旧・文芸スノッブ 読売新聞「庄野潤三 静かなブーム」生誕100年を迎えて~現在も入手可能な庄野文学作品 2021/02/10(水) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三は、1921年2月9日生まれで、2021年は生誕100年に当たる。 誕生日前日の2月8日、読売新聞夕刊には「庄野潤三 静かなブーム …
旧・文芸スノッブ 岡崎武志「ここが私の東京」東京に人生を賭けた人々 2021/02/07(日) みつの沫 文化系スノッブ 「ここが私の東京」は、上京の瞬間に着目した、文化人たちの評伝物語である。 「ここが私の東京」という題名からは、既に地方出身者の悲哀が感 …
旧・文芸スノッブ 川本三郎「郊外の文学誌」名作は東京郊外で生まれてきた 2021/02/07(日) みつの沫 文化系スノッブ 大正末期から昭和初期にかけて、広がりつつある東京郊外の住宅地に出現したのは、「プチブルジョア(小市民)」と呼ばれるホワイトカラーの中産階 …
旧・文芸スノッブ 福原麟太郎「第三のクラブ」チャールズ・ラムを愛した男の生き方 2021/02/06(土) みつの沫 文化系スノッブ 「第三のクラブ」という書名は、著者(福原麟太郎)が敬愛するヂョンソン博士に由来している。 18世紀の英国を代表する文学者であったヂョン …
旧・文芸スノッブ 吉行淳之介「札幌夫人」現地妻を求めたサッチョンたち 2021/02/06(土) みつの沫 文化系スノッブ 吉行淳之介の「札幌夫人」は、昭和37年10月号の「小説・中央公論」に掲載された短編小説である。 当時、38歳だった著者(吉行淳之介)は …
旧・文芸スノッブ 庄野潤三「雉子の羽」高度経済成長期を描いた171の断片 2021/02/05(金) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三の「雉子の羽」は、「文学界」昭和41年12月号から昭和42年12月号まで連載された長編小説である。 本作品最大の特徴は、171 …
旧・文芸スノッブ 安岡章太郎「晴れた空 曇った顔」文学的になりすぎない旅 2021/01/31(日) みつの沫 文化系スノッブ 「私の文学散歩」という副題がある。 そのつもりで、本書「晴れた空 曇った顔」を読み進めていくと、文学作品の舞台や作家の足跡を辿る、いわ …
旧・文芸スノッブ 俵万智「サラダ記念日」たった一つの「いいね」で幸せになれる 2021/01/31(日) みつの沫 文化系スノッブ 俵万智の「サラダ記念日」は、1987年度最大のベストセラー作品である。 一人の若手歌人の作品集のタイトルは(しかもデビュー作)、日本中で知 …
旧・文芸スノッブ 庄野潤三「道」妻の不倫からアメリカの人種差別まで 2021/01/31(日) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三の「道」は、昭和37年に刊行された短編集である。 「この三年ほどの間に書いた作品からこの八篇を集めたが、「道」以外の七篇はすべ …
旧・文芸スノッブ 内藤好之「みんな俳句が好きだった」松本清張から渥美清まで 2021/01/30(土) みつの沫 文化系スノッブ 俳句は敷居の低い文学である。 奥は深いが、入門の入り口は広い。 短時間で創作者となれる手軽さもあって、プロ以外にも、多くの著名人が俳 …