旧・文芸スノッブ カポーティ「夜の樹」19歳の女子大生が自分の孤独と向き合う青春小説 2022/03/10(木) みつの沫 文化系スノッブ トルーマン・カポーティ「夜の樹」読了。 「夜の樹」は、『夜の樹』(川本三郎訳、新潮文庫)に収録されている短篇小説である。 本国アメリカで …
旧・文芸スノッブ 村上春樹「言いだしかねて」文学から始まる音楽の世界も悪くない 2022/03/09(水) みつの沫 文化系スノッブ 村上春樹さんのエッセイが好きです。 小説よりも好きだっていう人、意外と多いそうです。 エッセイというのは、雑誌で読んだ方が楽しい 村上春樹 …
旧・文芸スノッブ 田山花袋「少女病」若い女性に対する異常な執着心と失われた青春時代 2022/03/09(水) みつの沫 文化系スノッブ 田山花袋「少女病」読了。 「少女病」は、講談社文芸文庫『私小説名作選(上)』(中村光男選)に収録されている短篇小説である。 初出は『太陽 …
旧・文芸スノッブ 井伏鱒二「鯉」白い鯉は二人の友情の証だった!亡き友に捧げる鎮魂歌 2022/03/08(火) みつの沫 文化系スノッブ 井伏鱒二「鯉」読了。 「鯉」は、講談社文芸文庫『私小説名作選(上)』(中村光男選)に収録されている短篇小説である。 初出は『三田文学』1 …
旧・文芸スノッブ 太宰治「富嶽百景」人間として、小説家としての再起を賭けた甲州滞在 2022/03/07(月) みつの沫 文化系スノッブ 太宰治「富嶽百景」読了。 「富嶽百景」は、1939年(昭和14年)2月・3月『文体』に発表された短篇小説である。 この年、著者は30歳だ …
旧・文芸スノッブ 木山捷平「耳学問」終戦直後の長春で体験したシベリヤ行きからの脱走 2022/03/06(日) みつの沫 文化系スノッブ 木山捷平「耳学問」読了。 「耳学問」は、講談社文芸文庫『私小説名作選(上)』(中村光男選)に収録されている短篇小説である。 文芸文庫には …
旧・文芸スノッブ 庄野潤三「石垣いちご」静岡県清水市まで戦時中の兄の思い出を訪ねて 2022/02/16(水) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三「石垣いちご」読了。 本作「石垣いちご」は、「文学界」昭和38年11月号に発表された短篇小説である。 作品集では、『丘の明り …
旧・文芸スノッブ 庄野潤三「山高帽子」南海電鉄から南海汽船へ~父の遺品と旅をした 2022/02/15(火) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三「山高帽子」読了。 本作「山高帽子」は、「文芸」昭和42年1月号に掲載された短篇小説である。 作品集では『丘の明り』(1975、 …
旧・文芸スノッブ 庄野潤三「餡パンと林檎のシロップ」愉快な兄弟の会話は人生の断章 2022/02/14(月) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三「餡パンと林檎のシロップ」読了。 本作「餡パンと林檎のシロップ」は、「文学界」昭和47年1月号に発表された短篇小説である。 作品 …
旧・文芸スノッブ 庄野潤三「砂金」イギリスのエッセイ文学を思わせる短篇小説 2022/02/13(日) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三「砂金」読了。 本作「砂金」は、「群像」昭和49年1月号に発表された短篇小説である。 作品集では、『休みのあくる日』(1975、 …