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庄野潤三の「静かなブーム」|生誕100年・没後15年の報道と企画展まとめ

庄野潤三の「静かなブーム」|生誕100年・没後15年の報道と企画展まとめ

庄野潤三は「静かな作家」だった。

ベストセラーを出すわけでもなく、文壇で騒がれるような事件もなかった。

ただ、自分のペースで作品を書き続け、昭和から平成へにかけて多くの著作を遺した。

そんな庄野潤三の功績は、今に語り継がれている。

本記事では、報道や企画展で示された「庄野潤三の人気」について、紹介していきたい。

読売新聞「庄野潤三 静かなブーム」生誕100年を迎えて

2021年2月8日。

庄野潤三の誕生日の前日に、読売新聞は庄野潤三の「静かなブーム」について報じた。

1921年2月9日生まれの庄野潤三にとって、2021年は「生誕100年」に当たっていた。

当時の新聞記事については、次の記事で詳しく解説しています。

読売新聞「庄野潤三 静かなブーム」生誕100年を迎えて~現在も入手可能な庄野文学作品

「生誕100年記念 作家・庄野潤三展――日常という特別」

その2021年、東京都練馬区立石神井公園ふるさと文化館では、「生誕100年記念 作家・庄野潤三展――日常という特別」が開催されている。

石神井公園は、大阪から上京した庄野潤三が初めて暮らした町でもある。

企画展のために製作された図録は、庄野文学の貴重な資料となっている。

「生誕100年記念 作家・庄野潤三展――日常という特別」については、次の記事で詳しく解説しています。

「生誕100年記念 作家・庄野潤三展――日常という特別」一人の作家が生きた歴史を辿る

読売新聞「庄野潤三 VS 島尾敏雄」

2022年5月22日(日)の読売新聞に、庄野潤三が登場している。

読売新聞文化欄「HONライン倶楽部」の「どっち派?」のコーナーで、「庄野潤三 VS 島尾敏雄」が採りあげられたのだ。

庄野潤三と島尾敏雄は、九州帝国大学で共に東洋史を専攻した仲間であり、自伝的青春小説『前途』に登場する「小高」は島尾敏雄がモデルとなっている。

読売新聞に掲載された「庄野潤三 VS 島尾敏雄」については、次の記事で詳しく解説しています。

読売新聞「庄野潤三 VS 島尾敏雄」家族を描き続けた小説家たち

「没後15年 庄野潤三展――生きていることは、やっぱり懐しいことだな!」

2024年(令和6年)6月8日(土)から8月4日(日)まで、神奈川近代文学館にて「没後15年 庄野潤三展――生きていることは、やっぱり懐しいことだな!」が開催された。

さすがに神奈川近代文学館らしく充実した展示で、会場は多くの来場者で賑わっていた。

庄野潤三の「静かなブーム」を可視化する企画展となったのではないだろうか。

実際に「没後15年 庄野潤三展」を訪問したときの記録は、次の記事で詳しく解説しています。

神奈川近代文学館「没後15年 庄野潤三展」ジャンルを超えた作家の文学と生活の記録

『クウネル』庄野潤三インタビュー

2000年代のスローライフで人気だった女性誌『クウネル』は、「静かなブーム」と呼ばれていた時代の庄野潤三のインタビュー記事を掲載している。

当時は『うさぎのミミリー』が発売された頃で、「夫婦の晩年シリーズ」は若い女性からも支持を集めていた。

晩年における庄野潤三の人気の秘密を探る上で、貴重な資料となっている。

『クウネル』に掲載された庄野潤三のインタビュー記事については、次の記事で詳しく解説しています。

【バックナンバー】『クウネル』庄野潤三インタビュー│家族小説家の静かなブーム

まとめ│終わらない庄野潤三の「静かなブーム」

庄野潤三ほど「静かなブーム」という言葉が似合う作家はいない。

目立たないようでいて、その著作は脈々と読み継がれていく。

本記事で紹介しているニュースは、そんな庄野潤三の本質を物語っているのではないだろうか?

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文学ブログ『時空標本』では、庄野潤三の紹介に力を入れています。

詳細は、次の記事をご覧ください。

▶ 庄野潤三とは|芥川賞を”超えた”作家の魅力と代表作10選を徹底解説

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モグラのジェン
文芸コラム担当。感想以上、批評未満。深読み癖あり。感想はX(@jiku_hyohon)にてお待ちしています。