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浜田省吾「カントリーチックなフォークロックの隠れた名曲」ベスト5

浜田省吾「カントリーチックなフォークロックの隠れた名曲」ベスト5

浜田省吾の隠れた名曲が聴きたい!

そんな方には、浜省のカントリーチックなフォークロックがおすすめ。

ドライブのBGMにもマッチするんですよ。

浜田省吾は「日本のニール・ヤング」だった!?

「日本のブルース・スプリングスティーン」として有名な浜田省吾ですが、ニール・ヤングのようなカントリー・ロックの影響も受けています。

アメリカでは、長渕剛の持っていたチケットを譲ってもらって、ニール・ヤングのライブに参加したという都市伝説も。

イーグルスも、浜田省吾に影響を与えたバンド。

アメリカっぽい音楽が好きだったんですね。

浜田省吾のカントリーチックなフォークロック

カントリーテイストのフォークロックは、実は、ある意味で浜田省吾らしい作品とも言えるのです。

今回は、そんな浜田省吾の隠れた名曲をご紹介します。

AMERICA

1986年発売のアルバム『J.Boy』収録曲。

浜省ファンには、ライブでも人気の定番曲となっています。

煙草も缶のビールも寂しさという愛も
モーテルのきしむベッドの上で分け合った
窓に流れるヘッドライト
ラジオからロックンロール
「もっと強く抱いて」と震えてた あの娘

(浜田省吾「アメリカ」)

当時、大学生だったので、アコースティックギターで練習しました(笑)

めっちゃ、ドライブにも合います。

いつかもうすぐ

1979年発売のアルバム『君が人生の時…』収録曲。

『ON THE ROAD “FILMS”』(1989)では、「AMERICA」の前に、ちょっとだけ演奏シーンが流れます。

あの娘は米軍キャンプの傍にある
小さな店で働いてた
僕らは約束した この街出ようねと
いつか いつかもうすぐ

(浜田省吾「いつかもうすぐ」)

小品だけど、めっちゃ名曲ですね。

実は、イアン・タイソンのフォークソング「Someday Soon」の日本語カバーでした。

愛のかけひき

1976年発売のシングル曲。

1977年発売のアルバム『LOVE TRAIN』に収録されています。

なんと、セカンド・シングル(笑)

いつも君を見てた キャンパスの芝生の上で
あの日話しかけた 黄昏の駅への道で
窓を打つ激しい雨 白いホテル 切ない胸
ああ 愛してた 僕のすべて賭けて

(浜田省吾「愛のかけひき」)

『ON THE ROAD “FILMS”』(1989)では、カントリーっぽいファッションで歌っている姿を観ることができます。

風を感じて

1979年発売のシングル曲。

1979年発売のアルバム『君が人生の時…』に収録されています。

カップヌードルのCMソングとしてヒットしました(浜省最初のヒット曲)。

当時の浜省(売れないミュージシャン)は、かなり卑屈だったので、「オレ、カップヌードルなんて食わねえよ」とか言って、企業とのタイアップには消極的だったそうです。

後年「自由に生きてく方法なんて100通りもない」などという爆弾発言も(笑)

あまり好きじゃなかったんですね、本人は。

ブルー、レッド、イエロー スクランブル交差点
しかめっ顔 片手ハンドル ネクタイほどき
素敵な気分は車輪の下さ
化石の街 転がってゆく
It’s so easy 走り出せよ

(浜田省吾「風を感じて」)

ちなみに、「It’s So Easy!」は、リンダ・ロンシュタットの1977年のヒットソング。

バディ・ホリー(ザ・クリケッツ)が、1958年に歌った曲のカバーですが、浜田省吾は、もちろん、リンダ・ロンシュタットにインスパイアされています。

リンダ・ロンシュタットは、イーグルスやニール・ヤングとの関係も深いアーチストで、いかにも浜田省吾好みという感じがしますよね。

夏の終り

1990年発売のアルバム『誰がために鐘は鳴る』収録曲。

いかにも「AMERICA」の続編という感じの曲です。

ギター抱き締めて眠ったあの頃
貧しさと憧れの中
夢に見たロックンロールスター
キャンパスを中退(ドロップアウト)して
長い旅に出た
果てしなく続く”オン・ザ・ロード”

(浜田省吾「夏の終り」)

浜田省吾の歌は、歌詞の2番に感傷的なフレーズが多くて好きです(「America」もそう)。

もちろん、ドライブにもぴったりですね。

窓を開けて風を受けながら走りたい、そんな曲です。

まとめ

いかがでしたか?

浜田省吾はロックスターのイメージが強いのですが、こんなフォークロックも、やっぱり浜田省吾らしいですよね。

ドライブのお供に、どうぞ。

ABOUT ME
みづほ
バブル世代の文化系ビジネスマン。札幌を拠点に、チープ&レトロなカルチャーライフを満喫しています。