絶版になった小説を読みたい!
そんなとき、読書家の皆さんはどうしていますか?
札幌市民の僕は、札幌市内の古書店とネットショップを併用して、できるだけ安い値段で、できるだけ状態の良い本を探すことにしています。
ネットショップを使うならオンラインだけでいいんじゃないの?と、思われるかもしれませんね。
でも、古本屋さんの実店舗にはネットショップにはない楽しみがあるんです。
今回は「2026年最新」の情報として、現存する古書店13店舗と今はなき思い出の名店9店舗の計22選に加え、買取のコツなど、古本屋さんの正しい活用方法についても紹介していきます。
本を買おうと思っている方も、本を売ろうと思っている方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
古本屋へ行く理由|僕はなぜ古本屋へ行くのか?
そもそも、人はなぜ古本屋へ行くのでしょうか?
読書好きの人にとって、その大きな理由は、新刊書店では手に入らない本を置いているからです。
絶版と版元品切れの違い
札幌市内にも大型書店がありますが、すべての本が揃っているわけではありません。
さらに、どんなにお願いしても、決してお取り寄せできない本があります。
それが「絶版」と「版元品切れ」になった本です。
「絶版」とは、出版社で「この本はもう出版しない!」と決めた本のことで、この場合、「復刊」されないかぎり、新品の本を入手することは二度とできません。
本にとっての死刑宣告のようなものです。
一方、「版元品切れ」は、出版社にも在庫がない状態のことで、会社の気が向いたら、いつか重版して出荷してもらえる可能性があります。
ほとんど可能性はありませんが、岩波文庫のように古い本を定期的に重版している例もあるので、完全にあきらめる必要はありません。
とはいえ、いつになったら重版されて商品が出荷されるのか、それは神のみぞ知るということになります。
古本屋を巡る冒険|幻の本を探して
そこで、入手困難な本を探す人は、古本屋を目指すことになります。
なぜなら、古本屋には現在では流通していない幻の本が、「お宝」の如くたくさん眠っているからです。
古本屋の棚に並んだ本の中から、幻の一冊を探し当てたときの感動ほど、素晴らしいものはありません。
古本屋体験│ネットショップにはないもの
珍しい本を探すならネットショップの方が便利じゃないの?、と思ったあなた。
それが正解です!
珍しい本を探すだけなら、絶対にネットショップの方が効率的だし、確率も上がります。
しかし、古本屋にはネットショップにはない体験もあります。
それは、古本のたくさん積まれた黴臭くて埃っぽい空気と、思いもよらなかった偶然の本との出会いです。
古い本がたくさん並んだ古本屋さんは、本好きにとって癒しの空間です。
棚の前に立って古本の背表紙を眺めているだけで、心が洗われていくような気さえします。
この「古本屋ヒーリング」は、本物の古本屋でなければ味わうことのできない快感です。
そして、古本屋ヒーリングをしながらぼーっと書棚を眺めているとき、思いも寄らない偶然の出会いが訪れたりします。
昔探していて、もうとっくにあきらめていた本や、若い頃に愛読していた懐かしい本。
いちいちネットで検索して探すほどでもなかった本との出会いが、古本屋さんにはあります。
古本の楽しみというのは、つまり、効率だけではないっていうことなのです。
札幌市内のオシャレな古本屋さん
札幌には多くの古本屋がありますが、最近のトレンドは、雑貨感覚で古本を取り扱っているような、オシャレな古本屋さんです。
そんな古本屋さんでは、大学生や高校生のカップルが、古本デートを楽しんでいることも珍しくありません。
円錐書店|元・病院をリノベーション
今いちばんのおすすめが、電車通り沿い、札幌南高校のすぐ隣にあるモダンな建物の「円錐書店」です。
※この記事のアイキャッチ画像は、円錐書店の写真です
かつて個人経営の病院だったという建物をリノベーションした店舗は、めちゃくちゃオシャレで、2026年現在、札幌で最もオシャレな古本屋として、間違いなく推薦することができます。
品揃えもかなり豊富で、美術書やデザイン関係から詩集まで、マニアックな古本心をくすぐる棚がびっしり。
文庫はもちろん、雑誌まで置いているので、市電に乗ってわざわざ訪れる価値ありの古本屋です。
地下鉄利用の場合は、南北線「幌平橋」駅が最寄り駅となります。
店名:円錐書店
住所:札幌市中央区南17条西6丁目3-5
電話:011-213-1366
営業時間:12:00-19:00
定休日:火・水
公式サイト:https://ensuibooks.com/
古本屋トロニカ(南一条店)|電車通りの大正モダン建築
札幌のオシャレ古本屋の先駆けと言えば、電車通り沿いにある「古本屋トロニカ」です。
南一条通りに面した店舗は、大正時代に建てられた歴史的建造物の二階にあります。
オープン当初は「雑誌専門の古本屋」と謳っていましたが、現在は古本だけではなくZINやポストカード、フランス雑貨など、オシャレな小物をたくさん扱っています。
店内は本がびっしりなので、お目当ての本をゆっくりと探すのは、なかなか難しいかもしれませんね。
店名:古本屋トロニカ
住所:札幌市中央区南1条西13丁目317-2 三誠ビル2F
電話:011-596-0909
営業時間:12:00-19:00(土曜は17:00まで)
定休日:日・祝
公式サイト:https://tronikabooks.jimdofree.com/
BOOK LAB.|北大学生街の古本屋
北海道大学の学生街にあるオシャレな古本屋「BOOK LAB.(ブックラボ)」です。
カウンターにはいつも若い女性がいて、まるでカフェか雑貨屋さんのような雰囲気。
当然、お客さんも若い女性が多く、美術書や旅行ガイド、絵本など、女性好みの本が揃っています。
様々なセール企画にも取り組んでいて、すごく元気のある古本屋さんとしておすすめです。
店名:BOOK LAB.(ブックラボ)
住所:札幌市北区北18条西4丁目 2-20 北18条ハイツ1F
電話:011-374-1034
営業時間:11:00-18:00
定休日:不定休
公式サイト:https://www.book-lab.net/
札幌市内の「町の古本屋さん」
誰しも馴染みのある「町の古本屋さん」の特徴は漫画を置いていること。
昔のようにアダルト雑誌を置く店は、ほぼ絶滅しましたが、古本屋さんに漫画本の棚があると、ちょっとホッとしますよね。
肩肘張らない、近所の古本屋さんです。
ブックハウスQ|北5条通りの古本屋さん
充実の文庫本から漫画、雑誌まで、とにかく充実の品揃えが印象的な、雑食系の古本屋さんです。
もとは札幌医大の近くにありましたが、数年前に現在地へ移転(以前、この店舗にはリサイクルショップが入っていて、当時はずいぶんとお世話になりました)。
雑誌の品揃えが充実しており、『ビックコミックスピリッツ』創刊号を入手したのも、このお店でした。
朝早くから営業しているところが好感持てます(笑)
店名:ブックハウスQ
住所:札幌市中央区北5条西12丁目2-19
電話:011-218-0030
営業時間:9:30-10:00
定休日:日・祝
公式サイト:https://bookhouse-q.ocnk.net/
書肆吉成|東区の古本屋さん
東区にある古本屋さんです。
以前は、札幌中心部(池内デパート)にも支店を出していましたが、現在はこの本店のみ。
1階は文庫中心で、2階に単行本があります。
意外と掘り出し物が多いお店ですが、段ボール箱が多すぎて、本を探すのに苦労します。
店名:書肆吉成
住所:札幌市東区北26条東7丁目3-28
電話:011-214-0972
営業時間:12:00-17:00
定休日:日
公式サイト:https://camenosima.com/
トロニカ円山店|円山エリアの古本屋さん
南一条通りにある「トロニカ」の支店です。
お店はコンパクトですが、本店(南一条店)と同じく、雑誌のほか、ZINやポストカードなどのおしゃれ雑貨が揃っています。
円山という場所柄、デートの途中で迷いこんでくるカップルも多い印象。
古い雑誌を読みたくなったとき、僕はこのお店へ行くことにしています。
店名:トロニカ円山店
住所:札幌市中央区大通西24丁目1-12 ライオンズマンション円山公園第3 1階
電話:011-596-0909
営業時間:12:00-17:30
定休日:なし
公式サイト:https://tronikabooks.jimdofree.com/
北十二条書店|猫のいる古本屋さん
かつて「ブックス1/2」というチェーン店だった「北十二条書店」は今、猫がいる古本屋さんとして有名。
お店の中を2匹の猫が堂々と闊歩しています(外へ逃げていかないから不思議)。
文庫本が中心で、その他、実用書や雑誌のバックナンバーなども、とりとめなく並べているという、雑食系の古本屋さんです。
場所柄、北大生でいつも賑わっている印象。
店名:北十二条書店
住所:札幌市北区北12条西4丁目1-16 ノースポール北大前1階
電話:011-737-5099
営業時間:10:00-21:00
定休日:なし
公式サイト:https://www.books2-1.com/
ビーバーズブックス|古本とCDとアンティーク
かつて桑園にあった店舗が山鼻へ引っ越してきたと思ったら、最近、本郷通りへ移転してしまいました(僕は山鼻地区の住民なので)。
本だけではなく、CDやアンティーク雑貨も並べて、ちょっと当サイト「時空標本」に近いコンセプト(こだわり)を感じます。
サブカル関係の本は、このお店で買い取っていただきました。
「トロニカ」と一緒に催事へ参加していることが多いようです(催事の際は店舗がお休みになります)。
店名:ビーバーズブックス
住所:札幌市白石区本郷通7丁目北1-32 トミイプラザ本郷通7 1F
電話:011-299-1811
営業時間:12:00-19:00
定休日:火・水(その他、不定休あり)
公式サイト:https://www.bvsbooks.com/
古本浪漫堂|平岸にある古本屋さん
文庫本や漫画、雑誌、絵本など、まさに「THE 雑食系」と言いたいほど、何でもありの「町の古本屋さん」。
何か見つかるかもしれない、という期待を感じさせますが、基本的には近年の新しい本が中心です。
平岸街道沿いではなく、少し住宅街の中に入るところも、それっぽい感じ。
店名:古本浪漫堂
住所:札幌市豊平区平岸3条7丁目2-3
電話:011‐557‐7541
営業時間:10:00-19:00(日・祝は12:00-19:00)
定休日:水
公式サイト:https://x.com/keromando
札幌市内のマニアックな古本屋さん
ピンポイントで趣味の世界に没頭したいときは、マニアックな古本屋さんがおすすめです。
文教堂書店|古本とレコードの専門店
白石区の南郷通りにある老舗の古本屋さんです。
ここは中古レコード店としても有名で、学生時代はレコード目当てに通いましたが、最近は古本を探しに通っています。
音楽に強くて、スコアブックとか音楽関係の雑誌のバックナンバーも充実しています。
写真とか映画とか登山とか、趣味関係の本を探すなら、ここはおすすめですよ。
店名:文教堂書店
住所:札幌市白石区南郷通8丁目北1-5
電話:011-864-5550
営業時間:11:00-19:00
定休日:月
公式サイト:http://www.books-records.co.jp
北天堂書店|SFからサブカルまでマニア本が充実
マニアックな趣味本を探すなら、とにかく北天堂書店です。
地下鉄南北線「北18条駅」からすぐ近くで、気軽に立ち寄れる、まさに「町の古本屋さん」ですね。
ただし、店内はかなりディープなので、ある程度覚悟を持って入った方がいいでしょう。
「ハヤカワ・ポケット・ミステリ」の在庫は、札幌で文句なく一番です。
店名:北天堂書店
住所:札幌市北区北18条西3丁目1-14
電話:011-764-1391
営業時間:11:00-19:00
定休日:日
公式サイト:https://www.hokutendo.com/
アダノンキ|ビールと古本のお店
古いビルの5階にある、謎の古本屋さんです。
酒文化や食文化関係の本に強いのはともかく、店内にはお酒を飲むことのできるカウンターがあります。
どちらかというと、飲み屋さんが主なのか、古本の棚は暗くて本を探すのに苦労します。
なんだかヤバいところに迷いこんだかのような緊張感がいいですね。
店名:アダノンキ
住所:札幌市中央区南一条西19丁目 ドレイジャータワー5F
電話: 011-802-6837
営業時間:14:00-22:00(日曜は12:00-18:00)
定休日:火
公式サイト:https://adanonki.base.ec/
漫画林|電車通りの漫画専門店
中央図書館のすぐ近く、南21条の電車通りに面する漫画専門の古書店です。
とにかく店内びっしり漫画本で埋めつくされているので、自分に必要な漫画を探すワクワク感がすごい。
ゲーム関係やアニメ関係など、その筋の人たちが喜びそうなジャンルが充実しています。
店名:漫画林
住所:札幌市中央区南21条西11丁目4-4
電話:011-562-6103
営業時間:11:00-20:00
定休日:月
公式サイト:https://x.com/mangarins21w11
札幌市内の硬派な古書店(郷土資料・署名本)
古本屋の王道といえば、「THE 古本屋」とも言うべき老舗の古書店です。
札幌にも、郷土誌の品揃えが充実している、硬派の古書店がありますよ。
弘南堂書店|札幌古書店のトップランナー
北海道大学の正面にある老舗の古書店です。
アイヌ文化をはじめとする札幌や北海道の郷土誌のほか、各種専門書が充実している、正統派古書店の代表選手。
北海道関係の郷土誌では、僕もずいぶんお世話になりました。
文庫本一冊買っても、オリジナルの包装紙で包んでくれる心遣いがうれしい!
僕は、このお店の日本文学棚の前に流れている空気がいちばん好きです。
店名:弘南堂書店
住所:札幌市北区北12条西4丁目2-13
電話:011-716-1410
営業時間:12:00-18:00
定休日:日・祝
公式サイト:https://www.konando-kosho.com/
南陽堂書店|昭和5年創業の老舗古書店
たぶん、札幌市内で最も古い古書店だと思います。
狸小路の「八光書房」も古いのですが、現在は実店舗での営業をやっていないようなので、実質的に南陽堂書店が札幌最古と言ってもいいと思います。
家族経営のお店で、いつ行ってもカウンターの中が賑やか。
意外と雑食系で、思いがけない本が見つかったりする楽しみがあります。
店名:南陽堂書店
住所:札幌市北区北8条西5丁目TAKAGIビル1・2F
電話:011-716-7537
営業時間:10:00-18:00
定休日:日・祝
公式サイト:https://www.nanyodoshoten.com/
並樹書店|署名本や限定本が充実
地下鉄東西線「西18丁目駅」のすぐ近くにある正統派古書店。
店内に入ってすぐ右手の棚に、署名本や限定本が並んでいます。
北海道関係の作家は特に充実しているので、マニアックな古本ファンにもおすすめ。
店名:並樹書店
住所:札幌市中央区大通西 19 シャンボール第2ビル1F
電話:011-611-6353
営業時間:10:00-18:00
定休日:水・日・祝
公式サイト:なし
伊藤書房|清田区にある2階建ての古本屋
羊ヶ丘通りを北広島アウトレットパークに向かって進んでいくと右手にあります。
札幌の古本屋には珍しく、店舗前が駐車場になっています(自動車がないと行けませんが)。
一階には、北海道関係の本のほか、文学や趣味本が並んでいます(漫画やアダルトもあり)が、二階は、いわゆる「黒い本」がびっしり並んでいるという、めちゃくちゃ硬派な古書店です。
「日本の古本屋」で探すと、伊藤書房が日本で一番安かった、という経験が何度もあります。
店名:伊藤書房
住所:札幌市清田区清田3条3丁目6-1
電話:011-883-0663
営業時間:10:00-17:00
定休日:日
公式サイト:https://www.kosho.or.jp/abouts/?id=1000450
札幌市内にあった「思い出の古本屋さん」
今はなき「思い出の古本屋さん」のことも紹介しておきます。
いしかわ書店|地階から二階まで
ススキノの電車通りにあった正統派の古書店。
一階は一般の古書、地階には漫画やアダルト、二階に専門書がありました。
北海道関係の郷土資料では、ずいぶんお世話になりました。
当時、札幌市内で最も漫画本が充実しているという、幅の広い古本屋さんだったのですが。
北海堂|ススキノのど真ん中で
札幌の歓楽街・ススキノのど真ん中で深夜まで営業していたという、伝説の古書店です。
場所に似合わず品揃えは硬派で、さすが昭和10年開業の老舗という貫禄がありました。
八光書房|狸小路の古本屋さん
狸小路8丁目にある古本屋さんですが、現在はネットショップ中心のようです。
現在のビルに建て替える前は、古い店舗にカオスのように古本が積み上げられていました。
なにしろ、郷土資料とアダルト本が同居していましたから(笑)
当時は、札幌市内で一番通ったという、思い出の古本屋さんです。
古本 なづな書館│昭和レトロな実力者
地下鉄「西15丁目」駅の近くにあった、小さな古本屋さん。
とにかく建物が、まるで昭和30年代の映画に出てきそうなほど古くて、実際店内の床ははっきりと傾いていました(笑)。
文庫本の品揃えが充実していて、狭い店内にはいつもお客さんが入っていました。
さっぽろ萌黄書店|古本界の紳士
地下鉄「西11丁目」駅の近くにあった正統派の古書店。
夫婦でお店をやっていて、いつも上品な雰囲気が漂っていました。
品揃えも素晴らしくて、古書マニアが喜ぶ稀覯本も取り扱っていたものです。
ARS書店|百合が原のマニア店
古本屋というか、マッチラベルやパンフレットなど、アンティークな紙モノ目当てで、ずいぶん通ったお店です。
ザリガニヤ|サブカルの匂い
2001年頃にオープンして、いつの間にか閉店していました。
場所は市内の中心部だし(大通公園の端っこ)、マニアックな本が多かったので、ずいぶん通っていたのですが。
古いビルということもあって、いつもトイレの匂いがしていたような気がします(笑)
転石舎|山鼻のブックカフェ
山鼻地区にあった小さなブックカフェ。
喫茶店の片隅に本棚があって、文庫本なんかを販売していました。
北海道新聞で紹介されたりと、けっこう話題になっていたような気もしますが、、、
らくだや|文庫本が充実
円山にあった小さな古本屋さん。
文庫本の充実ぶりがとにかく凄まじくて、毎週通って毎回買うものが見つかったという、奇跡の古本屋として、僕の中では記憶されています。
講談社文芸文庫も、このお店でずいぶんお世話になりました。
ぜひ復活してほしいお店のひとつです。
【実用編】札幌で古本を賢く売るための「買取」ガイド
古本屋さんは「本を買う場所」であると同時に、「本を売る場所」でもあります。
ここでは、実際に本を売るときの、ちょっとしたポイントについてご紹介します。
大手チェーンと「地元の古本屋」の買取の違い
基本的に「ブックオフ」などの大手チェーンは、本の発売日で値段が決まります。
つまり、新しい本は高くて、古い本は安い。
どんなに珍しい本でも、出版年が古ければ、かなり安い買い取り額になる可能性が高いです。
一方で、専門の古書店は、一冊一冊の価値観を評価して、買い取り額を決めていきます。
近年の本を大量に処分したいときはブックオフ、古い専門書を処分したいときは古書店、というように、買取の内容に応じてお店を選びましょう。
自分に合った買取方法の選び方
買取の基本は、売りたい本をお店へ持っていく「店頭買取」です。
古本に詳しい店主が、目の前で一冊一冊値付けしてくれるので安心です。
一方で、大量の本を処分する場合には「出張買取」が便利です。
出張で来てもらえるかどうかは、売りたい本の冊数や内容によるので、あらかじめ電話で相談してみましょう。
「出張買取」が難しい場合にも「宅配買取」してもらえる場合があります。
「バリューブックス」のように「宅配買取」に力を入れている大手チェーンもあるので、大量の本を処分したいときには、大手チェーンの「宅配買取」も選択肢に入れてみましょう。
体験談|ブックオフの出張買取
僕は過去2回、ブックオフの出張買取を使ったことがあります。
いずれの場合も、文庫本や雑誌が中心で、冊数はほぼ2,000冊程度でした。
出張でやってきたスタッフの方が、玄関先で本のバーコードを調べながら、てきぱきと値付けをしてくれました。
値段の付けられない本も多く(古い本とか雑誌)、買取金額は5,000円前後だったような気がします。
「いちいちメルカリに出品している暇もないよ」という方には、ブックオクの出張買取は、なかなか便利なシステムだと思いますよ。
札幌で安心して買取を依頼できるおすすめ古書店
本を売るときに大切なことは、お店の専門性を考えるということです。
それぞれのお店には、専門分野というか、お店のカラーがあるので、自分の店にマッチしない本は買い取りしてくれないか、最低限の買取額になってしまいます。
北海道の郷土資料だったら「弘南堂書店」とか、SFだったら「北天堂書店」、音楽関係だったら「文教堂書店」というように、お店の欲しい本を持っていくことが、本を高く買い取ってもらうためのコツになります。
本はいくらで買い取りしてもらえるのか?
はっきり言って、本の買取金額には期待しない方がいいです。
その本がお店で売られたときの販売価格が1,000円だとして、買取金額はせいぜい100円程度でしょう。
もちろん、買取金額は、お店の在庫状況や需要によって変わってきますから、一概にいくらと言うことはできませんが、すごい金額にならないことだけは確かです。
重い本をわざわざ持ってきて、落胆して帰っていくお年寄りの姿を、これまでずいぶんとたくさん見てきました。
古本を安く売っている古本屋さんは、当然、買取額も安いです(そうでないと商売が成り立たない)。
一方で、高い専門書を売っている古本屋さんでは、それなりに珍しい本でなければ、そもそも買い取ってくれないかもしれません。
札幌市内の古本屋巡りを楽しむためのQ&A
最後に、札幌市内の古本屋巡りを楽しむための注意点を確認しておきましょう。
Q1. 駐車場がある店舗は多い?
上記に挙げた古本屋で、駐車場のあるお店はありません。
札幌市内の古本屋巡りは、基本的に公共交通機関利用か、自動車の場合はコインパーキングを利用するということになります。
Q2. 「日本の古本屋」に載っている在庫は店頭でも買える?
「日本の古本屋」で購入する際に「店舗受取り希望」とコメントを入れておくと、入荷予定日を教えてくれます。
多くの古本屋の場合、ネットで販売している本の在庫は、実店舗とは違う場所にあったりするので、いきなり行っても商品が用意されていない場合があります。
事前に入荷予定日を確認の上、店舗まで足を運びましょう。
僕はこれまでに「弘南堂書店」や「文教堂書店」「書肆吉成」「セカンズ」などで、「日本の古本屋」で買った本を「実店舗受取り」にしてもらったことがあります。
ただし、全集ものなど重い本は、宅配で届けてもらった方が便利だと思います(それなりに送料はかかりますが、同一市内料金なので)。
Q3. 古本市などのイベントは開催されている?
札幌駅と大通駅を結ぶ地下歩行空間(チカホ)で、時々古本市が開催されています。
小規模で、近年の新しい本が中心なので、古本マニアが心惹かれる掘り出し物は少ないようです。
そのほか、年に一回、新さっぽろで「アツベツ古書の街」が開催されています。
以前、狸小路のラルズストアで開催されていたような、大規模な古本市がなくなってしまったのは、札幌市民としても残念ですね。
まとめ│古本屋とは何か?
あなたにとって古本屋とは何ですか?
僕にとって古本屋は、ほぼ人生そのものです(自分が古本屋ではないにもかかわらず)。
仕事が休みの日は、大抵古本屋にいます。
上記で紹介したように、札幌市内にはたくさんの古本屋がありますから、毎週末に違うお店をパトロールしても、一周する頃には新しい出会いがあります。
おかげで狭い我が家も、すっかりと古本屋らしくなりました。
いつか自分で古本屋を営業してみたいと思う反面、自分でコツコツ集めた本を売ることは、きっとできないだろうなとも思います。
本棚に並んだ本も、床に積み上げられた本も、すべては自分が生きてきたことの証です。
やっぱり古本屋はお客さんの立場で通う方がいいのかもしれませんね。
皆さんもぜひ、自分だけの人生を、札幌市内の古本屋で見つけてみてくださいね。
💡古本と札幌が好きな方へ
■まとめ記事「日本近代文学の名作おすすめ50選」
古本好きの方には、まとめ記事「日本近代文学の名作おすすめ50選」がおすすめ。
古本でしか入手できないニッチな小説も入っていますよ。
■まとめ記事「海外文学の名作おすすめ50選」
海外文学にも挑戦したいという方には、まとめ記事「海外文学の名作おすすめ50選」がおすすめです。
海外文学もちょっと油断するとすぐ「版元品切れ」になってしまうんですよね。
■【札幌】文学散歩ガイド
古本屋巡りと一緒に文学散歩を楽しむなら、まとめ記事「【札幌】文学散歩ガイド」がおすすめ。
石川啄木・有島武郎ゆかりの地から村上春樹の聖地巡礼まで、札幌は文学散歩にぴったりの街なんですよ。
