読書体験 【名作解説】夏目漱石「三四郎」誰もがストレイ・シープだった時代の新しいヒロインの鮮烈デビュー 2024/10/20(日) みづほ 文化系スノッブ 夏目漱石「三四郎」読了。 本作「三四郎」は、1909年(明治42年)5月に春陽堂から刊行された長篇小説である。 この年、著者は4 …
読書体験 夏目漱石「坑夫」海辺のカフカをとらえた「なにを言いたいのかわからない」という不完全さの奥にあるもの 2024/08/31(土) みづほ 文化系スノッブ 夏目漱石「坑夫」読了。 本作「坑夫」は、、1908年(明治41年)に春陽堂から刊行された『草合』に収録された長篇小説である。 初 …
読書体験 夏目漱石「虞美人草」は、明治時代版のトレンディドラマ「男女6人春物語」だったのか? 2024/06/22(土) みづほ 文化系スノッブ 夏目漱石「虞美人草」読了。 本作「虞美人草」は、1907年(明治40年)6月23日から10月29日まで『東京朝日新聞』『大阪朝日新聞』 …
読書体験 夏目漱石「門」略奪婚で結ばれた裏切り夫婦の未来予想図 2023/09/26(火) みづほ 文化系スノッブ 夏目漱石「門」読了。 本作「門」は、1910年(明治43年)3月から6月まで『朝日新聞』に連載された長篇小説である。 この年、著 …
読書体験 夏目漱石「こころ」財産と恋愛に弱い人間の心の不思議 2023/09/15(金) みづほ 文化系スノッブ 夏目漱石「こころ」読了。 本作「こころ」は1914年(大正3年)4月から8月まで『朝日新聞』に連載された長編小説である。 この年 …
読書体験 夏目漱石「吾輩は猫である」明治の若者たちの前向きで逞しい情熱 2023/09/02(土) みづほ 文化系スノッブ 夏目漱石「吾輩は猫である」読了。 本作「吾輩は猫である」は、1905年(明治38年)1月から1906年(明治39年)8月まで『ホトトギス』 …
読書体験 夏目漱石「坊っちゃん」理不尽を許せず弱者に肩入れする青年教師の生きにくさ 2021/06/20(日) みづほ 文化系スノッブ 夏目漱石「坊っちゃん」読了。 社会というのは理不尽なものである。 給料の高い上司が先に帰るし、力ある上司の周りには剣呑な …