庄野潤三の作品は、庄野潤三という作家の日常生活によって構成されている。
つまり、庄野文学の読者は、いつでも庄野潤三の小説を追体験することができる、ということだ。
本記事では、庄野潤三の作品に登場する土地を実際に歩くためのヒントについて解説していきたい。
庄野潤三の「文学散歩ガイド」としてご活用いただければ幸いである。
庄野潤三の自宅と「中国料理 味良」のタンメン
庄野潤三の文学世界は、川崎市生田の「山の上の家」から始まる。
庄野文学の読者はみな、生田駅前の「中国料理 味良」でタンメンを食べた後、生田駅から庄野邸へと続く急な坂道を上り、場合によっては、坂の途上にあるスーパー「オーケー」でドリンクを補給したりするのだ。
小田急電鉄小田原線の生田駅は、庄野文学の聖地である。
実際に庄野潤三の自宅を訪ねた帰りに「中国料理 味良」でタンメンを食べたときの記録については、次の記事をご覧ください。
▶「中国料理 味良」のタンメンと庄野潤三の自宅(山の上の家)
なお、別冊太陽『小さな平屋に暮らす』では、庄野潤三の自宅が詳しく紹介されている。
別冊太陽『小さな平屋に暮らす』については、次の記事で詳しく紹介しています。
▶ 別冊太陽「小さな平屋に暮らす」庄野文学の舞台となった<山の上の家>
長女の餅井坂、長男の西長沢、次男の多摩美を歩く
生田の「山の上の家」を出た子どもたちは、生田周辺の街で、それぞれ生活を始めた。
長女の餅井坂、長男の西長沢、次男の多摩美。
それらは、いずれも庄野文学の聖地と呼ぶべき街だ。
どの街にも、庄野文学の面影がある。
実際に庄野潤三の自宅「山の上の家」から子どもたちの街を歩いて回った文学散歩の記録については、次の記事をご覧ください。
▶【文学散歩】庄野潤三の自宅(山の上の家)から、長女の餅井坂、長男の西長沢、次男の多摩美を歩く
庄野潤三の「墓」│小田原までお墓参りに出かける
神奈川・庄野のお墓は、南足柄の長泉院にある。
小説の中にも登場するお墓の前で手を合わせていると、まるで自分が小説の中の登場人物になったような錯覚に陥るかもしれない。
実際に南足柄まで庄野潤三のお墓参りに行ったときの記録は、次の記事をご覧ください。
▶ 庄野潤三の墓参りで小田原の塚原駅から長泉院まで歩いてみた
庄野潤三の「うなぎ」│小田原の名店「柏又」でうなぎを食べる
庄野潤三の好きな食べ物と言えば「うなぎ」だった。
小田原にある老舗「柏又」のうなぎは、何度なく小説の中にも登場。
うなぎを食べるためだけに、小田原まで行く価値のある名店だ。
実際に小田原「柏又」までうなぎを食べに行ったときの記録は、次の記事をご覧ください。
▶【文芸散歩】庄野潤三も愛した老舗の名店「柏又」のうなぎランチと小田原文学散歩
庄野潤三の石神井公園を歩く
大阪から上京してきたとき、庄野潤三一家が最初に暮らした町が石神井公園だった。
初めての新聞連載小説『ザボンの花』は、まだ麦畑が広がっていた時代の石神井公園を舞台に描かれている。
名作『静物』に出てくる釣り堀も、この石神井公園にあった。
ある意味で、庄野文学の原点とも言える町──それが石神井公園だ。
実際に庄野潤三の暮らした町・石神井公園を訪ねたときの記録については、次の記事をご覧ください。
▶【文芸散歩】庄野潤三が暮らした麦畑の面影を求めて|石神井公園・南田中を歩く
まとめ│庄野文学の世界を追体験する
庄野潤三の小説の楽しみ方は、その作品を読むことだけではない。
その作品の中に出てくる本を読み、その作品の中に出てくる街を訪ねる。
そんな「庄野文学の世界」を追体験をすることができるのも、庄野文学の大きな魅力となっている。
庄野潤三の本を読み終えたあとには、そんな庄野文学の世界を実際に訪ねてみてはいかがだろうか。
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文学ブログ『時空標本』では、庄野潤三の紹介に力を入れています。
詳細は、次の記事をご覧ください。
▶ 庄野潤三とは|芥川賞を”超えた”作家の魅力と代表作10選を徹底解説
