旧・文芸スノッブ 夏目漱石「坑夫」海辺のカフカをとらえた「なにを言いたいのかわからない」という不完全さの奥にあるもの 2024/08/31(土) みつの沫 文化系スノッブ 夏目漱石「坑夫」読了。 本作「坑夫」は、1908年(明治41年)1月から4月まで、『朝日新聞』に連載された長篇小説である。 この年、著者 …
旧・文芸スノッブ 夏目漱石「虞美人草」は、明治時代版のトレンディドラマ「男女6人春物語」だったのか? 2024/06/22(土) みつの沫 文化系スノッブ 夏目漱石「虞美人草」読了。 本作「虞美人草」は、1907年(明治40年)6月23日から10月29日まで『東京朝日新聞』『大阪朝日新聞』に連 …
旧・文芸スノッブ 島崎藤村「破戒」秘密を抱えて生きる青年教師の苦悩と葛藤の日々 2023/09/29(金) みつの沫 文化系スノッブ 島崎藤村「破戒」読了。 本作「破戒」は、1906年(明治39年)3月に「緑陰叢書」第一編として自費出版された、書き下ろしの長篇小説である。 …
旧・文芸スノッブ 国木田独歩「牛肉と馬鈴薯」都会も北海道開拓も超えて自由に生きる 2023/09/16(土) みつの沫 文化系スノッブ 国木田独歩「牛肉と馬鈴薯」読了。 本作「牛肉と馬鈴薯」は、1901年(明治34年)11月『小天地』に発表された短篇小説である。 この年、 …
旧・文芸スノッブ 島崎藤村「春」明治生まれの若者たちが描く新時代の青春小説 2023/09/07(木) みつの沫 文化系スノッブ 島崎藤村「春」読了。 本作「春」は、1908年(明治41年)4月から8月まで『東京朝日新聞』に連載された長編小説である。 この年、著者は …
旧・文芸スノッブ 夏目漱石「吾輩は猫である」明治の若者たちの前向きで逞しい情熱 2023/09/02(土) みつの沫 文化系スノッブ 夏目漱石「吾輩は猫である」読了。 本作「吾輩は猫である」は、1905年(明治38年)1月から1906年(明治39年)8月まで『ホトトギス』 …
旧・文芸スノッブ 田山花袋「蒲団」中年作家の性欲と嫉妬にまみれた寝盗られ文学の傑作 2022/12/29(木) みつの沫 文化系スノッブ 田山花袋「蒲団」読了。 本作「蒲団」は、1907年(明治40年)、『新小説』に発表された中篇小説である。 日本の自然主義文学を代表する作 …
旧・文芸スノッブ 田山花袋「少女病」若い女性に対する異常な執着心と失われた青春時代 2022/03/09(水) みつの沫 文化系スノッブ 田山花袋「少女病」読了。 「少女病」は、講談社文芸文庫『私小説名作選(上)』(中村光男選)に収録されている短篇小説である。 初出は『太陽 …
旧・文芸スノッブ ジャック・ロンドン「どん底の人びと」浮浪者になりすましてイギリスの貧民街へ潜入取材 2021/05/29(土) みつの沫 文化系スノッブ ジャック・ロンドン「どん底の人びと」読了。 1902年(明治35年)の夏、アメリカの作家・ジャック・ロンドンは、イギリスのロンドン(イ …