旧・文芸スノッブ 辻仁成「ピアニシモ」いじめと逆ギレ、イマジナリー・フレンドとの決別 2024/08/03(土) みつの沫 文化系スノッブ 辻仁成「ピアニシモ」読了。 本作「ピアニシモ」は、1989年(平成元年)12月『すばる』に発表された長篇小説である。 この年、著者は30 …
旧・文芸スノッブ 田中康夫「なんとなく、クリスタル」80年代初頭を生きるスノッブで裕福な女子大生の都市生活 2024/08/03(土) みつの沫 文化系スノッブ 田中康夫「なんとなく、クリスタル」読了。 本作「なんとなく、クリスタル」は、1980年(昭和55年)12月『文藝』に発表された長篇小説であ …
旧・文芸スノッブ 島田雅彦『優しいサヨクのための嬉遊曲』80年代初頭を生きる大学生の青春左翼物語 2024/08/02(金) みつの沫 文化系スノッブ 島田雅彦『優しいサヨクのための嬉遊曲』読了。 本作『優しいサヨクのための嬉遊曲』は、1983年(昭和58年)8月に福武書店から刊行された作 …
旧・文芸スノッブ 本間洋平「家族ゲーム」学歴社会に翻弄される小市民一家と現代管理教育の失敗 2024/07/28(日) みつの沫 文化系スノッブ 本間洋平「家族ゲーム」読了。 本作「家族ゲーム」は、1981年(昭和56年)12月『すばる』に発表された長篇小説である(初出時の作品タイト …
旧・文芸スノッブ 原田宗典『優しくって少し ばか』バブル時代前夜のキャリアウーマンと生きることの幸せ 2024/07/26(金) みつの沫 文化系スノッブ 原田宗典『優しくって少し ばか』読了。 本作『優しくって少し ばか』は、1986年(昭和61年)9月に集英社から刊行された短篇小説集である …
旧・文芸スノッブ 山川健一『鏡の中のガラスの船』学生運動後の混乱と閉塞感の中で走り続けた若者たち 2024/07/26(金) みつの沫 文化系スノッブ 山川健一『鏡の中のガラスの船』読了。 本作『鏡の中のガラスの船』は、1981年(昭和56年)3月に講談社から刊行された作品集である。 こ …
旧・文芸スノッブ 芥川龍之介「トロッコ」少年時代への郷愁と帰る場所のない大人の孤独感 2024/07/25(木) みつの沫 文化系スノッブ 芥川龍之介「トロッコ」読了。 本作「トロッコ」は、1922年(大正11年)3月『大観』に発表された短篇小説である。 この年、著者は30歳 …
旧・文芸スノッブ 川西蘭『春一番が吹くまで』不器用だけれどまっすぐだった若者たちの<傷だらけの青春> 2024/07/25(木) みつの沫 文化系スノッブ 川西蘭『春一番が吹くまで』読了。 本作『春一番が吹くまで』は、1979年(昭和54年)11月に河出書房新社から刊行された短篇小説集である。 …
旧・文芸スノッブ 吉本ばなな『キッチン』菊池桃子が象徴するシティ・ポップ世代の純文学 2024/07/21(日) みつの沫 文化系スノッブ 吉本ばなな『キッチン』読了。 本作『キッチン』は、1988年(昭和63年)1月に福武書店から刊行された短篇小説集である。 この年、著者は …
旧・文芸スノッブ 古い雑誌で庄野潤三の単行本未収録作品を読む 2024/07/21(日) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三には、雑誌に発表しながら、作品集には収録されていない、いわゆる「単行本未収録作品」が多い。 単行本未収録となった背景は、作者の意図によるものだろうが、未収録作品の中に貴重 …