文学鑑賞 庄野潤三「懐しきオハイオ」温かい人々に包まれたアメリカ留学の日々 2021/05/02(日) みづほ 文化系スノッブ 庄野潤三『懐しきオハイオ』読了。 あとがきから引用する。 1957年(昭和32年)の秋から翌58年(昭和33年)の夏まで、庄野さんは …
文学鑑賞 庄野潤三「三つの葉」夫の留守に男を自宅に連れ込む妻が好きだった歌 2021/05/02(日) みづほ 文化系スノッブ 庄野潤三「三つの葉」読了・ 「三つの葉」は、昭和29年7月号の「小説新潮」で発表され、単行本『旅人の喜び』に収録された短篇小説である。 …
文学鑑賞 結城信一「作家のいろいろ」~庄野潤三の作品と人柄に触れるエッセイ 2021/05/01(土) みづほ 文化系スノッブ 「作家のいろいろ」は、昭和54年(1979年)に刊行された、結城信一のエッセイ集である。 雑誌や新聞に掲載された書評を中心に、随筆も収 …
文学鑑賞 伊藤正直「戦後文学のみた高度成長」~庄野潤三『夕べの雲』に見る都市型近代家族の形成 2021/04/29(木) みづほ 文化系スノッブ 伊藤正直『戦後文学のみた<高度成長>』で、庄野潤三の『夕べの雲』が採り上げられている。 『戦後文学のみた<高度成長& …
文学鑑賞 庄野潤三「早春」彼らも神戸の街も歴史を重ねて生きてきた 2021/04/10(土) みづほ 文化系スノッブ 庄野潤三「早春」読了。 本作「早春」は、1980年(昭和55年)6月から1981年(昭和56年)9月まで16回にわたって「海」に連載さ …
文学鑑賞 庄野至「真夜中の祝宴」兄の庄野潤三が芥川賞を受賞した夜のこと 2021/04/10(土) みづほ 文化系スノッブ 庄野潤三が芥川賞を受賞した夜のことを書いたエッセイがある。 庄野さんの実弟・庄野至の「真夜中の祝宴」が、それだ。 その電話は、「プール …
文学鑑賞 庄野潤三「ニューイングランドびいき」旅行記を超えた庄野文学の世界 2021/04/04(日) みづほ 文化系スノッブ 庄野潤三「ニューイングランドびいき」読了。 昭和32年から33年にかけて、アメリカのガンビアという村へ留学していた庄野さんは、帰国後『 …
文学鑑賞 庄野至「三角屋根の古い家」弟が見ていた終戦前後の庄野潤三 2021/04/04(日) みづほ 文化系スノッブ 庄野至に「三角屋根の古い家」という随筆がある。 庄野至は、庄野英二・潤三の末の弟であり、「三角屋根の古い家」というのは、幼少時代の彼ら …
文学鑑賞 庄野潤三「旅人の喜び」一線を越えそうで越えられない人妻の焦り 2021/04/04(日) みづほ 文化系スノッブ 庄野潤三「旅人の喜び」読了。 帯には「女性の真の幸福とは何か?」「『静物』の著者が全女性におくる傑作長編」と書かれている。 裏表紙に …
文学鑑賞 庄野潤三「水の都」庶民からの聞き書きで再現した戦前の大阪商人の暮らし 2021/04/04(日) みづほ 文化系スノッブ 庄野潤三『水の都』読了。 庄野文学のひとつの大きな流れとして「聞き書き小説」というジャンルがある。 自分の体験を書くのではなく、 …