読書 別冊太陽「小さな平屋に暮らす」庄野文学の舞台となった<山の上の家> 2022/05/26(木) みづほ 文化系スノッブ 別冊太陽「小さな平屋に暮らす」読了。 巻頭で、神奈川県生田市にある庄野潤三の自邸が紹介されている。 作家自身が「山の上の …
読書 デイモン・ラニアン『ブロードウェイの天使』ニューヨークの裏側で生きる男たちを明るく描く 2022/04/18(月) みづほ 文化系スノッブ 新潮文庫から出ている『ブロードウェイの天使』は、デイモン・ラニアンの短篇小説集である。 翻訳は加島祥造。 今回は、巻末の訳者によ …
読書 庄野潤三「明夫と良二」嫁いでゆく姉を見送る兄弟、最後の五人家族の物語 2022/02/07(月) みづほ 文化系スノッブ 庄野潤三「明夫と良二」読了。 本作「明夫と良二」は、1972年(昭和47年)、「岩波少年少女の本16」として岩波書店から刊行された、書 …
読書 井伏鱒二「珍品堂主人」金持ちと美女に翻弄された骨董屋の泣き笑い 2022/01/16(日) みづほ 文化系スノッブ 井伏鱒二「珍品堂主人」読了。 本作「珍品堂主人」は、1959年(昭和34年)1月から9月まで『中央公論』に連載された長編小説である。 …
読書 井伏鱒二「太宰治」どんなに迷惑をかけられても太宰のことが大好きだった 2022/01/15(土) みづほ 文化系スノッブ 井伏鱒二「太宰治」読了。 本作「太宰治」は、井伏鱒二の作品の中から、太宰治について書かれたものを収録したアンソロジーである。 1 …
読書 富島健夫「制服の胸のここには」『小説ジュニア』創刊号の巻頭を飾ったコバルト文庫の源流 2021/12/19(日) みづほ 文化系スノッブ 富島健夫「制服の胸のここには」読了。 本作『制服の胸のここには』は、1976年(昭和51年)6月に集英社から刊行された長篇小説 …
読書 福原麟太郎「野方閑居の記」昭和を代表する名エッセイストの自選随想集 2021/12/19(日) みづほ 文化系スノッブ 福原麟太郎「野方閑居の記」読了。 庄野潤三の作品を読むようになって覚えたことのひとつに、「福原麟太郎の随筆を読むこと」というの …
読書 井伏鱒二追悼文集「尊魚堂主人」多くの仲間に愛された最後の昭和文士 2021/12/12(日) みづほ 文化系スノッブ 「尊魚堂主人-井伏さんを偲ぶ」読了。 本書は、2000年(平成12年)に刊行された井伏鱒二追悼文集である。 井伏鱒二が没 …
読書 小沼丹「井伏さんの将棋」井伏鱒二や太宰治、庄野潤三らの思い出を綴った随筆集 2021/10/22(金) みづほ 文化系スノッブ 小沼丹「井伏さんの将棋」読了。 本書は、未知谷刊『小沼丹全集』全五冊に未収録の作品のうち、特に随筆を中心として収録したものであ …
読書 庄野潤三「星に願いを」夫婦晩年の楽しみを描くシリーズ最終章 2021/07/17(土) みづほ 文化系スノッブ 庄野潤三「星に願いを」読了。 本作『星に願いを』は、2006年(平成18年)3月に講談社から刊行された長篇小説である。 この年、 …