読書体験 氷室冴子「クララ白書」中3女子の寄宿舎ライフは明るくて爽やかな友情の日々だった 2024/10/26(土) ますじぃ 文化系スノッブ 氷室冴子「クララ白書」読了。 『クララ白書』は、1980年(昭和50年)4月に、『クララ白書 ぱーとⅡ』は、1980年(昭和50年)1 …
読書体験 『中央線随筆傑作選』中央線風土記あるいは中央線紀行文学(散歩文学)としてのアンソロジー 2024/10/21(月) ますじぃ 文化系スノッブ 南陀楼綾繁「中央線随筆傑作選」読了。 本作『中央線随筆傑作選』は、2024年(令和6年)9月に中公文庫から刊行されたアンソロジーである …
読書体験 【名作解説】夏目漱石「三四郎」誰もがストレイ・シープだった時代の新しいヒロインの鮮烈デビュー 2024/10/20(日) ますじぃ 文化系スノッブ 夏目漱石「三四郎」読了。 本作「三四郎」は、1909年(明治42年)5月に春陽堂から刊行された長篇小説である。 この年、著者は4 …
読書体験 釧路湿原のイトウ釣りブームを招いた『釣りキチ三平』イトウはどうして幻の魚となったのか? 2024/10/19(土) ますじぃ 文化系スノッブ 久しぶりに『釣りキチ三平』を読んだ。 いちばんおもしろいのは、やはり、北海道(釧路湿原)を舞台としたイトウ釣りの話(講談社コミックスで …
読書体験 井伏鱒二「おこまさん」甲府のバスガールが主人公の戦前少女小説が岩波少年文庫で読めるって知ってました? 2024/10/15(火) ますじぃ 文化系スノッブ 井伏鱒二「おこまさん」読了。 本作「おこまさん」は、1941年(昭和16年)6月に輝文館から刊行された『おこまさん』に収録された短篇小 …
読書体験 【名作考察】トルストイ「戦争と平和」生きることの難しさを乗り越えた若者たちの再生物語 2024/10/13(日) ますじぃ 文化系スノッブ レフ・トルストイ「戦争と平和」読了。 本作『戦争と平和』(全六巻)は、1867年(慶応3年)から1869年(明治2年)にかけて刊行され …
読書体験 庄野文学のアイドル「フーちゃん」は、長女(夏子)の再来だったのか? 2024/10/13(日) ますじぃ 文化系スノッブ 庄野潤三には「フーちゃん三部作」と呼ばれる作品がある。 初めての孫娘(フーちゃん)を主人公とする作品群のことだ。 庄野潤三の家族 …
読書体験 平中悠一「アーリィ・オータム」オリーブ少女に恋をしたシティボーイの渋谷系青春文学 2024/10/12(土) ますじぃ 文化系スノッブ 平中悠一「Early Autumn(アーリィ・オータム)」読了。 本作「アーリィ・オータム」は、1986年(昭和60年)9月に河出書房 …
読書体験 P+D BOOKSで甦る昭和の名作短篇集『銀色の鈴』は小沼丹デビューの最適解 2024/10/05(土) ますじぃ 文化系スノッブ 小沼丹『銀色の鈴』読了。 本作『銀色の鈴』は、1971年(昭和46年)5月に講談社から刊行された短篇小説集である。 この年、著者 …
読書体験 『雨月物語』の世界観をナンセンス・ギャグに昇華する『がきデカ』的宇宙のすごさ 2024/10/04(金) ますじぃ 文化系スノッブ 山上たつひこ『がきデカ』第4巻読了。 本作『がきデカ』は、1974年(昭和49年)から1980年(昭和55年)まで『週刊少年チャンピオ …