旧・文芸スノッブ 庄野潤三「引潮」瀬戸内の方言で語られる神話のような異界の物語 2023/04/12(水) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三「引潮」読了。 本作「引潮」は、1977年(昭和52年)2月『新潮』に発表された長編小説である。 この年、著者は56歳だった。 …
旧・文芸スノッブ 庄野潤三「ワシントンのうた」幼年時代から作家生活までを振り返る自伝的長編随筆 2023/04/09(日) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三「ワシントンのうた」読了。 本作「ワシントンのうた」は、2006年(平成18年)1月から12月まで『文学界』に連載された、長編随筆 …
旧・文芸スノッブ 庄野潤三「孫の結婚式」穏やかな老後の生活と懐かしき仲間たちの記憶 2023/04/04(火) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三「孫の結婚式」読了。 本作「孫の結婚式」は、2002年(平成14年)に刊行された、庄野潤三最後の随筆集である。 この年、著者は8 …
旧・文芸スノッブ 庄野夏子「お父さんッ子」庄野潤三の長女・今村夏子が高校1年生のときに書いた作文を発見 2022/12/08(木) みつの沫 文化系スノッブ 古い雑誌の中に<庄野夏子>さんの作文を見つけた。 今回は、庄野潤三ゆかりということで、庄野夏子さんの作文を紹介してみたい。 庄 …
旧・文芸スノッブ 庄野潤三「花」アメリカで出会ったイタリアとメキシコの人妻たち 2022/11/12(土) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三「花」読了。 本作「花」は、『小説中央公論』昭和36年(1961年)3月号に発表された短編小説である。 作品集では『休みのあくる …
旧・文芸スノッブ 庄野潤三「紺野機業場」北陸の織物工場で生きる庶民の半生から見えてきたもの 2022/08/28(日) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三「紺野機業場」読了。 本作「紺野機業場」は、石川県小松市安宅にある小さな織物工場を舞台とした長編小説である。 1969年に芸術選 …
旧・文芸スノッブ 庄野潤三「散歩道から」家族を想い、故人を偲び、故郷を懐かしむ、老境の随想 2022/08/28(日) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三「散歩道から」読了。 本書『散歩道から』は、1995年(平成7年)に刊行された庄野潤三の随筆集である。 この年、庄野さんは74歳 …
旧・文芸スノッブ 庄野潤三「子供の盗賊」日本の随筆文学の最高峰と言いたい自選随筆集 2022/08/21(日) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三「子供の盗賊」読了。 「子供の盗賊」は、庄野潤三にとって唯一となる自選随筆集である。 1984年(昭和59年)、牧羊社から刊行さ …
旧・文芸スノッブ 庄野潤三「御代の稲妻」円熟期の作家の自信と誇りが感じられる安心の随筆集 2022/08/20(土) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三「御代の稲妻」読了。 本書「御代の稲妻」は、庄野潤三にとって5冊目の随筆集である。 1979年(昭和54年)、講談社から刊行され …
旧・文芸スノッブ 庄野潤三「秋の日」満州旅行中に知った徴兵猶予撤廃と軍隊への入隊 2022/08/14(日) みつの沫 文化系スノッブ 庄野潤三「秋の日」読了。 「秋の日」は、学生時代の満州旅行を素材にした短篇小説で、「文芸」1969年(昭和44年)1月号に掲載された。 …