旧・文芸スノッブ 進藤純孝「文壇私記」~「第三の新人」と呼ばれた作家たちの若き日々 2021/05/04(火) みつの沫 文化系スノッブ 進藤純孝「文壇私記」読了。 昭和28年早春、「文学界」編集部の肝入りで、新人の作家評論家の会合が開催された。 作家側の人選を任された …
旧・文芸スノッブ 庄野潤三「懐しきオハイオ」温かい人々に包まれたアメリカ留学の日々 2021/05/02(日) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三『懐しきオハイオ』読了。 あとがきから引用する。 1957年(昭和32年)の秋から翌58年(昭和33年)の夏まで、庄野さんは …
旧・文芸スノッブ 庄野潤三「三つの葉」夫の留守に男を自宅に連れ込む妻が好きだった歌 2021/05/02(日) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三「三つの葉」読了・ 「三つの葉」は、昭和29年7月号の「小説新潮」で発表され、単行本『旅人の喜び』に収録された短篇小説である。 …
旧・文芸スノッブ 川本三郎「村上春樹論集成」1980年代的村上春樹の喪失体験の歴史 2021/05/01(土) みつの沫 文化系スノッブ 川本三郎「村上春樹論集成」読了。 著者の川本三郎さんは1944年(昭和19年)生まれで、1949年(昭和24年)生まれの村上春樹より5 …
旧・文芸スノッブ 結城信一「作家のいろいろ」~庄野潤三の作品と人柄に触れるエッセイ 2021/05/01(土) みつの沫 文化系スノッブ 「作家のいろいろ」は、昭和54年(1979年)に刊行された、結城信一のエッセイ集である。 雑誌や新聞に掲載された書評を中心に、随筆も収 …
旧・文芸スノッブ 伊藤正直「戦後文学のみた高度成長」~庄野潤三『夕べの雲』に見る都市型近代家族の形成 2021/04/29(木) みつの沫 文化系スノッブ 伊藤正直『戦後文学のみた<高度成長>』で、庄野潤三の『夕べの雲』が採り上げられている。 『戦後文学のみた<高度成長& …
旧・文芸スノッブ 川本三郎「それぞれの東京」昭和の作家が生きた東京の街をスナップする 2021/04/29(木) みつの沫 文化系スノッブ 川本三郎「それぞれの東京」読了。 川本三郎の著作は、小説と小説の合間の息抜きで読むことが多い。 読書によって生じた作家への興味関心を …
旧・文芸スノッブ ウイリアム・サロイヤン「わが名はアラム」貧しい少年が見た苦しくも楽しい暮らし 2021/04/24(土) みつの沫 文化系スノッブ ウィリアム・サロイヤン「わが名はアラム」読了。 サロイヤンの「わが名はアラム」のことは、庄野潤三『文学交友録』で知った。 「サローヤン …
旧・文芸スノッブ モーム「お菓子とビール」人妻との切ないラブ・ロマンスの甘い思い出 2021/04/24(土) みつの沫 文化系スノッブ サマセット・モーム「お菓子とビール」読了。 「お菓子とビール」は、1930年(昭和5年)に刊行された、モーム円熟期(56歳だった)の長 …
旧・文芸スノッブ レイモンド・チャンドラー「プレイバック」マーロウ最後の事件には謎が多すぎる 2021/04/18(日) みつの沫 文化系スノッブ 久しぶりに、レイモンド・チャンドラーの『プレイバック』を読んだ。 『プレイバック』は、1958年(昭和33年)に刊行された、チャンドラ …