旧・文芸スノッブ 阪田寛夫「どれみそら」会社員時代の庄野潤三 2021/03/28(日) みつの沫 文化系スノッブ 阪田寛夫『どれみそら』を読んでいたら、会社員時代の庄野潤三の話が出てきた。 若き日の庄野さんを知る貴重なエピソードなので、ここに書き留めておきたい。 朝日放送の上司が庄野潤三 …
旧・文芸スノッブ 庄野潤三「ピアノの音」洗練された家族小説の行方 2021/03/27(土) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三『ピアノの音』読了。 久しぶりに、庄野さんの「夫婦の晩年シリーズ」を読んだ。 「夫婦の晩年シリーズ」というのは、庄野文学の後 …
旧・文芸スノッブ 庄野潤三「ガンビアの春」旅行と回想に、大学と市民の評伝が積み重なる 2021/03/21(日) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三『ガンビアの春』読了。 庄野夫妻が、ロックフェラー財団の給付奨学生(研究員)としてケニオン・カレッジで学ぶために渡米し、オハイ …
旧・文芸スノッブ 庄野潤三「文学交友録」仲間たちを語る言葉の中にある温かさ 2021/03/20(土) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三「文学交友録」読了。 帯文には「初めての文学的自叙伝」とある。 庄野文学に影響を与えた文学者たちが、庄野さんの回想によって綴 …
旧・文芸スノッブ トマス・ヒューズ「トム・ブラウンの学校生活」を少年少女世界の名作文学で読む 2021/03/14(日) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三「エイヴォン記」の中で、近所の清水さんからエイヴォンという名前の薔薇の花をもらった庄野さんが、妻に向かって、こう話す場面がある。 …
旧・文芸スノッブ 庄野潤三「さくらんぼジャム」"フーちゃん3部作"完結編 2021/03/14(日) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三の長編小説「さくらんぼジャム」読了。 まずは「あとがき」から。 『さくらんぼジャム』は、「文学界」1992年11月号から1 …
旧・文芸スノッブ 饗庭孝男「想像力の風景」~庄野潤三の「生の懐しさ」を読み解く 2021/03/13(土) みつの沫 文化系スノッブ 饗庭孝男「想像力の風景」読了。 饗庭孝男(あえばたかお)は、1930年生まれの文芸評論家で、2017年に亡くなっている(87歳だった) …
旧・文芸スノッブ 庄野潤三「前途」戦時を生きる文学青年たちの青春群像 2021/03/12(金) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三の長編小説「前途」読了。 あとがきがないので、帯文を読んでみる。 学徒出陣を目前にした青春—苛烈な<前途>を予 …
旧・文芸スノッブ 庄野潤三「雷鳴」紙一重で隣り合っている生と死の不思議 2021/03/07(日) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三の中編小説「雷鳴」読了。 「雷鳴」は、昭和37年「文学界」6月号に掲載され、作品集『鳥』(講談社、1964年)に収録された作品 …
旧・文芸スノッブ 庄野潤三「日ざかり」人間観察のセブン・ストーリーズ 2021/03/07(日) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三の短編小説「日ざかり」読了。 「日ざかり」は、昭和37年「新潮」8月号に掲載され、作品集『鳥』(講談社、1964年)に収録され …