読書 井伏鱒二「黒い雨」戦争日記の姿で現れた原爆文学の最高傑作 2022/07/09(土) みづほ 文化系スノッブ 井伏鱒二「黒い雨」読了。 本作「黒い雨」は、1965年(昭和40年)1月から1966年(昭和41年)9月まで『新潮』に連載された長編小 …
旧・文芸スノッブ 井伏鱒二「鯉」白い鯉は二人の友情の証だった!亡き友に捧げる鎮魂歌 2022/03/08(火) みづほ 文化系スノッブ 井伏鱒二「鯉」読了。 「鯉」は、講談社文芸文庫『私小説名作選(上)』(中村光男選)に収録されている短篇小説である。 初出は『三田文学』1 …
旧・文芸スノッブ 木山捷平「耳学問」終戦直後の長春で体験したシベリヤ行きからの脱走 2022/03/06(日) みづほ 文化系スノッブ 木山捷平「耳学問」読了。 「耳学問」は、講談社文芸文庫『私小説名作選(上)』(中村光男選)に収録されている短篇小説である。 文芸文庫には …
読書 井伏鱒二「珍品堂主人」金持ちと美女に翻弄された骨董屋の泣き笑い 2022/01/16(日) みづほ 文化系スノッブ 井伏鱒二「珍品堂主人」読了。 本作「珍品堂主人」は、1959年(昭和34年)1月から9月まで『中央公論』に連載された長編小説である。 …
読書 井伏鱒二「太宰治」どんなに迷惑をかけられても太宰のことが大好きだった 2022/01/15(土) みづほ 文化系スノッブ 井伏鱒二「太宰治」読了。 本作「太宰治」は、井伏鱒二の作品の中から、太宰治について書かれたものを収録したアンソロジーである。 1 …
旧・文芸スノッブ 井伏鱒二「取材旅行」おちょろ船、葛原勾当、有本芳水から骨董屋の買い出しまで 2021/12/31(金) みづほ 文化系スノッブ 井伏鱒二「取材旅行」読了。 本作「取材旅行」は、1961年(昭和35年)に新潮社から刊行された作品集である。 この年、著者は63歳だった …
旧・文芸スノッブ 青柳瑞穂「壺のある風景」旅行と骨董を愛した作家の随筆集 2021/12/25(土) みづほ 文化系スノッブ 青柳瑞穂「壺のある風景」読了。 本書は、著者が愛してやまない壺(つまり骨董品)にまつわる文章を集めた随筆集である。 と言っても、難し …
読書 井伏鱒二追悼文集「尊魚堂主人」多くの仲間に愛された最後の昭和文士 2021/12/12(日) みづほ 文化系スノッブ 「尊魚堂主人-井伏さんを偲ぶ」読了。 本書は、2000年(平成12年)に刊行された井伏鱒二追悼文集である。 井伏鱒二が没 …
旧・文芸スノッブ 村上菊一郎「マロニエの葉」パリ滞在記と文学仲間たちとの温かい交遊記 2021/10/31(日) みづほ 文化系スノッブ 村上菊一郎「マロニエの葉」読了。 本書は、フランス文学者として著名な村上菊一郎の初めての随筆集である。 村上菊一郎という名前を、僕は …