旧・文芸スノッブ 村上春樹「どんな髭剃りにも哲学がある(モーム)」の出典を探してみた 2021/04/18(日) みつの沫 文化系スノッブ 「どんな髭剃りにも哲学がある」という言葉の出典元は何か。 この言葉を世に広めた村上春樹は、少なくとも3つの場面で、この言葉を引用している。 …
旧・文芸スノッブ サマセット・モーム「かみそりの刃」物質的な幸福より精神的な幸福の方が大切だ 2021/04/11(日) みつの沫 文化系スノッブ サマセット・モーム「かみそりの刃」読了。 僕が、この小説を読んだ理由は、村上春樹の小説やエッセイに出てくる「どんな髭剃りにも哲学がある …
旧・文芸スノッブ 庄野潤三「早春」彼らも神戸の街も歴史を重ねて生きてきた 2021/04/10(土) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三「早春」読了。 本作「早春」は、1980年(昭和55年)6月から1981年(昭和56年)9月まで16回にわたって「海」に連載された …
旧・文芸スノッブ 庄野至「真夜中の祝宴」兄の庄野潤三が芥川賞を受賞した夜のこと 2021/04/10(土) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三が芥川賞を受賞した夜のことを書いたエッセイがある。 庄野さんの実弟・庄野至の「真夜中の祝宴」が、それだ。 その電話は、「プール …
旧・文芸スノッブ 庄野潤三「ニューイングランドびいき」旅行記を超えた庄野文学の世界 2021/04/04(日) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三「ニューイングランドびいき」読了。 昭和32年から33年にかけて、アメリカのガンビアという村へ留学していた庄野さんは、帰国後『 …
旧・文芸スノッブ 庄野至「三角屋根の古い家」弟が見ていた終戦前後の庄野潤三 2021/04/04(日) みつの沫 文化系スノッブ 庄野至に「三角屋根の古い家」という随筆がある。 庄野至は、庄野英二・潤三の末の弟であり、「三角屋根の古い家」というのは、幼少時代の彼ら …
旧・文芸スノッブ 庄野潤三「旅人の喜び」一線を越えそうで越えられない人妻の焦り 2021/04/04(日) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三「旅人の喜び」読了。 帯には「女性の真の幸福とは何か?」「『静物』の著者が全女性におくる傑作長編」と書かれている。 裏表紙に …
旧・文芸スノッブ 庄野潤三「水の都」戦前の大阪商人の暮らしを聞き書きで再現する 2021/04/04(日) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三『水の都』読了。 庄野文学のひとつの大きな流れとして「聞き書き小説」というジャンルがある。 自分の体験を書くのではなく、他者 …
旧・文芸スノッブ 阪田寛夫「帝塚山の文化」庄野貞一・英二・潤三の思い出を語る 2021/04/03(土) みつの沫 文化系スノッブ 阪田寛夫『童謡の天体』の中に「帝塚山の文化」という一篇がある。 1995年10月5日、帝塚山学院高等部PTAの会での講演を再録したもの …
旧・文芸スノッブ ヒュー・ロフティング「ドリトル先生アフリカゆき」庄野潤三夫妻も愛した冒険物語 2021/04/03(土) みつの沫 文化系スノッブ 井伏鱒二訳「ドリトル先生アフリカゆき」読了。 庄野潤三の小説には、ヒュー・ロフティングの児童文学「ドリトル先生物語」シリーズが、よく登 …