読書 夏目漱石「吾輩は猫である」明治の若者たちの前向きで逞しい情熱 2023/09/02(土) みづほ 文化系スノッブ 夏目漱石「吾輩は猫である」読了。 本作「吾輩は猫である」は、1905年(明治38年)1月から1906年(明治39年)8月まで『ホトトギス』 …
読書 ウォルポール「ジェレミー少年と愛犬ハムレット」思春期の少年の成長物語 2023/08/17(木) みづほ 文化系スノッブ ヒュー・ウォルポール「ジェレミー少年と愛犬ハムレット」読了。 本作「ジェレミー少年と愛犬ハムレット」は、1923年(大正12年)に発表 …
読書 ギャスケル夫人「クランフォード」時代遅れな田舎町の社交界で生きる女性たち 2023/07/17(月) みづほ 文化系スノッブ エリザベス・ギャスケル「クランフォード」読了。 本作「クランフォード」は、1851年12月から1853年5月まで断続的に『ハウスホールド・ …
読書 井伏鱒二「山椒魚」社会の底辺でくすぶっている若者たちの焦りと不安 2023/04/16(日) みづほ 文化系スノッブ 井伏鱒二「山椒魚」読了。 本作「山椒魚」は、1929年(昭和4年)5月『文芸都市』に発表された短編小説である。 この年、著者は3 …
読書 井伏鱒二「本日休診」焼け跡の中でしぶとく生きる日本人のたくましさ(医者が主人公) 2022/11/08(火) みづほ 文化系スノッブ 井伏鱒二「本日休診」読了。 本作「本日休診」は、1949年(昭和24年)から1950年(昭和25年)にかけて、「文藝春秋」に断続的に発 …
読書 【名作深読み】太宰治「走れメロス」友情の美談を「おかしい」と感じる感覚こそ正解 2022/09/03(土) みづほ 文化系スノッブ 太宰治「走れメロス」読了。 本作「走れメロス」は、1940年(昭和15年)5月『新潮』に発表された短編小説である。 この年、著者 …
読書 井伏鱒二「黒い雨」戦争日記の姿で現れた原爆文学の最高傑作 2022/07/09(土) みづほ 文化系スノッブ 井伏鱒二「黒い雨」読了。 本作「黒い雨」は、1965年(昭和40年)1月から1966年(昭和41年)9月まで『新潮』に連載された長編小 …
読書 井伏鱒二「珍品堂主人」金持ちと美女に翻弄された骨董屋の泣き笑い 2022/01/16(日) みづほ 文化系スノッブ 井伏鱒二「珍品堂主人」読了。 本作「珍品堂主人」は、1959年(昭和34年)1月から9月まで『中央公論』に連載された長編小説である。 …
読書 夏目漱石「坊っちゃん」理不尽を許せず弱者に肩入れする青年教師の生きにくさ 2021/06/20(日) みづほ 文化系スノッブ 夏目漱石「坊っちゃん」読了。 社会というのは理不尽なものである。 給料の高い上司が先に帰るし、力ある上司の周りには剣呑な …