旧・文芸スノッブ 永井龍男「東京の横丁」~「私の履歴書」を含む老いと追憶の随筆集 2024/02/23(金) みつの沫 文化系スノッブ 永井龍男「東京の横丁」読了。 本作「東京の横丁」は、1991年(平成3年)1月に刊行された随筆集である。 著者は、1990年(平成2年) …
旧・文芸スノッブ 永井龍男「落葉の上を」1980年代の老齢鎌倉文士の随筆がエモい 2023/10/14(土) みつの沫 文化系スノッブ 永井龍男「落葉の上を」読了。 本作「落葉の上を」は、1987年(昭和62年)7月に朝日新聞社から刊行された随筆集である。 この年、著者は …
旧・文芸スノッブ 永井龍男「皿皿皿と皿」庶民の暮らしを季節感で描いた歳時記小説 2023/04/09(日) みつの沫 文化系スノッブ 永井龍男「皿皿皿と皿」読了。 本作「皿皿皿と皿」は、1962年(昭和37年)10月から1963年(昭和38年)9月まで『週刊朝日』に連載さ …
旧・文芸スノッブ 永井龍男「青梅雨」生命力の裏側にある人生のはかなさ 2023/04/05(水) みつの沫 文化系スノッブ 永井龍男「青梅雨」読了。 本作「青梅雨」は、1965年(昭和40年)9月『新潮』に発表された短編小説である。 この年、著者は61歳だった …
旧・文芸スノッブ 永井龍男「黒い御飯」家族の愛情と貧困家庭の怨念、格差社会への怒り 2023/03/25(土) みつの沫 文化系スノッブ 永井龍男「黒い御飯」読了。 本作「黒い御飯」は、1923年(大正12年)7月『文藝春秋』に発表された短編小説である。 この年、著者は19 …
旧・文芸スノッブ 永井龍男「活版屋の話」菊池寛が激賞した短篇小説の名手のデビュー作 2023/02/19(日) みつの沫 文化系スノッブ 永井龍男「活版屋の話」読了。 本作「活版屋の話」は、1920年(大正9年)9月、『サンエス』第二巻第九号に発表された処女短編小説である。 …
旧・文芸スノッブ 永井龍男「コチャバンバ行き」小市民にとっての幸福な老後とは何か 2023/02/16(木) みつの沫 文化系スノッブ 永井龍男「コチャバンバ行き」読了。 本書は、1965年(昭和40年)から1968年(昭和43年)にかけて、『小説新潮』に発表された連作短編 …
旧・文芸スノッブ 永井龍男「石版東京図絵」明治・大正を温かい眼差しで振り返る職人の半生記 2023/01/02(月) みつの沫 文化系スノッブ 永井龍男「石版東京図絵」読了。 本作「石版東京図絵」は、1967年(昭和42年)1月4日から6月1日まで、「毎日新聞」夕刊「現代日本の小説 …
旧・文芸スノッブ 永井龍男「そばやまで」なぜ男は自殺未遂をする若い人妻に惹かれるのか 2022/12/30(金) みつの沫 文化系スノッブ 永井龍男「そばやまで」読了。 本作「そばやまで」は、1951年(昭和26年)5月の「別冊文藝春秋」に発表された短編小説である。 単行本で …
旧・文芸スノッブ 永井龍男「夕ごころ」昭和の文壇と己の半生を回想する晩年の随筆集 2022/11/23(水) みつの沫 文化系スノッブ 永井龍男「夕ごころ」読了。 本書「夕ごころ」は、1980年(昭和55年)に講談社から刊行された随筆集である。 さりげない回想の中にある戦前 …