき」は、1991年(平成3年)2月にリブロポートから刊行された写真集である。 こ …
読書体験 太宰治『晩年』小説が好きすぎて狂った男たちはデフォルメされた自画像だった 2025/02/01(土) kels 文化系スノッブ 太宰治『晩年』読了。 本作『晩年』は、1936年(昭和11年)6月に砂子屋書房から刊行された短篇小説集である。 この年、著者は2 …
読書体験 檀一雄「小説 太宰治」女郎屋通いで育まれた若き作家たちの友情 2025/01/26(日) kels 文化系スノッブ 檀一雄「小説 太宰治」読了。 本作「小説 太宰治」は、1964年(昭和39年)に審美社から刊行された長篇小説である。 この年、著 …
音楽体験 真冬の札幌キノカフェ「友部正人・完全生音ライブ」ギターとブルースハープの衝撃 2025/02/11(火) kels 文化系スノッブ 札幌「キノカフェ」で、友部正人のライブに参加してきた。 友部正人「銀座線を探して」発売記念完全生音ライブ。 マイクもアンプもスピ …
音楽体験 パーランマウム「僕の右手」は失われたアイデンティティの象徴だった 2025/02/08(土) kels 文化系スノッブ 今から20年前の2005年(平成17年)。 女子高生の歌うブルーハーツが話題となった。 リンダリンダ、終わらない歌、僕の右手、、 …
音楽体験 シューベルト『冬の旅』失恋男子が歌うセンチメンタル・ジャーニー聴き比べ 2025/02/02(日) kels 文化系スノッブ シューベルト『冬の旅』なら、ディースカウとムーアのコンビが定番。 特に、1962年(昭和37年)に録音されたものがいい。 古いS …
音楽体験 ラングストン・ヒューズ「七十五セントのブルース」と友部正人「乾杯」は絶望の歌だ 2025/02/01(土) kels 文化系スノッブ 友部正人の「乾杯」は、日本中の注目を集めた「あさま山荘事件」をモチーフに、偽善的な現代社会への絶望を歌ったトーキング・ブルースだ。 「 …
音楽体験 3KINGS「りんご畑は永遠なのさ」藻岩山麓に果樹園が広がっていた友部正人の札幌時代 2025/01/25(土) kels 文化系スノッブ 3KINGS「りんご畑は永遠なのさ」は札幌の歌だ。 友部正人のストロベリー・フィールズは、懐かしい札幌の中にある。 藻岩山のふも …
音楽体験 80年代ビーチ・ボーイズで村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス』の世界観を楽しむ 2025/01/25(土) kels 文化系スノッブ 村上春樹の『ダンス・ダンス・ダンス』(1988)には、ザ・ビーチ・ボーイズの音楽が登場している。 『ダンス・ダンス・ダンス』を読んで、 …
音楽体験 【歌詞考察】友部正人「グッドモーニングブルース」現代の発売禁止歌の意味を読み解く 2025/01/23(木) kels 文化系スノッブ 友部正人のベスト・アルバム『シングル コレクション』が発売された。 ミディ在籍時にリリースされた全シングル曲に加え、自主制作「グッドモ …
音楽体験 『CADILLAC』80年代が生んだ本格派ロカビリーバンドのツッパリ・ソング 2025/01/13(月) kels 文化系スノッブ キャディラック(CADILLAC)のベスト・アルバム『ゴールデン・ベスト 1986-1989 MOON YEARS』を聴いている。 1 …
音楽体験 【ジャパメタ】80年代シティメタルのメイクアップは日本版TOTOだったのか? 2025/01/12(日) kels 文化系スノッブ 1985年(昭和60年)、高校3年生のとき、突然の「メイクアップ・ブーム」があった。 クラスで一番かわいいと評判のアイドル女子が「わた …
音楽体験 【名曲考察】甲斐バンド「観覧車」若い二人には痛すぎた<結婚の理想と現実> 2025/01/01(水) kels 文化系スノッブ 甲斐バンド「観覧車」は、1981年(昭和56年)に発表されたアルバム『破れたハートを売り物に』に収録された作品である。 作詞・作曲とも …
生活体験 村上春樹に学ぶダッフルコート/札幌の冬はアイビー・ファッションで乗り切ろう 2025/01/26(日) kels 文化系スノッブ 札幌の冬にはダッフルコートが似合う。 寒い雪の日にも、ダッフルコートは活躍してくれる。 それに、ダッフルコートは、あの村上春樹さ …
生活体験 北海道の冬はスーツ・カンパニーで買ったMOON社のツイード・ジャケットで乗り切る 2024/12/07(土) kels 文化系スノッブ 冬のビジネス・スタイルはツイードが基本。 なにしろ、暖かいし、クラシックなビジュアルもいい。 スーツ・カンパニーのジャケットなら …
生活体験 【偏愛】「HTBまめほん」北海道の文化や歴史をスノッブに語りたい人におすすめ 2024/12/01(日) kels 文化系スノッブ 小さいものが好きだから豆本が好き。 北海道が好きだから、北海道について書かれた本が好き。 そんな人に絶対刺さるのが「HTBまめほ …
生活体験 【偏愛】アンティークのビー玉は「未完成」ではあるけれど「B級品」ではない 2024/11/23(土) kels 文化系スノッブ 古いモノを集めた、その最初が、古いビー玉だった。 別に、古いビー玉が好きだったわけではない。 古いモノを扱う、そのお店で、僕はた …
生活体験 チープなのにアーティスティック!オールドなトイデジ「デジタルハリネズミ」で撮った写真はなぜか懐かしい 2024/10/20(日) kels 文化系スノッブ デジタルハリネズミ2(トリプルプラス)を持って、街に出た。 懐かしいトイデジで撮る街は、どこか懐かしい感じがした。 110トイカメラ …
生活体験 ION AUDIOの初心者向け1万円レコードプレーヤー『Archive LP』の簡単な使い方 2024/10/15(火) kels 文化系スノッブ ブックオフからオリジナルのレコードプレーヤーが発売される。 エントリークラスのレコードプレーヤーの世界が、ますます充実しているらしい。 …
生活体験 日本コロムビアの蓄音機型ステレオシステムで味わうラッパ・スピーカーの魅力 2024/10/05(土) kels 文化系スノッブ 小沼丹の短編小説「小径」に、古い蓄音機が出てくる。 伯母のところには古い蓄音器があって、古ぼけた布張のレコオド・ケエスにレコオドが …
生活体験 昭和のセクシー系女性ヌード「お風呂こけし」には、戦後日本の暗い影が漂っている 2024/09/29(日) kels 文化系スノッブ 昭和の時代、秋の旅行といえば温泉地が定番だった。 北海道では「観楓会(かんぷうかい)」と称して、温泉旅館で宴会を楽しむ社員旅行も珍しく …
生活体験 昭和初期のモダンボーイが愛用したロイド眼鏡は、多くの文学作品にも登場している 2024/09/08(日) kels 文化系スノッブ セルロイドを素材とする丸縁眼鏡を、俗に「ロイド眼鏡」と呼ぶ。 昭和初期のトレンド・アイテムで、「モダン・ボーイ」と呼ばれるオシャレ男子 …
生活体験 昭和レトロなスピッツ人形は、宇山あゆみ的な昭和メルヘンの匂いがする。 2024/02/18(日) kels 文化系スノッブ 今回の青春ベストバイは、昭和レトロなスピッツ人形です。 昭和30年代、飼い犬として全国でブームとなったスピッツ。 犬のマスコット …