音楽

サブスクで聴ける「日本のAOR」名盤 50選

【プレイリスト】サブスクで聴ける「日本のAOR」の名盤 50選

1970年代から1980年代にかけて、日本のアーチストが録音した作品の中から、AORっぽい曲を聴けるアルバムを年代順に揃えてみました。

サブスク縛り(Apple Music)でセレクトしているので、どなたでも聞くことができます。

日本語のAORに興味のある人は参考にしてみてください。

ふたり乗りの電車 / ふきのとう(1975)

北海道出身のフォークデュオ、ふきのとうのセカンドアルバム。

おすすめは、シングル曲だった「初夏」(編曲は瀬尾一三)。

札幌ご当地ソングだが、ギターリフが、デイブ・メイソンの「Give Me a Reason Why」っぽい(『Split Coconut』1975)。

Mr.サマータイム / サーカス(1978)

サーカスの大ヒット・デビューシングル。

ここでは、カップリング曲の「デイ・ドリーミング」を推したい。

君のひとみは10000ボルト / 堀内孝雄(1978)

アリスの堀内孝雄のソロ・デビュー・シングル(編曲は石川鷹彦)。

堀内孝雄は、ソロの方がアリスよりも垢抜けていたような気がする。

流線形’80 / 松任谷由実(1978)

ユーミン6枚目のオリジナル・アルバム。

いずれも名曲だが、ここではファンキーな「埠頭を渡る風」を推したい。

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ユニバーサル ミュージック (e)

君が人生の時… / 浜田省吾(1979)

浜田省吾5枚目のオリジナル・アルバム。

日本のブルース・スプリングスティーンになる直前の浜省が聴ける。

カップヌードルCM曲「風を感じて」のほか、「ミス・ロンリー・ハート」「恋の西武新宿線」など名曲が並んでいる。

「いつかもうすぐ」はイアン・タイソンのカバー。

ひとり海へ還る / ばんばひろふみ(1979)

大ヒット曲「SACHIKO」で有名なばんばひろふみのセカンドアルバム。

「SACHIKO」収録アルバムだが、他に良い曲が多い。

「Tokyo City Girl」「グッド・ラック・マドモアゼル」「キャリアウーマンを撃て」など、AORを意識したラインナップがいい。

Late Late Summer / ブレッド&バター(1979)

ブレバタ4枚目のアルバム。

アルファレコード「湘南三部作」最初の作品となった。

「渚に行こう」「SUMMER BLUE」など名曲が多い。

虹とスニーカーの頃 / チューリップ(1979)

チューリップ16枚目のシングル曲。

「心の旅」以来のオリコンTOP10入りを果たした。

オリジナル・アルバムには未収録。

財津和夫のソロ「Wake Up」も入れたいけど、サブスクで聴けないのでカット。

SURF&SNOW / 松任谷由実(1980)

ユーミン10枚目のオリジナル・アルバム。

名曲「恋人がサンタクロース」のイントロは、サンタナっぽくていい。

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ユニバーサル ミュージック (e)

浪漫 / 松山千春(1980)

松山千春5枚目のオリジナル・アルバム。

全編AORのポップス・アルバムに仕上がっている。

おすすめは爽やかアップチューンの「車を止めて」。

WISH / 岩崎宏美(1980)

初のロサンゼルス録音で、全曲筒美京平が作曲を担当した。

おすすめは「STREET DANCER」「ROSE」「夕凪海岸」など。

全編洋楽クオリティの超おすすめAORアルバム。

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ビクターエンタテインメント

黄昏海岸 / 太田裕美(1980)

太田裕美のサマーシングル。

オリジナル・アルバムには未収録だった。

ビューティフル・シーズン / サーカス(1980)

コーラスグループ サーカスの7枚目のシングル曲。

目立たないが、サーカスにはAORの名曲が多い。

わすれじのレイド・バック / サザンオールスターズ(1980)

サザン10枚目のシングル曲。

オリジナル・アルバムには未収録。

当時は『バラッド ’77〜’82』で聴いていた人が多かった。

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ビクターエンタテインメント

COAST / ばんばひろふみ(1980)

大ヒット曲「SACHIKO」で有名なばんばひろふみのサードアルバム。

「SACHIKO」の勢いでロサンゼルス録音の全編AOR作品となった。

おすすめは「Car Radio」「Give Up お嬢さん」「Welcome To My Love」「Coast」など。

ジャケットも爽やか。

NORTHERN SCENE / 五十嵐浩晃(1980)

北海道出身のシンガーソングライター五十嵐浩晃のファーストアルバム。

デビュー曲「愛は風まかせ」がヒットした。

ルパート・ホームズの「エスケイプ」(1979)を彷彿させる「ミルク・レディ」がおすすめ。

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ソニー・ミュージックレーベルズ

人生の空から / 松山千春(1980)

加川良らと設立した「NEWSレコード」第1弾シングル。

オリジナル・アルバムには未収録だった(ベスト盤『起承転結Ⅱ』収録)。

いまのキミはピカピカに光って / 斉藤哲夫(1980)

テレビCMで大ヒットしたシングル曲。

アルバムをサブスクで聴けないのが残念。

セルフカバー・アルバム『SPINACH』はおすすめ。

MONDAY MORNING / ブレッド&バター(1980)

ブレバタ5枚目のオリジナル・アルバム。

いわゆる「湘南三部作」の2枚目の作品となった。

ダンサブルな「JAPANESE WOMAN」やスローメロウな「MONDAY MORNING」などがおすすめ(全部いいけど)。

Yes-No / オフコース(1980)

小田和正率いるオフコース19枚目のシングルヒット曲。

ほぼ洋楽と思われるクオリティの高さに圧倒される。

アルバムバージョンよりも、シングルバージョンの方がいい。

十二月の旅人 / 太田裕美(1980)

太田裕美13枚目のオリジナル・アルバム。

1曲目「Sail for Our Life」がおすすめ。

大瀧詠一作曲の「さらばシベリア鉄道」収録。

南回帰線 / 滝ともはる&堀内孝雄(1980)

アリスの堀内孝雄が滝ともはると組んで大ヒットを記録した(編曲は石川鷹彦)。

サントリービールのCMソング。

ナチュラル・ロード / 五十嵐浩晃(1980)

北海道出身のシンガーソングライター五十嵐浩晃のセカンドアルバム。

大ヒット曲「ペガサスの朝」はじめ、「ブリージー・ナイト」「流星群」など、洗練されたAORを楽しめる。

木枯しに抱かれて / 松山千春(1980)

松山千春6枚目のオリジナル・アルバム。

「うぬぼれ」がオシャレでカッコいい。

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コロムビアミュージックエンタテインメント

The WIND’S SONG / NSP (1981)

正式名称は「ニュー・サディスティック・ピンク」だった。

「♪呼び出したりしてごめんごめん~」のイメージが強いが、80年代は都会的なサウンドに。

シングル曲「潮騒のホテル」がおすすめ(編曲は瀬尾一三)。

シンデレラ サマー / 石川優子(1981)

石川優子7枚目のシングル曲。

JALの沖縄キャンペーンソングとして起用されたリゾート・ミュージック。

アルバムはサブスクで聴くことができない。

Pacific / ブレッド&バター(1981)

ブレバタ6枚目のオリジナル・アルバム。

いわゆる「湘南三部作」の完結編となった。

スローナンバー「第2土曜日」や和製ビーチボーイズ「SHONAN GIRL」もいいけれど、ここでは「カタカタ想い」を推したい(エモーションズの「ベスト・オブ・マイ・ラブ」っぽい)。

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ソニーミュージックエンタテインメント

時代をこえて / 松山千春(1981)

松山千春7枚目のオリジナル・アルバム。

ファンタCM曲「夏」、ボサノヴァタッチの「この部屋」、軽快なアップチューン「浜辺」など、断然にAOR色が強くなった。

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コロムビアミュージックエンタテインメント

over / オフコース(1981)

小田和正率いるオフコース9枚目のオリジナル・アルバム。。

シングルヒット「愛の中へ」がいい。

ステレオ太陽族 / サザンオールスターズ(1981)

サザン4枚目のオリジナル・アルバム。

和製ディスコ「Hello My Love」のほか、「ステレオ太陽族」「朝方ムーンライト」など聴きどころが多い。

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ビクターエンタテインメント

昨晩お会いしましょう / 松任谷由実(1981)

ユーミン12枚目のオリジナル・アルバム。

名曲揃いだが、アレンジに杉真理が参加している「カンナ8号線」がAORとして秀逸。

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ユニバーサル ミュージック (e)

愛の世代の前に / 浜田省吾(1981)

浜田省吾7枚目のアルバム。

ロック色が強いアルバムだが、和製モータウン「モダンガール」がおすすめ。

長崎小夜曲 / さだまさし(1982)

長崎出身のシンガーソングライターさだまさしのシングル曲。

これがさだまさしかと思われる爽やかなAOR路線が心地良い。

私・的・空・間 / 岩崎宏美(1983)

岩崎宏美13枚目のオリジナル・アルバム。

おすすめはシングル「素敵な気持ち」のほか「二人の午後に」など。

アルバム・ジャケットも爽やかでかわいい。

人気者で行こう / サザンオールスターズ

I WON’T BREAK YOUR HEART / 岩崎宏美(1984)

岩崎宏美にとって2枚目のロサンゼルス録音アルバム。

デビッド・フォスターやスティーブ・ルカサーなどが参加している。

岩崎宏美のロス録音は、ほんと、裏切らないなあと思う。

「Come Softly」「Secret Eyes」「Could You Be The One」など名曲多し。

人気者で行こう / サザンオールスターズ(1984)

サザン7枚目のオリジナル・アルバム。

おすすめは、和製ディスコ「夕方 Hold On Me」やメロウな名曲「海」など。

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ビクターエンタテインメント

まとめ

自分は、ここに挙げた曲をすべて、Apple Music のプレイリストにまとめて聴いている。

ジャンルや趣向が異なるようでも、AORという観点で集めた曲は、何となく統一感が生まれるから不思議だ。

これからも時々更新していきたい。

ABOUT ME
みづほ
バブル世代の文化系ビジネスマン。源氏パイと庄野潤三がお気に入り。