旧・文芸スノッブ 大久保房男「戦前の文士と戦後の文士」<第三の新人>と「群像」 2022/11/18(金) みつの沫 文化系スノッブ 大久保房男「戦前の文士と戦後の文士」読了。 本書は、昭和30年代に「群像」編集長を務めた著者による、文壇エッセイ集である。 <第三の …
旧・文芸スノッブ 国立国会図書館の遠隔複写サービスを利用して古い雑誌の小説を読む 2022/11/18(金) みつの沫 文化系スノッブ 古い雑誌に発表された作品を読むには、国立国会図書館の遠隔複写サービスが便利である。 今回は、国立国会図書館の遠隔複写サービスのやり方や支払 …
旧・文芸スノッブ 富島健夫「青春の野望Ⅰ・錦が丘恋歌」朝鮮引揚者の自伝的青春小説 2022/11/17(木) みつの沫 文化系スノッブ 富島健夫「青春の野望(第一部)錦が丘恋歌」読了。 本作は、1974年(昭和49年)の「週刊プレイボーイ」に連載された長編青春小説である。 …
旧・文芸スノッブ 荒川洋治「昭和の読書」文学風土記や作家論、名作集で時代を読み解く 2022/11/13(日) みつの沫 文化系スノッブ 荒川洋治「昭和の読書」読了。 最初に「あとがき」を読んでみる。 昭和という時代に、内容、形態の面で、いまはあまりみかけない書物が刊行さ …
旧・文芸スノッブ 古沢和宏「痕跡本のすすめ」古本屋は<書き込み>も<挟み込み>も愛す 2022/11/13(日) みつの沫 文化系スノッブ 古沢和宏「痕跡本のすすめ」読了。 「痕跡本」とは「古本の中に、前の持ち主の『痕跡』が残された本のこと」とある。 たとえば、本文のとある …
旧・文芸スノッブ 山口瞳「行きつけの店」カッコいい大人になるための人生の教科書 2022/11/13(日) みつの沫 文化系スノッブ 山口瞳「行きつけの店」読了。 本書「行きつけの店」は、1993年(平成5年)に刊行されたエッセイ集である。 そこで生きて働く人々を描いたエ …
旧・文芸スノッブ 三浦哲郎「師・井伏鱒二の思い出」さりげない言葉で人生を導いてくれた 2022/11/12(土) みつの沫 文化系スノッブ 三浦哲郎「師・井伏鱒二の思い出」読了。 本書は、筑摩書房版『井伏鱒二全集』(1996-2000)の月報に掲載されたエッセイである。 単行 …
旧・文芸スノッブ 庄野潤三「花」アメリカで出会ったイタリアとメキシコの人妻たち 2022/11/12(土) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三「花」読了。 本作「花」は、『小説中央公論』昭和36年(1961年)3月号に発表された短編小説である。 作品集では『休みのあくる …
旧・文芸スノッブ 井伏鱒二「本日休診」焼け跡の中でしぶとく生きる日本人のたくましさ 2022/11/08(火) みつの沫 文化系スノッブ 井伏鱒二「本日休診」読了。 本作「本日休診」は、1949年(昭和24年)から1950年(昭和25年)にかけて、「文藝春秋」に断続的に発表さ …
旧・文芸スノッブ 井伏鱒二「復員者の噂」終戦直後の混乱を生きる庶民の悲喜こもごも 2022/11/06(日) みつの沫 文化系スノッブ 井伏鱒二「復員者の噂」読了。 本作「復員者の噂」は、1948年(昭和23年)6月、「社会」に発表された短編小説である。 この年、著者は5 …