文学鑑賞 福原麟太郎「この道を行く」地元・野方町の散歩や庄野潤三との交流、白洲正子や森田たまの書評など 2024/04/20(土) みづほ 文化系スノッブ 福原麟太郎「この道を行く」読了。 本作「この道を行く──わが人生観」は、1965年(昭和40年)2月から6月まで『熊本日日新聞』に連載 …
文学鑑賞 福原麟太郎「書斎の無い家」人間を愛し、人生を愛した老英文学者の随筆集 2024/04/14(日) みづほ 文化系スノッブ 福原麟太郎「書斎の無い家」読了。 本作「書斎の無い家」は、1964年(昭和39年)10月に文藝春秋から刊行された随筆集である。 …
文学鑑賞 小沼丹「珈琲挽き」これはショートバージョンの小説なのか?追憶という過去世界への誘い 2024/04/13(土) みづほ 文化系スノッブ 小沼丹「珈琲挽き」読了。 本作「珈琲挽き」は、1994年(平成6年)1月にみすず書房から刊行された随筆集である。 この年、著者は …
文学鑑賞 庄野潤三「陽気なクラウン・オフィス・ロウ」チャールズ・ラムの世界を巡るロンドン日記 2024/04/12(金) みづほ 文化系スノッブ 庄野潤三「陽気なクラウン・オフィス・ロウ」読了。 本作「陽気なクラウン・オフィス・ロウ」は、1982年(昭和57年)1月から1983年 …
文学鑑賞 村上春樹「村上朝日堂」結婚願望とサイン本の価値、あるいは古いダッフルコートについて 2024/04/07(日) みづほ 文化系スノッブ 村上春樹「村上朝日堂」読了。 本作「村上朝日堂」は、1984年(昭和59年)7月に若林出版企画から刊行されたエッセイ集である。 …
文学鑑賞 チャールズ・ラム「エリア随筆抄」解説豊富で文章も読みやすい入門者向け 2024/04/07(日) みづほ 文化系スノッブ チャールズ・ラム「エリア随筆抄」読了。 本来「エリア随筆」は、1820年2月から1825年まで『ロンドン雑誌』に発表されたエッセイで、 …
文学鑑賞 【深読み考察】村上春樹「羊をめぐる冒険」青春の喪失感と自己内対話による再生の可能性 2024/04/06(土) みづほ 文化系スノッブ 村上春樹「羊をめぐる冒険」読了。 本作「羊をめぐる冒険」は、1982年(昭和57年)10月に講談社から刊行された長篇小説である。 …
文学鑑賞 庄野潤三「屋上」懐かしくて居心地の良い祖父母の家みたいな優しい温もり 2024/04/06(土) みづほ 文化系スノッブ 庄野潤三「屋上」読了。 本作「屋上」は、1980年(昭和55年)2月に講談社から刊行された短篇小説集である。 この年、著者は59 …
文学鑑賞 シェイクスピア「ハムレット」殺すからには地獄へ送りたいという究極の復讐劇 2024/03/31(日) みづほ 文化系スノッブ ウィリアム・シェイクスピア「ハムレット」読了。 本作「ハムレット」は、1601年頃に書かれたと推測されている戯曲(復讐悲劇)である。 …
文学鑑賞 太宰治「葉桜と魔笛」青春の後悔と再生への祈り 2024/03/31(日) みづほ 文化系スノッブ 太宰治「葉桜と魔笛」読了。 本作「葉桜と魔笛」は、1939年(昭和14年)6月『若草』に発表された短編小説である。 この年、著者は30歳だった。 作品集としては、 …