夏歌はシティポップの宝庫。
夏とシティポップとは切り離せない関係にある。
つまり、夏はシティポップを楽しむのに最高の季節なのだ。
ファンキーなシティポップ 10選
シティポップと言っても、明確な定義はない。
あるのは「何となく都会っぽい」という雰囲気だけだ。
ロックンロール寄りのシティポップもあれば、ディスコ寄りのシティポップもある。
要は好きなものを、好きなように聴けばいいということだろう。
自分は、Apple Music の中に大量のプレイリストを作って、気分に合わせたシティポップを楽しんでいる。
まずは、シティポップの中でも、ファンキーな雰囲気を持つ曲から。
選曲の基準は、サブスクで聴けることと、一般に知られているミュージシャンであること。
無名の人を掘り出す趣味があるわけではないので。
それより、あの人がこんな曲を!みたいな驚きに惹かれる。
ハネるようなリズムが心地良い、シティソウルの世界に浸りたい。
Private Beach / 中原めいこ
1990年発売のアルバム『303 EAST 60TH STREET』収録。
作詞作曲は中原めいこ。
代表曲「君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね。」は1984年のヒット曲。
バブル後期の中原めいこもいいよ。
WINDY SUMMER / 杏里
1983年発売のアルバム『Timely!!』収録曲。
作詞・作曲・編曲すべて角松敏生だった。
角松敏生プロデュースのアルバム『Timely!!』は、シティポップの名盤。
全曲おすすめ。
真夏のサウンドトラックとして。
バハマ・エアポート / 稲垣潤一
1982年発売のアルバム『246:3AM』収録曲。
作詞:遠藤幸三、作曲:見岳章、編曲:井上鑑。
稲垣潤一のデビューアルバムは、井上鑑プロデュースだった。
緑色のラグーン / 早見優
1984年発売のシングル「誘惑光線・クラッ!」のカップリング曲。
作詞:松本隆、作曲:筒美京平、編曲:大村雅朗。
松本隆のリゾート観が満載。
ストローハットの夏想い / 斉藤由貴
1986年発売のアルバム『チャイム』収録曲。
作詞:あさくらせいら、作曲:MAYUMI、編曲:武部聡志。
2020年、Night Tempoがリリースした『斉藤由貴 – Night Tempo presents ザ・昭和グルーヴ』に収録されている。
Southern wind / 岩崎宏美
1988年発売のアルバム『Me too』収録曲。
作詞:影森潤、作曲:和泉常寛、編曲:中村哲。
歌謡曲のイメージが強い岩崎宏美だけど、良質なシティポップの名曲が多い。
Ocean Side / 菊池桃子
1984年発売のデビューアルバム『OCEAN SIDE』収録曲。
作詞:青木久美子、作曲編曲:林哲司。
デビューアルバムは、最初のタイトル曲から良い。
SUMMER VACATION / 村田和人(&竹内まりや)
1984年発売のアルバム『MY CREW』収録曲。
作詞:安藤芳彦、作曲編曲:村田和人。
シングルじゃなかったのが不思議なくらいキャッチー。
裸足の季節 / 松田聖子
1980年発売のデビューシングル。
作詞:三浦徳子、作曲:小田裕一郎、編曲:信田かずお。
松田聖子の中で一番好きかも。
Super Chance / 1986オメガトライブ
1986年発売のシングル曲。
作詞:売野雅勇、作曲:和泉常寛、編曲:新川博。
オメガトライブ系の曲の中で一番好きかも。
CMの南野陽子が、とにかく可愛かった。
大人の雰囲気のシティポップ 10選
シティポップ最大の条件は「暑苦しくないこと」。
大人はクールにサマーソング、だ。
続いて、特に大人の魅力を感じるシティポップを。
条件は、サブスクで聴けることと、それなりに知名度があること。
暑苦しい夏の夜、シティポップで爽やかに過ごそう。
夏に恋する女たち / 大貫妙子
1983年発表のシングル曲。
作詞作曲:大貫妙子、編曲:坂本龍一。
都会で生きる男女の恋模様は、まさに大人のシティポップ。
TBS金曜ドラマ『夏に恋する女たち』の主題歌だった。
夏の罠 / カルロス・トシキ&オメガトライブ
1990年発表のアルバム『natsuko』収録曲。
作詞:秋元康、作曲:カルロス・トシキ、編曲:新川博。
大人になったカルロス・トシキもいいなあ。
感度は良好 / 門 あさ美
1983年発表のシングル曲。
作詞作曲:門あさ美、編曲:井上鑑。
1980年代の頃って、こういう大人っぽいお姉さんがいましたよね(大好きでした)。
夏の愛人 / 山本達彦
1985年発表のシングル曲。
作詞:売野雅勇、作曲:山本達彦、編曲:佐藤準。
もう一人のヤマタツ、山本達彦。
爽やか路線だったのに、バブル期にはホスト路線に走った印象。
夏物語 / 金井夕子
1979年発表のアルバム『invitation』収録曲。
作詞:山川啓介、作曲編曲:松任谷正隆。
昔の若者って、どうしてあんなに背伸びしたがったのだろうか。
日付変更線 / 南佳孝&大貫妙子
1978年発表のシングル曲。
作詞:松任谷由実、作曲:南 佳孝、編曲:坂本龍一。
製作メンバーが贅沢すぎ。
これぞ、オシャレなシティポップの走りだった。
マジカル・サマー / 麻倉未稀
1983年発表のシングル曲。
作詞:麻倉未稀、作曲:加藤和彦、編曲:清水信之。
色っぽいお姉さんの代表、麻倉未稀のサマーソング。
SUMMER BLUE / ブレッド&バター
1980年発表のシングル「青い地平線 Blue Horizon」のカップリング曲。
作詞:小林和子、作曲:岩沢二弓、編曲:細野晴臣。
細野晴臣時代のブレバタ、やっぱり完成度が高い。
夏の夜の10時30分 / 久保田早紀
1982年発表のアルバム『見知らぬ人でなく』収録曲。
作詞:三浦徳子、作曲:久保田早紀、編曲:井上鑑。
「異邦人」以降の久保田早紀はオシャレで都会的。
海 / サザンオールスターズ
1984年発表のアルバム『人気者で行こう』収録曲。
作詞作曲:桑田佳祐、編曲:サザンオールスターズ、新田一郎(管編曲)。
ダウナーなサザンもいいね。
っていうか、まじめな話、サザンはビッグヒットよりも、こういう脇の曲に名曲が多いような気がする。
まとめ
シティポップ最大の定義は「暑苦しくないこと」だと思う。
絶叫系とか全力疾走とかクールじゃない。
シティポップでオシャレな夏を楽しもう。