旧・文芸スノッブ 小川洋子『完璧な病室』現実世界と異世界との境界線を乗り越えた女たち 2024/09/01(日) みつの沫 文化系スノッブ 小川洋子『完璧な病室』読了。 本作『完璧な病室』は、1989年(平成元年)9月に福武書店から刊行された作品集である。 この年、著者は27 …
旧・文芸スノッブ アントン・チェーホフ『ワーニャ伯父さん・三人姉妹』閉塞感の中で生きる苦しみを、どう乗り越えていくか? 2024/09/01(日) みつの沫 文化系スノッブ アントン・チェーホフ『ワーニャ伯父さん・三人姉妹』読了。 本作『ワーニャ伯父さん・三人姉妹』は、2009年(平成21年)7月に刊行された、 …
旧・文芸スノッブ 夏目漱石「坑夫」海辺のカフカをとらえた「なにを言いたいのかわからない」という不完全さの奥にあるもの 2024/08/31(土) みつの沫 文化系スノッブ 夏目漱石「坑夫」読了。 本作「坑夫」は、1908年(明治41年)1月から4月まで、『朝日新聞』に連載された長篇小説である。 この年、著者 …
旧・文芸スノッブ 宮沢賢治「銀河鉄道の夜」人は、本当の幸福とは何かを探すために生きなければならない 2024/08/25(日) みつの沫 文化系スノッブ 宮沢賢治「銀河鉄道の夜」読了。 本作「銀河鉄道の夜」は、1934年(昭和19年)に文圃堂書店から刊行された『宮澤賢治全集 第三巻』に収録さ …
旧・文芸スノッブ 井上靖「晩夏」夏の終わりの海浜と不器用な少年たちの初恋 2024/08/25(日) みつの沫 文化系スノッブ 井上靖「晩夏」読了。 本作「晩夏」は、1952年(昭和27年)9月『別冊小説新潮』に発表された短篇小説である。 この年、著者は45歳だっ …
旧・文芸スノッブ メタ認知を導く文学コーデのすすめ │ 文学をファッションへ置き換えたときに見えてきたもの 2024/08/20(火) みつの沫 文化系スノッブ 村上春樹に「牡蠣フライ理論」というのがある。 自分自身について語る必要があるとき、自分の好きな牡蠣フライについて語ればいい、という考え …
旧・文芸スノッブ 小沼丹『藁屋根』終戦直後の暮らしとオーストリア旅行3部作 2024/08/18(日) みつの沫 文化系スノッブ 小沼丹『藁屋根』は、1975年(昭和50年)10月に河出書房新社から刊行された短篇小説集である。 この年、著者は57歳だった。 収録作品 …
旧・文芸スノッブ 小沼丹『木菟燈籠』亡き人を偲び、古き時代を懐かしむ、追想文学の極致 2024/08/16(金) みつの沫 文化系スノッブ 小沼丹『木菟燈籠』は、1978年(昭和54年)6月に講談社から刊行された短篇小説集である。 この年、著者は60歳だった。 収録作品及び初 …
旧・文芸スノッブ 1980年代の夏を駆け抜けた<喜多嶋隆>の青春ラブストーリー 2024/08/12(月) みつの沫 文化系スノッブ 夏と言えばサザン、夏といえばTUBE、夏といえば杏里、夏といえば杉山清貴&オメガトライブ、夏といえばブレッド&バターだったのと同じように、8 …
旧・文芸スノッブ 小沼丹『埴輪の馬』最後の短篇集は「文化的終活」だったのか? 2024/08/05(月) みつの沫 文化系スノッブ 小沼丹『埴輪の馬』読了。 本作『埴輪の馬』は、1986年(昭和61年)9月に講談社から刊行された短篇小説集である。 この年、著者は68歳 …