旧・文芸スノッブ はじめての庄野潤三~おすすめ「家族小説」の名作5選 2021/05/29(土) みつの沫 文化系スノッブ コロナ禍の自粛生活の中で、庄野潤三さんの著作を集中的に読んできました。 今回は、庄野さんの作品で特に人気の高い「家族小説」の中から、これだ …
旧・文芸スノッブ 庄野潤三「山田さんの鈴虫」老夫婦が過ごす穏やかなファンタジーワールド 2021/05/23(日) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三「山田さんの鈴虫」読了。 あとがきから引用する。 子供が大きくなり、結婚して、家に夫婦二人きりで暮すようになってから年月た …
旧・文芸スノッブ 庄野潤三「私の履歴書」日本経済新聞に連載された芥川賞作家の半生 2021/05/16(日) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三「私の履歴書」読了。 「子供がみんな結婚して、家に妻と二人きりで暮すようになって年月がたった。そんな夫婦がいったいどのようにし …
旧・文芸スノッブ 庄野潤三「鳥の水浴び」小さな日常の積み重ねの中にある家族の歴史 2021/05/16(日) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三「鳥の水浴び」読了。 年老いた作家の日常がある。 物語の語り手である小説家は、作品中で77歳の誕生日を迎えているが、作家に定 …
旧・文芸スノッブ 庄野潤三「鍛冶屋の馬」日常の暮らしで見つけた、ふとした驚きや悲しみ 2021/05/14(金) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三「鍛冶屋の馬」読了。 「鍛冶屋の馬」は十一篇の作品から成る連作短編集である。 以下、あとがきから。 もとは草深い田舎とい …
旧・文芸スノッブ 庄野潤三「庭のつるばら」老夫婦の日常と緩やかな世代交代の流れを描く 2021/05/09(日) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三『庭のつるばら』読了。 『庭のつるばら』は「静かなブーム」と言われて久しい庄野文学晩年の代表作「夫婦の晩年シリーズ」の第4作目 …
旧・文芸スノッブ 「戦後短篇小説再発見/漂流する家族」庄野潤三「蟹」人生の不安は日常の中に埋もれている 2021/05/05(水) みつの沫 文化系スノッブ 講談社文芸文庫「戦後短篇小説再発見」シリーズの第4集のテーマは「漂流する家族」。 そもそも、日本の近代文学のなかで、短篇小説は「短いだ …
旧・文芸スノッブ 庄野潤三「懐しきオハイオ」温かい人々に包まれたアメリカ留学の日々 2021/05/02(日) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三『懐しきオハイオ』読了。 あとがきから引用する。 1957年(昭和32年)の秋から翌58年(昭和33年)の夏まで、庄野さんは …
旧・文芸スノッブ 庄野潤三「三つの葉」夫の留守に男を自宅に連れ込む妻が好きだった歌 2021/05/02(日) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三「三つの葉」読了・ 「三つの葉」は、昭和29年7月号の「小説新潮」で発表され、単行本『旅人の喜び』に収録された短篇小説である。 …
旧・文芸スノッブ 庄野潤三「早春」彼らも神戸の街も歴史を重ねて生きてきた 2021/04/10(土) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三「早春」読了。 本作「早春」は、1980年(昭和55年)6月から1981年(昭和56年)9月まで16回にわたって「海」に連載された …