読書体験 【偏愛解説】庄野潤三「文学交友録」静かなブーム<庄野文学>のルーツを著者本人が語った貴重な記録 2024/12/20(金) みづほ 文化系スノッブ 庄野潤三「文学交友録」読了。 本作『文学交友録』は、1995年(平成7年)3月に新潮社から刊行された文学的自叙伝である。 この年 …
読書体験 原作小説「フランダースの犬」ネロとパトラッシュの最期がアニメよりも泣ける理由とは? 2024/12/20(金) みづほ 文化系スノッブ ウィーダ「フランダースの犬」読了。 本作「フランダースの犬」は、1872年に発表された児童文学である。 この年、著者は33歳だっ …
読書体験 【偏愛解説】庄野潤三「世をへだてて」次男(和也)の結婚と脳内出血による緊急入院からの闘病記 2024/12/15(日) みづほ 文化系スノッブ 庄野潤三「世をへだてて」読了。 本作『世をへだてて』は、1987年(昭和62年)11月に文芸春秋から刊行されたエッセイ集である。 …
読書体験 【深読み考察】村上春樹『1Q84』が「意味不明」「何が言いたい」と言われる理由 2024/12/15(日) みづほ 文化系スノッブ 村上春樹『1Q84』読了。 本作『1Q84』は、2009年(平成21年)から2010年(平成22年)にかけて、新潮社から刊行された長篇 …
読書体験 『シャーロック・ホームズの冒険』ホームズが愛した女性アイリーン・アドラー初登場 2024/12/14(土) みづほ 文化系スノッブ コナン・ドイル『シャーロック・ホームズの冒険』読了。 本作『シャーロック・ホームズの冒険』は、1892年(明治25年)にジョージ・ニュ …
読書体験 氷室冴子「少女小説家は死なない!」80年代のライトノベルを勉強したい人は絶対読むべき 2024/12/08(日) みづほ 文化系スノッブ 氷室冴子『少女小説家は死なない!』読了。 本作『少女小説家は死なない!』は、1983年(昭和58年)11月に集英社文庫(コバルトシリー …
生活体験 北海道の冬はスーツ・カンパニーで買ったMOON社のツイード・ジャケットで乗り切る 2024/12/07(土) みづほ 文化系スノッブ 冬のビジネス・スタイルはツイードが基本。 なにしろ、暖かいし、クラシックなビジュアルもいい。 スーツ・カンパニーのジャケットなら …
読書体験 ゴーゴリ『鼻・外套・査察官』19世紀ロシア小市民の笑いや悲しみを奇想天外な小噺で描く 2024/12/07(土) みづほ 文化系スノッブ ゴーゴリ『鼻・外套・査察官』読了。 本作『鼻・外套・査察官』は、2006年(平成18年)11月に、浦雅春の翻訳によって、光文社古典新訳 …
生活体験 【偏愛】「HTBまめほん」北海道の文化や歴史をスノッブに語りたい人におすすめ 2024/12/01(日) みづほ 文化系スノッブ 小さいものが好きだから豆本が好き。 北海道が好きだから、北海道について書かれた本が好き。 そんな人に絶対刺さるのが「HTBまめほ …
読書体験 【読書日記】村上春樹「遠い太鼓」│『ノルウェイの森』と『ダンス・ダンス・ダンス』誕生秘話 2024/12/01(日) みづほ 文化系スノッブ 村上春樹「遠い太鼓」読了。 本作「遠い太鼓」は、1990年(平成2年)6月に講談社から刊行された旅行記である。 この年、著者は4 …
読書体験 『片岡義男と一緒に作ったブルータス』雑誌からライフスタイルを学んだ僕たちの世代 2025/01/19(日) みづほ 文化系スノッブ インターネットのなかった80年代、若者たちの知的好奇心を満たしてくれるものが雑誌だった。 特に、男性情報誌と呼ばれるカルチャー系の雑誌 …
読書体験 【徹底考察】ドストエフスキー『悪霊』村上春樹が認めた<総合小説>の読み解き方 2025/01/18(土) みづほ 文化系スノッブ フョードル・ドストエフスキー『悪霊』読了。 本作『悪霊』は、1873年(明治6年)に刊行された長編小説である。 この年、著者は5 …
読書体験 福原麟太郎「命なりけり」庄野潤三も絶賛!味わい深い人生を感じさせる随筆集 2025/01/13(月) みづほ 文化系スノッブ 福原麟太郎「命なりけり」読了。 本作「命なりけり」は、1957年(昭和32年)10月に文藝春秋新社から刊行された随筆集である。 …
読書体験 鎌田敏夫「男女7人秋物語」誰もが前向きで一生懸命だったバブル時代の全力恋愛ドラマ 2025/01/12(日) みづほ 文化系スノッブ 鎌田敏夫「男女7人秋物語」読了。 本作「男女7人秋物語」は、1988年(昭和62年)10月9日から12月18日まで放映されたテレビドラ …
読書体験 村上春樹『1Q84』から始まった「歌志内をめぐる冒険」 2025/01/11(土) みづほ 文化系スノッブ 村上春樹『1Q84』に、「歌志内市」という地名が登場している。 いくつかの可能性が考えられた。 (1) 彼女は北海道の歌志内 …
読書体験 井伏鱒二「徴用中のこと」太宰治に見送られて出発したシンガポールが陥落した日 2025/01/11(土) みづほ 文化系スノッブ 井伏鱒二「徴用中のこと」読了。 本作「徴用中のこと」は、1996年(平成8年)7月に講談社から刊行された長篇随筆である。 著者は …
読書体験 村上菊一郎「マロニエの葉」早稲田大学のフランス文学者が綴る酒と旅と文学の交流記 2025/01/05(日) みづほ 文化系スノッブ 村上菊一郎「マロニエの葉」読了。 本作「マロニエの葉」は、1967年(昭和42年)9月に現文社から刊行された随筆集である。 この …
読書体験 【徹底考察】サリンジャー『彼女の思い出/逆さまの森』バナナフィッシュを読み解く鍵を探して 2025/01/04(土) みづほ 文化系スノッブ J.D.サリンジャー『彼女の思い出/逆さまの森』読了。 本作『彼女の思い出/逆さまの森』は、2022年(令和4年)7月に新潮社から刊行 …
読書体験 小沼丹『懐中時計』寂しさを愛する人へお勧めしたい「懐かしい人たちの記憶」 2025/01/03(金) みづほ 文化系スノッブ 小沼丹『懐中時計』読了。 本作『懐中時計』は、1969年(昭和44年)4月に講談社から刊行された短篇小説集である。 この年、著者 …
読書体験 【偏愛解説】庄野潤三『丘の明り』生と死の境界線上に浮き上がる懐かしさ 2025/01/02(木) みづほ 文化系スノッブ 庄野潤三『丘の明り』読了。 本作『丘の明り』は、1967年(昭和42)12月に筑摩書房から刊行された作品集である。 この年、著者 …
音楽体験 『CADILLAC』80年代が生んだ本格派ロカビリーバンドのツッパリ・ソング 2025/01/13(月) みづほ 文化系スノッブ キャディラック(CADILLAC)のベスト・アルバム『ゴールデン・ベスト 1986-1989 MOON YEARS』を聴いている。 1 …
音楽体験 【ジャパメタ】80年代シティメタルのメイクアップは日本版TOTOだったのか? 2025/01/12(日) みづほ 文化系スノッブ 1985年(昭和60年)、高校3年生のとき、突然の「メイクアップ・ブーム」があった。 クラスで一番かわいいと評判のアイドル女子が「わた …
音楽体験 【名曲考察】甲斐バンド「観覧車」若い二人には痛すぎた<結婚の理想と現実> 2025/01/01(水) みづほ 文化系スノッブ 甲斐バンド「観覧車」は、1981年(昭和56年)に発表されたアルバム『破れたハートを売り物に』に収録された作品である。 作詞・作曲とも …
音楽体験 【歌詞鑑賞】友部正人「銀座線を探して」渋谷駅の再開発を象徴的に歌う 2024/12/30(月) みづほ 文化系スノッブ 友部正人がすごい。 今年11月、『あの橋を渡る』(2020)以来、4年ぶりとなるオリジナル・アルバム『銀座線を探して』を発表。 …
音楽体験 『THE TIMERS 35周年祝賀記念品』ロック界のラスボスが叫んだ平和への祈り 2024/11/15(金) みづほ 文化系スノッブ 『THE TIMERS 35周年祝賀記念品』を購入。 あれから35年が経ったなんて、なんか信じられないけど。 ロック界に現れたラスボ …
音楽体験 『華麗なるギャツビー』サントラで読み解くジャズ・エイジ(1920年代)と音楽的世界観 2024/11/09(土) みづほ 文化系スノッブ 『ミュージック・フロム・バズ・ラーマンズ・フィルム 華麗なるギャツビー』は、2013年(平成25年)に公開された映画『華麗なるギャツビー』の …
音楽体験 カーラ・ブルーニ『ケルカン・マ・ディ〜風のうわさ』ウィスパー・ボイスと古民家カフェ森彦の思い出 2024/11/04(月) みづほ 文化系スノッブ カーラ・ブルーニ『ケルカン・マ・ディ〜風のうわさ』は、2002年(平成14年)に発表されたデビュー・アルバムである。 原題は「Quel …
音楽体験 ルースターズ『アンリリースド』サンハウスとストーンズから生まれたロックンロールバンドの原点 2024/11/03(日) みづほ 文化系スノッブ ルースターズ『unreleased(アンリリースド)』は、1987年(昭和62年)に発売された初期未発表作品集である。 初期ルースター …
音楽体験 ミッシャ・エルマン『クライスラー愛奏曲集』クライスラーの名曲をエルマンのヴァイオリンで聴く豪華コラボ 2024/10/21(月) みづほ 文化系スノッブ ミッシャ・エルマン『クライスラー愛奏曲集』。 クライスラーの名曲を、エルマンの演奏で聴くことができる。 ミッシャ・エルマンの初来日 …
音楽体験 1969年の新宿西口地下広場に燃えた東京フォークゲリラについて語るときにバブル世代の我々の語ること 2024/10/15(火) みづほ 文化系スノッブ 『1969新宿西口地下広場』という映画を観た。 1969年(昭和44年)の夏、新宿西口の地下広場に登場した「フォークゲリラ」を追った、 …
生活体験 北海道の冬はスーツ・カンパニーで買ったMOON社のツイード・ジャケットで乗り切る 2024/12/07(土) みづほ 文化系スノッブ 冬のビジネス・スタイルはツイードが基本。 なにしろ、暖かいし、クラシックなビジュアルもいい。 スーツ・カンパニーのジャケットなら …
生活体験 【偏愛】「HTBまめほん」北海道の文化や歴史をスノッブに語りたい人におすすめ 2024/12/01(日) みづほ 文化系スノッブ 小さいものが好きだから豆本が好き。 北海道が好きだから、北海道について書かれた本が好き。 そんな人に絶対刺さるのが「HTBまめほ …
生活体験 【偏愛】アンティークのビー玉は「未完成」ではあるけれど「B級品」ではない 2024/11/23(土) みづほ 文化系スノッブ 古いモノを集めた、その最初が、古いビー玉だった。 別に、古いビー玉が好きだったわけではない。 古いモノを扱う、そのお店で、僕はた …
生活体験 チープなのにアーティスティック!オールドなトイデジ「デジタルハリネズミ」で撮った写真はなぜか懐かしい 2024/10/20(日) みづほ 文化系スノッブ デジタルハリネズミ2(トリプルプラス)を持って、街に出た。 懐かしいトイデジで撮る街は、どこか懐かしい感じがした。 110トイカメラ …
生活体験 ION AUDIOの初心者向け1万円レコードプレーヤー『Archive LP』の簡単な使い方 2024/10/15(火) みづほ 文化系スノッブ ブックオフからオリジナルのレコードプレーヤーが発売される。 エントリークラスのレコードプレーヤーの世界が、ますます充実しているらしい。 …
生活体験 日本コロムビアの蓄音機型ステレオシステムで味わうラッパ・スピーカーの魅力 2024/10/05(土) みづほ 文化系スノッブ 小沼丹の短編小説「小径」に、古い蓄音機が出てくる。 伯母のところには古い蓄音器があって、古ぼけた布張のレコオド・ケエスにレコオドが …
生活体験 昭和のセクシー系女性ヌード「お風呂こけし」には、戦後日本の暗い影が漂っている 2024/09/29(日) みづほ 文化系スノッブ 昭和の時代、秋の旅行といえば温泉地が定番だった。 北海道では「観楓会(かんぷうかい)」と称して、温泉旅館で宴会を楽しむ社員旅行も珍しく …
生活体験 昭和初期のモダンボーイが愛用したロイド眼鏡は、多くの文学作品にも登場している 2024/09/08(日) みづほ 文化系スノッブ セルロイドを素材とする丸縁眼鏡を、俗に「ロイド眼鏡」と呼ぶ。 昭和初期のトレンド・アイテムで、「モダン・ボーイ」と呼ばれるオシャレ男子 …
生活体験 昭和レトロなスピッツ人形は、宇山あゆみ的な昭和メルヘンの匂いがする。 2024/02/18(日) みづほ 文化系スノッブ 今回の青春ベストバイは、昭和レトロなスピッツ人形です。 昭和30年代、飼い犬として全国でブームとなったスピッツ。 犬のマスコット …
生活体験 昭和の修学旅行で活躍したハーフサイズカメラ「オリンパスペンEE-3」 2024/02/18(日) みづほ 文化系スノッブ 今回の青春ベストバイは、オリンパス・ペンです。 小学生でも安心して使うことのできたハーフサイズカメラ。 2000年代のカメラブー …