読書体験 阿川弘之「カレーライスの唄」戦後復興の未来予想図となった青春カレー文学 2023/01/05(木) kels 文化系スノッブ 阿川弘之「カレーライスの唄」読了。 本作「カレーライスの唄」は、1961年(昭和36年)、北日本新聞などに連載されたユーモア青春小説で …
読書体験 石井桃子「ノンちゃん雲に乗る」子供には未来を感じさせ、大人には子供時代を思い起こさせる 2023/01/03(火) kels 文化系スノッブ 石井桃子「ノンちゃん雲に乗る」読了。 本作「ノンちゃん雲に乗る」は、1947年(昭和22年)、大地書房から刊行された、石井桃子の処女長篇作 …
読書体験 永井龍男「石版東京図絵」明治・大正を温かい眼差しで振り返る職人の半生記 2023/01/02(月) kels 文化系スノッブ 永井龍男「石版東京図絵」読了。 本作「石版東京図絵」は、1967年(昭和42年)1月4日から6月1日まで、「毎日新聞」夕刊「現代日本の …
読書体験 常盤新平「ニューヨークの古本屋」書店巡りで楽しむニューヨーク旅行日記 2023/01/01(日) kels 文化系スノッブ 常盤新平「ニューヨークの古本屋」読了。 本書は、2004年に刊行されたエッセイ集である。 アーウィン・ショーの『ミックスト・カンパニー』 …
読書体験 井伏鱒二「遥拝隊長」終戦から取り残された軍国少年の悲劇 2022/12/31(土) kels 文化系スノッブ 井伏鱒二「遥拝隊長」読了。 本作「遥拝隊長」は、1950年(昭和25年)2月の『展望』に発表された短編小説である。 この年、著者 …
読書体験 【深読み考察】村上春樹「街と、その不確かな壁」元カノとのセックスが忘れられない幻の中編 2022/12/30(金) kels 文化系スノッブ 村上春樹「街と、その不確かな壁」読了。 本作「街と、その不確かな壁」は、1980年(昭和55年)9月の『文学界』に発表された中篇小説で …
読書体験 デイヴィッド・シールズ「サリンジャー」戦争のトラウマから生まれた名作の謎を解く 2022/12/18(日) kels 文化系スノッブ デイヴィッド・シールズ「サリンジャー」読了。 本書「サリンジャー」は、『ライ麦畑でつかまえて』の著者、J・D・サリンジャーについての評 …
読書体験 庄野夏子「お父さんッ子」庄野潤三の長女・今村夏子が高校1年生のときに書いた作文を発見 2022/12/08(木) kels 文化系スノッブ 古い雑誌の中に<庄野夏子>さんの作文を見つけた。 今回は、庄野潤三ゆかりということで、庄野夏子さんの作文を紹介してみたい。 …
読書体験 【徹底考察】サリンジャー『ナイン・ストーリーズ』戦争と現代社会への挑戦は論理を超えて 2022/12/07(水) kels 文化系スノッブ サリンジャー『ナイン・ストーリーズ』読了。 本作『ナイン・ストーリーズ』は、1953年(昭和28年)4月にリトル・ブラウン社から刊行さ …
読書体験 松居桃楼「蟻の街のマリア」戦後の浮浪者部落に生きた北原怜子の評伝 2022/12/03(土) kels 文化系スノッブ 松居桃楼「蟻の街のマリア」読了。 本作「蟻の街のマリア」は、戦後のバタ屋街で暮らす人々の救済活動に身を投じた女性、北原怜子の評伝である。 …
読書体験 井伏鱒二『かきつばた・無心状』短篇15篇収録の作品集、巻末解説は小沼丹 2025/03/30(日) kels 文化系スノッブ 井伏鱒二『かきつばた・無心状』読了。 本作『かきつばた・無心状』は、1994年(平成6年)7月に新潮文庫から刊行された短篇小説集である …
読書体験 ユッコ症候群の時代にバズった『ノルウェイの森』と『男はつらいよ 寅次郎物語』 2025/03/29(土) kels 文化系スノッブ 1986年(昭和61年)、岡田有希子の自殺から始まった「ユッコ・シンドローム」は、生きることに対する若者たちの疑問を浮き彫りにした。 …
読書体験 『村上春樹の青春グラフティ』80年代の村上春樹現象とバブル時代の『ノルウェイの森』狂騒曲 2025/03/22(土) kels 文化系スノッブ 1988年(昭和63年)は、村上春樹にとって特別な年だった。 前年の1987年(昭和62年)に刊行された『ノルウェイの森』が大ベストセ …
読書体験 小沼丹「井伏さんの将棋」小沼文学のエッセンスのような極上の文芸随想集 2025/03/22(土) kels 文化系スノッブ 小沼丹「井伏さんの将棋」読了。 本作「井伏さんの将棋」は、2018年(平成30年)12月に幻戯書房(銀河叢書)から刊行された随筆集であ …
読書体験 渡辺水巴「妹」生涯を俳人の兄に尽くした妹(渡辺つゆ女)の俳句を読む 2025/03/21(金) kels 文化系スノッブ 渡辺水巴「妹」読了。 本作「妹」は、1948年(昭和23年)2月に青磁社から刊行された俳句随想集である。 作者(渡辺水巴)は、1 …
読書体験 【深読み考察】村上春樹『神の子どもたちはみな踊る』混沌とした時代の社会不安と向き合って生きる 2025/03/20(木) kels 文化系スノッブ 村上春樹『神の子どもたちはみな踊る』読了。 本作『神の子どもたちはみな踊る』は、2000年(平成12年)2月に新潮社から刊行された短篇 …
読書体験 「『ライ麦畑でつかまえて』をつかまえた」伝説の作家サリンジャーが残したメッセージ 2025/03/16(日) kels 文化系スノッブ 1980年(昭和55年)12月8日、ジョン・レノンが射殺された。 犯人(マーク・ディヴィッド・チャップマン)は、『ライ麦畑でつかまえて …
読書体験 井伏鱒二『集金旅行』日常世界から少しだけ離れた物語世界にある「心の安らぎ」 2025/03/16(日) kels 文化系スノッブ 井伏鱒二『集金旅行』読了。 本作『集金旅行』は、1957年(昭和32年)10月に新潮文庫から刊行された短篇小説集である(文庫オリジナル …
読書体験 吉屋信子「底のぬけた柄杓─憂愁の俳人たち」人生の影の中に生まれた俳句の魅力 2025/03/15(土) kels 文化系スノッブ 吉屋信子「底のぬけた柄杓─憂愁の俳人たち」読了。 本作「底のぬけた柄杓─憂愁の俳人たち」は、1964年(昭和39年)に新潮社から刊行さ …
読書体験 福原麟太郎「野方閑居の記」英文学者の随筆に学ぶ<愚直に生きる>ということ 2025/03/09(日) kels 文化系スノッブ 福原麟太郎「野方閑居の記(福原麟太郎自選随想集)」読了。 本作「野方閑居の記(福原麟太郎自選随想集)」は、1964年(昭和39年)11 …
音楽体験 『懐かしの60'sフォーク』村上春樹『ノルウェイの森』の挿入歌はフォークソング 2025/02/24(月) kels 文化系スノッブ 村上春樹『ノルウェイの森』を読んで、僕は、古いフォーク・ソングを聴くようになった。 ブラザーズ・フォアやキングストン・トリオやピーター …
音楽体験 真冬の札幌キノカフェ「友部正人・完全生音ライブ」ギターとブルースハープの衝撃 2025/02/11(火) kels 文化系スノッブ 札幌「キノカフェ」で、友部正人のライブに参加してきた。 友部正人「銀座線を探して」発売記念完全生音ライブ。 マイクもアンプもスピ …
音楽体験 シューベルト『冬の旅』失恋男子が歌うセンチメンタル・ジャーニー聴き比べ 2025/02/02(日) kels 文化系スノッブ シューベルト『冬の旅』なら、ディースカウとムーアのコンビが定番。 特に、1962年(昭和37年)に録音されたものがいい。 古いS …
音楽体験 ラングストン・ヒューズ「七十五セントのブルース」と友部正人「乾杯」は絶望の歌だ 2025/02/01(土) kels 文化系スノッブ 友部正人の「乾杯」は、日本中の注目を集めた「あさま山荘事件」をモチーフに、偽善的な現代社会への絶望を歌ったトーキング・ブルースだ。 「 …
音楽体験 3KINGS「りんご畑は永遠なのさ」藻岩山麓に果樹園が広がっていた友部正人の札幌時代 2025/01/25(土) kels 文化系スノッブ 3KINGS「りんご畑は永遠なのさ」は札幌の歌だ。 友部正人のストロベリー・フィールズは、懐かしい札幌の中にある。 藻岩山のふも …
音楽体験 80年代ビーチ・ボーイズで村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス』の世界観を楽しむ 2025/01/25(土) kels 文化系スノッブ 村上春樹の『ダンス・ダンス・ダンス』(1988)には、ザ・ビーチ・ボーイズの音楽が登場している。 『ダンス・ダンス・ダンス』を読んで、 …
音楽体験 【歌詞考察】友部正人「グッドモーニングブルース」現代の発売禁止歌の意味を読み解く 2025/01/23(木) kels 文化系スノッブ 友部正人のベスト・アルバム『シングル コレクション』が発売された。 ミディ在籍時にリリースされた全シングル曲に加え、自主制作「グッドモ …
音楽体験 『CADILLAC』80年代が生んだ本格派ロカビリーバンドのツッパリ・ソング 2025/01/13(月) kels 文化系スノッブ キャディラック(CADILLAC)のベスト・アルバム『ゴールデン・ベスト 1986-1989 MOON YEARS』を聴いている。 1 …
音楽体験 【ジャパメタ】80年代シティメタルのメイクアップは日本版TOTOだったのか? 2025/01/12(日) kels 文化系スノッブ 1985年(昭和60年)、高校3年生のとき、突然の「メイクアップ・ブーム」があった。 クラスで一番かわいいと評判のアイドル女子が「わた …
音楽体験 【名曲考察】甲斐バンド「観覧車」若い二人には痛すぎた<結婚の理想と現実> 2025/01/01(水) kels 文化系スノッブ 甲斐バンド「観覧車」は、1981年(昭和56年)に発表されたアルバム『破れたハートを売り物に』に収録された作品である。 作詞・作曲とも …
生活体験 BRUTUS「切手デザインをなめんなよ!」と木下綾乃『切手な北古賀』で語る2000年代の切手ブーム 2025/03/21(金) kels 文化系スノッブ 『BRUTUS(ブルータス)』2003年(平成15年)12月1号の特集は「切手デザインをなめんなよ!(切手は、アート&デザインの教科書だ!) …
生活体験 村上春樹に学ぶダッフルコート/札幌の冬はアイビー・ファッションで乗り切ろう 2025/01/26(日) kels 文化系スノッブ 札幌の冬にはダッフルコートが似合う。 寒い雪の日にも、ダッフルコートは活躍してくれる。 それに、ダッフルコートは、あの村上春樹さ …
生活体験 北海道の冬はスーツ・カンパニーで買ったMOON社のツイード・ジャケットで乗り切る 2024/12/07(土) kels 文化系スノッブ 冬のビジネス・スタイルはツイードが基本。 なにしろ、暖かいし、クラシックなビジュアルもいい。 スーツ・カンパニーのジャケットなら …
生活体験 【偏愛】「HTBまめほん」北海道の文化や歴史をスノッブに語りたい人におすすめ 2024/12/01(日) kels 文化系スノッブ 小さいものが好きだから豆本が好き。 北海道が好きだから、北海道について書かれた本が好き。 そんな人に絶対刺さるのが「HTBまめほ …
生活体験 【偏愛】アンティークのビー玉は「未完成」ではあるけれど「B級品」ではない 2024/11/23(土) kels 文化系スノッブ 古いモノを集めた、その最初が、古いビー玉だった。 別に、古いビー玉が好きだったわけではない。 古いモノを扱う、そのお店で、僕はた …
生活体験 チープなのにアーティスティック!オールドなトイデジ「デジタルハリネズミ」で撮った写真はなぜか懐かしい 2024/10/20(日) kels 文化系スノッブ デジタルハリネズミ2(トリプルプラス)を持って、街に出た。 懐かしいトイデジで撮る街は、どこか懐かしい感じがした。 110トイカメラ …
生活体験 ION AUDIOの初心者向け1万円レコードプレーヤー『Archive LP』の簡単な使い方 2024/10/15(火) kels 文化系スノッブ ブックオフからオリジナルのレコードプレーヤーが発売される。 エントリークラスのレコードプレーヤーの世界が、ますます充実しているらしい。 …
生活体験 日本コロムビアの蓄音機型ステレオシステムで味わうラッパ・スピーカーの魅力 2024/10/05(土) kels 文化系スノッブ 小沼丹の短編小説「小径」に、古い蓄音機が出てくる。 伯母のところには古い蓄音器があって、古ぼけた布張のレコオド・ケエスにレコオドが …
生活体験 昭和のセクシー系女性ヌード「お風呂こけし」には、戦後日本の暗い影が漂っている 2024/09/29(日) kels 文化系スノッブ 昭和の時代、秋の旅行といえば温泉地が定番だった。 北海道では「観楓会(かんぷうかい)」と称して、温泉旅館で宴会を楽しむ社員旅行も珍しく …
生活体験 昭和初期のモダンボーイが愛用したロイド眼鏡は、多くの文学作品にも登場している 2024/09/08(日) kels 文化系スノッブ セルロイドを素材とする丸縁眼鏡を、俗に「ロイド眼鏡」と呼ぶ。 昭和初期のトレンド・アイテムで、「モダン・ボーイ」と呼ばれるオシャレ男子 …