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ボブ・グリーンのベストコラム集全タイトル(1985-1992)

1980年代後半に日本で大人気となったアメリカのコラムニストがいる。

その人の名はボブ・グリーン。

今回は日本で出版されたボブ・グリーンのベストコラム集の全タイトルをご紹介したい。

タイトルからさえも時代の息遣いが聞えないだろうか。

ボブ・グリーンのコラムシリーズ

1980年代から1990年代にかけて日本で出版されたボブ・グリーンのコラムシリーズには3人の翻訳者がいる。

井上一馬と菊谷匡祐、そして香山千加子である。

井上一馬は河出書房新社から「アメリカン・ビート(①1985、②1986年)」、文芸春秋から「チ-ズバーガーズ(①1986年、②1990年)」をそれぞれ2冊ずつ出版。

菊谷匡祐は集英社から「アメリカン・タイム(1988年)」「アメリカン・ドリーム(1989年)」「アメリカン・ヒーロー(1990年)」「アメリカン・スタイル(1991年)」「晩秋のシカゴ、ミシガン大通りから(1992年)」の計5冊を出版。

香山千加子は「ボブ・グリーン 街角の詩(1989年)」をNTT出版から出版。

ボブ・グリーンの発行年別コラム集

発行年別に整理してみる。

1985年 アメリカン・ビート (井上一馬/河出書房新社)
1986年 アメリカン・ビート2(井上一馬/河出書房新社)
1986年 チーズバーガーズ  (井上一馬/文芸春秋)
1988年 アメリカン・タイム (菊谷匡祐/集英社)
1989年 アメリカン・ドリーム(菊谷匡祐/集英社)
1989年 ボブ・グリーン 街角の詩(香山千加子/NTT出版)
1990年 チーズバーガーズ2 (井上一馬/文芸春秋)
1990年 アメリカン・ヒーロー(菊谷匡祐/集英社)
1991年 アメリカン・スタイル(菊谷匡祐/集英社)
1992年 晩秋のシカゴ、ミシガン大通りから(菊谷匡祐/集英社)

こうして見ると、1980年代後半から1990年代初頭の日本においてボブ・グリーンがいかに愛読されたかということが分かる。

アメリカン・ビート(河出書房新社)

アメリカンビートアメリカンビート

1985年河出書房新社。

訳は井上一馬。1970年代半ば以降に「エスクワイア」誌や「シカゴ・トリビューン」紙、「シカゴ・サン・タイムズ」紙に掲載されたコラムの中から選んで翻訳・収録された。

タイトルの「アメリカン・ビート」は「エスクワイア」誌の連載コラムのタイトル。

タフガイ・コンテスト
化粧室の歌
サムシング・ブルー
リムジン車
思い出の指輪買います
シナトラ・ジュニア
お尻のコピー
帰らざる日々
さようならジャック
両親のこと
ビートルズ
殺人者スペックとの対話
野球そして人生の真実
ニクソンの孤独
処刑を見にやってきた
父が退職した日
教育の現場
ジョン・レノンが死んだ夜
あるバスの運転手
日記をつけていた一年間
セールスマンの人生
クリスティ・マクニコル
『コスモポリタン』誌「今月の男」
『女の子の引っかけ方』
一九六八年の真実
不良少女J・C
ヒュー・ヘフナーを訪ねて
空港で出会った女性
ダンスは苦手
残念ながら出版できません
大リーグのオーナー、ヴィーク
おとり記事
オーディション
心の支え

アメリカン・ビート2(河出書房新社)

1986年河出書房新社。

訳は井上一馬。

狼の皮をかぶった狼
夜の電話
十五歳
トルティーヤに現れたキリスト
キャシーの堕胎
奇妙な光景
ビジネス・ランチ
人生のナレーター
忘れられた雑誌
ドン・ファン少年
ドン・ファン少年のその後
ペイパー・ボーイ
正常な人間
裸の女
一億人の中の一人
別の一面
標的
ロックがすべて
エルヴィス・プレスリーが死んだ日
エルヴィス・プレスリーが笑ってる
心に刻まれた詩
幸運
もうひとりのスーパースター
ブライデン・ロード二七二二番地
ヴィデオ・デート・サーヴィス
事故
迷い子たちの島
二十世紀のプリンスたち
白人最後のチャンピオン
彼は浮浪者なんかじゃない

チーズバーガーズ(文芸春秋)

チーズバーガーズチーズバーガーズ

1986年文芸春秋。

訳は井上一馬。

帯のキャッチコピーは「一日の終りに友達に電話して、今日誰に会ったと思う?と語りかけるようなボブ・グリーンの最新ベスト31選」

アラモの砦
電話でパーティ
飛行機の中の他人
世界一有名な男

失格の烙印
男の中の男
犯罪の情景
ビートルズのベッドシーツ
ルイヴィル・スラッガー
ボーリング場の女たち
大学進学適性試験
ABCDJ
旅の掟
プラチナ・カード
クロゼットの女
クォーターバック
母と娘
シカゴ・セヴン
イッピー対ヤッピー
アリス・クーパー

ファッション・プレート
反グルメ論
プロモーション・ツア
キャンパスのヒーロー
ブロンズの靴
中年になった心境
故郷の町
メリル・ストリープ
さようなら、ディヴィス

アメリカン・タイム(集英社)

アメリカン・タイムアメリカン・タイム

1988年集英社。

訳は菊谷匡祐。

帯のキャッチコピーは「ボブ・グリーンが届けてくれたアメリカの優しい時間」「今を生きるボクたちのコラム。感動が海を越えて心に響く」「ボブ・グリーンから今を知り、そしてアメリカを知る」。

スプリングスティーン現象
スプリングスティーンを理解する
マドンナ、大嫌い
ぼくより若いJ・ポンド
ああ、40歳!!
アメリカン・ドリーム
初恋物語
女操縦士①
女操縦士②
搭乗音楽
壁のミステリー
ミステリー・ビール
プレスリーは永遠
N・メイラーとプレスリー
国務長官の尻
全米のアイドル
勇敢で優しい男
わが街デトロイト
初めてのホームラン
伝説の男
思い出の指輪
刑務所の革命
レイプの傷
悲劇の報道
天才資金
電話取材
ミス・アメリカ
正しい勇気
愛猫ヘレンの死
「卒業」から20余年
新聞記者の仕事
一編の死亡記事
元気の出るオッパイ
編集長は8歳
不道徳な尿
50万ドルの価値
100万ドルの椅子
質問ジュークボックス
ドラッグ雑誌
大作家のビジネス
大作家の奇妙な行動
ある「短い手紙」
戦地での約束①
戦地での約束②
戦地での約束③

アメリカン・ドリーム(集英社)

アメリカン・ドリームアメリカン・ドリーム

1989年集英社。

訳は菊谷匡祐。

帯のキャッチコピーは「ボブ・グリーンが再び届けてくれたアメリカの”夢のような時間”」「ボブ・グリーンは今を語り、未来を見つめ、夢をボクらに語りかける」。

4人組不滅の友情
ジェシカの救出
サインは10ドル
野球帽の革命
ぼくの憧れ、ビッグ・クル
ローラの叫び①
ローラの叫び②
旅のはじめに
朝日新聞社訪問
戦争と友情
ナゾのハム・ファイターズ
カントリー・クラブの王者
ヒロシマを考える
スギヤマさんの珍発明
未来都市東京
天才画家とアメリカの歩み
影の男たち
内幕本の内幕をあばく!?
オヘア国際空港のBGM①
オヘア国際空港のBGM②
危険な行為!?①
危険な行為!?②
おかしなプロポーズ①
おかしなプロポーズ②
天才少女を探す①
天才少女を探す②
忘れえぬ人
不朽の名作の続編
悲しき初恋
ロックスターの老後
誕生パーティの招待客
初めての怒り
ゴッホよりビートルズ
ビートルズ再結成反対
プレスリーは生きている
正しい表記法
消えた楽譜
鳴りやまない音楽
ぼくはスターじゃない!
マイアミ・バイス再生法
日曜日はダメよ
眼鏡は世界のために
スーパー・ボウルの開催地
ヘイズはぼくの誇り
おかしな世の中

ボブ・グリーン 街角の詩(NTT出版)

ボブ・グリーン 街角の詩ボブ・グリーン 街角の詩

1989年NTT出版。

訳は香山千加子。

帯のキャッチコピーは「気鋭のコラムニスト青春の出世作」「シカゴの街で出会った普段着の人びと。そのさりげない人生が、なぜか心に残る」。

本国アメリカでボブ・グリーンのデビュー作となったコラム集「ジョニー・デッドライン、レポーター(1976年)」から作者自身が選んだものを翻訳して収録している。

ローリング・ストーンズが忘れた男
ワイマンとウルフ
あるディスク・ジョッキーに捧げるレクイエム
月から来た男
ロック・スター
ジャック・ペニー
スピレーン
長老フォンダ
チキン・キング
ファッツ
バーン・ダンスの幻影
ウッドワードとバーンスタイン
見知らぬ町へ
一人旅
真実のとき
ディヴィッドの賭け
父の贈物
凍りついた夢
ウィンプの仕事
ネステレンコ
ディマジオ
ゴンザレス
ヘフの館
ボブ・グリーンのバラード
イエスと暴走族
本屋の魂
燃える恋
トニーに心をかけて
ジョフリーバレエの舞台裏
歌う少女
住宅街の静かな恐怖
九十九歳のイエロウ・キッド
手紙
左目売ります
大食い
ラブ・ストーリー
文明
殺人者
車中に一年間
八十歳の最後の涙
ミス・アメリカを探せ
夏の日の午後の殺人
感謝祭の思い出
質屋のクリスマス
洗い場の大晦日

アメリカン・ヒーロー(集英社)

アメリカン・ヒーローアメリカン・ヒーロー

1990年集英社。

訳は菊谷匡祐。

帯のキャッチコピーは「ボブ・グリーンがアメリカからまた新しいヒーローたちを語ってくれる」「90年代のコラムを読む。誰よりも好きなボブのコラムを読む」「ボブ・グリーンはヒーローたちの今を優しく鋭く語る」。

ありがとう、ブライアン
ボン・ジョヴィは大物
ホフマンの演技力
偶然の出会い
運命の日
歴史的な、あの日
テレビは強し
アンカーマンの権威
テレビ取材の対象
有名で偉大だった兄
コスナーは噂の的
勝手にしやがれ
エルビスのこと、再び
意外な真実
ピート・ローズ騒動
自分の夢、普通の夢
恐怖のターミネーター
読者欄の話
大都会のホラー・ストーリー
公式ロックンロール曲
オレがNo.1
ジャックが旅立つ
ハートランドに生まれ育って
AK-47論争
裁判制度を考える
星条旗よ、永遠なれ
元大リーガーは66歳
天使は飛びつづける
引用句VS名言集
エイモス先生に捧げる
涙のリクルート
勲章を受けた兵士
小さなヒーロー
正義の味方
50万ドルのワイン
神様、お願い
ボブの歌
ボブの弱点
空飛ぶピザ
因果はめぐる
宝くじは夢の札
’70年代を考える
恋人の呼び方①
恋人の呼び方②
おばあちゃんへの手紙

チーズバーガーズ2(文芸春秋)

チーズバーガーズ2チーズバーガーズ2

1990年文芸春秋。

訳は井上一馬。

帯のキャッチコピーは「これはアメリカでも本になっていません」「井上一馬が選んで編集した四年ぶりのベストコラム集」。

故郷の町を遠く離れて
思い出
ジェシカ・ラング
ふたりの祖父
ベヴ
カレンダーに賭けた人生
アメリカの友人、日本の友人
『マイアミ・バイス』出演記
映画産業再生法
エイズ
教師と愛の思い出と
偉大なる大義のために
悪魔の生贄
十五分間有名人
大人になることのむずかしさ
一対一の試合
母親という仕事
『ルイ ルイ』
ヤッピーの命名者
財政赤字の解消法
自動車見合い
ウォーターベッド
子供たちの時間
ひとりぼっち
仕事
ワーカホリック
左手
アタッシュケース電話
スターという仕事
ボブ・グリーン流コラムの危機
ヴェトナムから帰ってきた男たち

アメリカン・スタイル(集英社)

アメリカン・スタイルアメリカン・スタイル

1991年集英社。

訳は菊谷匡祐。

帯のキャッチコピーは「アメリカから届いた最新コラム」「驚き、喜び、怒り、悩み、悲しむ、すべてがボブ・グリーンの姿だ」「新しい時代のコラム・・・心待ちしていたボブのコラムを読む」「ボブ・グリーンのコラムから揺れ動く新時代を知る」

キャロル・キングからの手紙
亡きスティービーに捧ぐ
ヘビメタの根性と意地
世の中は変わらない
ロックの歌詞は時代で変わる
いまさらながらストーンズは凄い
ふたりのロニー
ランバダは流行らない
ある高校生の挑戦
企業の冠大会に異議あり
新アメリカン・リクルート
ニューヨークのジレンマ
ニューヨークはもうおしまい
ちょっと言いたいことがある
スーパースターの息子
ケネディ・ジュニア不合格
ケネディ・ジュニアへの憎悪
アメリカ的野球ロマン
特別な人ビリー・マーチン
不真面目なバットマン?
スーパーマンの意外な真実
逞しいジャック・ニクラウス
国家を歌ってなぜ悪い
68歳にプレイさせてなぜ悪い
人違いにご用心
ハッピー・エンドは望めない
悲しい死
天国からの返事
原爆を落とした男たち
KOされた替え玉ボクサー
クラーク・バーよもう一度
TVにタブーはなくなった
真実はビデオの中にあるのか
人口55人の南の島物語
趣味はリップ・プリントの収集
ダイヤモンドは輝かない
渦中のハンバーガー論争
アメリカ雑誌広告戦争
緊急の投書
コロンバスの熱狂
バスター・ダグラス物語①
バスター・ダグラス物語②
バスター・ダグラス物語③
バスター・ダグラス物語④
バスター・ダグラス物語⑤

晩秋のシカゴ、ミシガン大通りから(集英社)

晩秋のシカゴ、ミシガン大通りから晩秋のシカゴ、ミシガン大通りから

1992年集英社。

訳は菊谷匡祐。

帯のキャッチコピーは「ボブのオフィスはシカゴのミシガン大通りにある」「秋も深まりつつあるこの街から、心温まるコラムが届いた」「ボブ・グリーンが書き綴った、天才M・ジョーダン、戦争反対運動、大リーグ、特派員たちのことなど、、、すべてが人間くさいドラマに仕上がっている」「揺れ動く新しい時代に贈るボブの精選コラム45編」。

天才マイケル・ジョーダンはやっぱり凄い
ボブ、乾杯す!
親と子のワールドシリーズ
メジャーリーグがニッポンに負けたこと
ゴルフとギャングとの関係
ジェームス・ダグラスへの手紙
南北戦争は歴史上もっとも重大な出来事なのか
戦争ゲーム「ペルシャ湾岸の巻」
成功の甘い罠
ストップ・ザ・ウォー①
ストップ・ザ・ウォー②
ストップ・ザ・ウォー③
ストップ・ザ・ウォー④
特派員アーニー・パイルはいないのか
特派員ピーター・アーネットの絶大な力
スポーツ戦争アメリカの心
ウェルカム・ホーム!
カバンの中の秘密
30年前への感謝
「昨日の自動車」のこと
多忙につき・・・
シェーン、カムバック!
日常からの脱出
グッバイ、キングコング
大学進学適性試験のこと
メイン・ストリートの少年
アビーとケーブルテレビ
ピザとブルースと”カビーズ”
それがファクスというものなんだよ、ママ
パンチがなくなった罵り言葉
いつでもいいから、ゆっくり読んで
「彼はぼくらの勇気の象徴だった」
愛をもう一皿
日本の若者、平和を語る
古いニュースは現代的
帰還兵士にうれしい歓迎
フィールド・オブ・(財政的)ドリームズ
試合前のマイケル・ジョーダン
南北戦争の大家の前身
これがムザークだって?
音楽ビジネス、音量を上げる
ヘフナーの空になった寝室
大衆が相手では芸術家も負ける
行方不明の結婚指輪
オールシーズンのバンド

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ボブ・グリーンのコラムの中に1980年代の人々の生き様があるバブル景気で賑わっていた時代に、一人の男の文章が大きな支持を得ていたことを覚えているだろうか。彼の名はボブ・グリーン。アメリカのコラムニ...
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1967年生まれのバブル世代。80年代カルチャーしか勝たん。推しは仙道敦子。匂いガラスが欲しい。