読書体験 庄野潤三「花」アメリカで出会ったイタリアとメキシコの人妻たち 2022/11/12(土) みづほ 文化系スノッブ 庄野潤三「花」読了。 本作「花」は、『小説中央公論』昭和36年(1961年)3月号に発表された短編小説である。 作品集では『休みのあくる …
読書体験 阪田寛夫「受けたもの 伝えたいもの」庄野潤三の『夕べの雲』を愛した理由 2022/09/30(金) みづほ 文化系スノッブ 阪田寛夫「受けたもの 伝えたいもの」読了。 本書は、日本キリスト教団の雑誌「信徒の友」に連載された随筆「私に届いた言葉」を収録したエッセイ …
読書体験 庄野潤三「紺野機業場」北陸の織物工場で生きる庶民の半生から見えてきたもの 2022/08/28(日) みづほ 文化系スノッブ 庄野潤三「紺野機業場」読了。 本作「紺野機業場」は、石川県小松市安宅にある小さな織物工場を舞台とした長編小説である。 1969年 …
読書体験 庄野潤三「散歩道から」家族を想い、故人を偲び、故郷を懐かしむ、老境の随想 2022/08/28(日) みづほ 文化系スノッブ 庄野潤三「散歩道から」読了。 本書『散歩道から』は、1995年(平成7年)に刊行された庄野潤三の随筆集である。 この年、庄野さん …
読書体験 庄野潤三「子供の盗賊」日本の随筆文学の最高峰と言いたい自選随筆集 2022/08/21(日) みづほ 文化系スノッブ 庄野潤三「子供の盗賊」読了。 「子供の盗賊」は、庄野潤三にとって唯一となる自選随筆集である。 1984年(昭和59年)、牧羊社か …
読書体験 庄野潤三「御代の稲妻」円熟期の作家の自信と誇りが感じられる安心の随筆集 2022/08/20(土) みづほ 文化系スノッブ 庄野潤三「御代の稲妻」読了。 本書「御代の稲妻」は、庄野潤三にとって5冊目の随筆集である。 1979年(昭和54年)、講談社から …
読書体験 庄野潤三「秋の日」満州旅行中に知った徴兵猶予撤廃と軍隊への入隊 2022/08/14(日) みづほ 文化系スノッブ 庄野潤三「秋の日」読了。 「秋の日」は、学生時代の満州旅行を素材にした短篇小説で、「文芸」1969年(昭和44年)1月号に掲載された。 …
読書体験 庄野潤三「曠野」満州旅行の期待と不安、旅で出会った人たちの記憶 2022/08/13(土) みづほ 文化系スノッブ 庄野潤三「曠野」読了。 「曠野」は、学生時代の満州旅行を素材にした短篇小説で、「群像」1964年(昭和39年)7月号に掲載された。 この …
読書体験 川西政明「新・日本文壇史」庄野潤三の浮気と妻の自殺未遂事件 2022/02/12(土) みづほ 文化系スノッブ 初期の庄野文学においては、「夫婦の(特に新婚夫婦の)危機」を重要なテーマとして描いた作品群が、その中心を占めている。 そして、夫婦の危 …
読書体験 庄野潤三「鉄の串」ビールと海老の串焼きで盛り上がる三人の男たち 2022/02/05(土) みづほ 文化系スノッブ 庄野潤三「鉄の串」読了。 本作「鉄の串」は、「群像」昭和39年(1964年)2月号に発表された短篇小説である。 作品集では『絵合せ』 …