夏が近づくと『波の数だけ抱きしめて』を観たくなる。
音楽が素晴らしいんだよなあ。
もちろん、1982年の空気感も好き。
ちょっとレトロな青春映画
夏が近くなると観たくなる映画。
まあ、波の数だけ抱きしめて、だよね、とりあえず。
1991年公開。
バブル時代に作られたのに、映画の舞台は1982年。
ちょっとレトロな青春映画だった。
『彼女が水着に着替えたら』に比べると、かなりピュアだったりする。
80年代の若者と言えば、とにかく織田裕二
主演は中山美穂。
で、織田裕二が共演。
織田裕二の若い頃の映画はみんな好きだけど、波の数だけ抱きしめては、特にいい。
80年代の若者と言ったら、とにかく織田裕二だった。
松下由樹も超タイプだったし。
「波の数だけ」の「波」は、ラジオの周波数のこと
1982年の夏。
湘南の若者たちが、ミニFM(FM 76.3MHz Kiwi)を作ろうとする。
波の数だけの波っていうのは、ラジオの周波数のことも意味しているらしい。
男の子と女の子がいれば、いろんなドラマが起きる。
うまくいきそうになったり、泣きたいくらい落ち込んだり。
そういうのを全部引っくるめて、青春と呼んだのだろう。
1982年っていうのは、AORの時代
ラジオで流れる音楽はオシャレ洋楽のAOR。
1982年っていうのは、AORの時代だった。
オリジナル・サウンドトラックのCDは、今でもお気に入り。
iPhoneに入れて、Bluetoothで聴いている。
J.D.サウザーの「ユア・オンリー・ロンリー」からTOTOの「ロザーナ」へ。
週末の朝なんか、AORの爽やかなBGMで始まると、もう贅沢すぎる。
1.ユア・オンリー・ロンリー / J.D.サウザー
2.ロザーナ / TOTO
3.キー・ラーゴ、カサブランカ / パーティー・ヒギンズ
4.愛を求めて / ネッド・ドヒニー
5.シャイン・オン / ジョージ・デューク
6.憶い出の町 / ジェイムス・テイラー&J.D.サウザー
7.イン・ザ・ナイト / シェリル・リン
8.パーソナリィ / カーラ・ボノフ
9.ロンリー・フリーウェイ / ラリー・リー
自分は洋楽オタクとかではなくて、まして、1982年といえば中学3年生。
まだまだ、ラジオで歌謡曲を聴いているような少年だった。
だから、こうしたAORはリアルタイムではなく、大人になってから聴くようになったもの。
リアル体験がなくても懐かしいって、なんだか不思議だ。
ブレバタとユーミンと湘南とAORとミニFM
主題歌はユーミンの「心ほどいて」。
ユーミンと湘南とAORとミニFM。
その中で、織田裕二と中山美穂が青春を演じていく。
「波の数だけ抱きしめて』は、自分にとって、そんな映画だった。
ブレッド&バターの二人が映画に出演している
個人的にお勧めは、ブレッド&バターの二人が出演していること。
大人になった中山美穂の結婚相手は、ブレバタ(弟)の岩澤ニ弓。
で、結婚式の神父役がブレバタ(兄)の岩澤幸矢。
なんか、もう、なんでもありっていう感じで最高だったね、ホリチョイ・プロダクション。
懐かしい青春の記憶の一部『波の数だけ抱きしめて』
時々サントラ盤を聴いているせいか、『波の数だけ抱きしめて』は、古い映画という感じがしない。
むしろ、懐かしい青春の記憶の一部っていう感覚。
こういう映画は、そんなにたくさんはないんだよね~(まあ、いくつかはあるにしても)。
今年もまた、1982年のあの青春を思い出してみようか。