読書 小沼丹『藁屋根』終戦直後の暮らしと谷崎精二の思い出、オーストリア旅行3部作 2024/08/18(日) みづほ 文化系スノッブ 小沼丹『藁屋根』は、1975年(昭和50年)10月に河出書房新社から刊行された短篇小説集である。 この年、著者は57歳だった。 …
読書 庄野潤三『プールサイド小景・静物』村上春樹も注目する<第三の新人>時代の名作短篇集 2024/08/17(土) みづほ 文化系スノッブ 庄野潤三『プールサイド小景・静物』は、1965年(昭和40年)2月に刊行された新潮文庫オリジナルの短篇小説集である。 この年、著者は3 …
読書 小沼丹『木菟燈籠』亡き人を偲び、古き時代を懐かしむ、追想文学の極致 2024/08/16(金) みづほ 文化系スノッブ 小沼丹『木菟燈籠』は、1978年(昭和54年)6月に講談社から刊行された短篇小説集である。 この年、著者は60歳だった。 収録作 …
読書 竹野雅人『純愛映画・山田さん日記』退屈な日常からの逃避と本当の自分探しの物語 2024/08/12(月) みづほ 文化系スノッブ 竹野雅人『純愛映画・山田さん日記』は、1989年(平成元年)1月に福武書店から刊行された短篇小説集である。 この年、著者は23歳だった …
読書 1980年代の夏を駆け抜けた<喜多嶋隆>の青春ラブストーリー 2024/08/12(月) みづほ 文化系スノッブ 夏と言えばサザン、夏といえばTUBE、夏といえば杏里、夏といえば杉山清貴&オメガトライブ、夏といえばブレッド&バターだったのと同じように、8 …
読書 中平まみ「ストレイ・シープ」ファザコン女子の不倫と処女喪失 2024/08/10(土) みづほ 文化系スノッブ 中平まみ「ストレイ・シープ」は、1980年(昭和55年)12月『文藝』に発表された長篇小説である。 この年、著者は33歳だった。 …
読書 【徹底考察】サリンジャー「ライ麦畑でつかまえて」翻訳読み比べで読み解く謎のメッセージ 2024/08/10(土) みづほ 文化系スノッブ J.D.サリンジャー「ライ麦畑でつかまえて」は、1951年(昭和26年)にリトル・ブラウン社から刊行された長編小説である。 原題は「T …
読書 村上春樹『中国行きのスロウ・ボート』牡蠣フライ理論で読めば意味不明の小説も怖くない 2024/08/09(金) みづほ 文化系スノッブ 村上春樹『中国行きのスロウ・ボート』読了。 本作『中国行きのスロウ・ボート』は、1983年(昭和58年)5月に中央公論社から刊行された …
読書 新井千裕「復活祭のためのレクイエム」広告に翻弄される現代社会と村上春樹のパロディ小説 2024/08/09(金) みづほ 文化系スノッブ 新井千裕「復活祭のためのレクイエム」は、1986年(昭和61年)6月『群像』に発表された長篇小説である。 この年、著者は、34歳だった …
読書 小沼丹『埴輪の馬』古い記憶を乗せて回る走馬灯~最後の短篇集は「文化的終活」だったのか? 2024/08/05(月) みづほ 文化系スノッブ 小沼丹『埴輪の馬』読了。 本作『埴輪の馬』は、1986年(昭和61年)9月に講談社から刊行された短篇小説集である。 この年、著者 …