読書体験 村上春樹の著作年表│村上春樹の本を発売年順に完全リスト化 2025/05/05(月) 懐新堂主人 文化系スノッブ 村上春樹の本を発売順に並べただけのシンプルな著作リスト(年表式)を作りました(「著作年表」です)。 発売順に村上春樹の作品を読みたい人 …
読書体験 小沼丹『お下げ髪の詩人』青春の日の出会いと別れを描いた「一期一会」の少女小説 2025/05/05(月) 懐新堂主人 文化系スノッブ 小沼丹『お下げ髪の詩人(小沼丹未刊行少年少女小説集 青春篇)』読了。 本作『お下げ髪の詩人』は、2018年(平成30年)7月に刊行され …
読書体験 小沼丹の著作年表│小沼丹の本を発売年順に完全リスト化 2025/05/04(日) 懐新堂主人 文化系スノッブ 小沼丹の全著書リスト(年表式)を作りました(著作年表です)。 「小沼丹の作品を読みたい」と考えている新しい読者の方の参考になれば幸いで …
読書体験 【深読み考察】村上春樹「海辺のカフカ」葛藤と空白の世界に居場所を探したモラトリアム少年の冒険 2025/05/03(土) 懐新堂主人 文化系スノッブ 村上春樹「海辺のカフカ」読了。 本作「海辺のカフカ」は、2002年(平成14年)9月に新潮社から刊行された長編小説である。 この …
読書体験 『par AVON 1988』村上春樹ロングインタビュー/作者が語った『ノルウェイの森』 2025/04/28(月) 懐新堂主人 文化系スノッブ 『par AVON』1988(VOL.1 NO.1)に、村上春樹のロングインタビューが掲載されている。 当時は『ノルウェイの森』(19 …
生活体験 沼田元気「一杯の珈琲を飲むためだけに行きたくなる札幌・小樽カフェ喫茶店案内」で振り返る2000年代の札幌カフェ事情 2025/04/28(月) 懐新堂主人 文化系スノッブ 札幌のカフェガイドは数多いが、「ここではない別の場所に行きたい人の為のガイドブック」として登場したのが、沼田元気『一杯の珈琲を飲むためだけに …
読書体験 高橋源一郎「さようなら、ギャングたち」中島みゆきに捧げる青春時代へのうらみ・ます 2025/04/27(日) 懐新堂主人 文化系スノッブ 高橋源一郎「さようなら、ギャングたち」読了。 本作「さようなら、ギャングたち」は、1982年(昭和57年)10月に講談社から刊行された …
読書体験 夏目漱石「坊っちゃん」エリート青年の転職物語を支えた「清」という名のヒロイン 2025/04/27(日) 懐新堂主人 文化系スノッブ 夏目漱石「坊っちゃん」読了。 本作「坊っちゃん」は、1907年(明治40年)1月に春陽堂から刊行された作品集『鶉籠(ウズラカゴ)』に収 …
読書体験 【深読み考察】村上春樹「街とその不確かな壁」自分の中の自分自身を信じろ!という強いメッセージ 2025/04/26(土) 懐新堂主人 文化系スノッブ 村上春樹「街とその不確かな壁」読了。 本作「街とその不確かな壁」は、2023年(令和5年)4月に新潮社から刊行された長編小説である。 …
読書体験 島崎藤村「春」親友や愛する女性の死を乗り越えて生きる若者の姿は『ノルウェイの森』に似ている 2025/04/20(日) 懐新堂主人 文化系スノッブ 島崎藤村「春」読了。 本作「春」は、1908年(明治41年)10月に緑陰叢書第二篇として刊行された長篇小説である。 この年、作者 …
読書体験 車谷弘『わが俳句交遊記』編集者が記録している戦前戦後の文士たち 2025/12/31(水) 懐新堂主人 文化系スノッブ 車谷弘『わが俳句交遊記』読了。 本作『わが俳句交遊記』は、1976年(昭和51年)10月に角川書店から刊行された随筆集である。 …
読書体験 久住昌之・谷口ジロー「孤独のグルメ」大人になった男は一人で飯を食うべきである 2025/12/30(火) 懐新堂主人 文化系スノッブ 久住昌之・谷口ジロー『孤独のグルメ』読了。 本作『孤独のグルメ』は、1997年(平成9年)に扶桑社から刊行されたグルメ漫画である。 …
読書体験 井伏鱒二「貸間あり」住宅難と食糧難の敗戦後という非日常を生きる庶民のリアルな生活 2025/12/30(火) 懐新堂主人 文化系スノッブ 井伏鱒二『貸間あり』読了。 本作『貸間あり』は、1948年(昭和23年)に鎌倉文庫から刊行された長篇小説である。 この年、著者は …
読書体験 【偏愛解説】庄野潤三「星に願いを」充実した人生の結実を示すたくさんの思い出 2025/12/27(土) 懐新堂主人 文化系スノッブ 庄野潤三『星に願いを』読了。 本作『星に願いを』は、2006年(平成18年)3月に講談社から刊行された長篇小説である。 この年、 …
読書体験 トーマス・マン『魔の山』生と死の境界線で生き続けていく人々 2025/12/17(水) 懐新堂主人 文化系スノッブ トーマス・マン『魔の山』読了。 本作『魔の山』は、1924年(大正13年)にドイツで出版された長篇小説である。 この年、著者は4 …
読書体験 聖日出夫『なぜか笑介』24時間戦い続けた企業戦士!サラリーマンは戦後社会の主役だった 2025/12/13(土) 懐新堂主人 文化系スノッブ 聖日出夫『なぜか笑介』読了。 本作『なぜか笑介』は、1982年(昭和57年)から1991年(平成3年)にかけて、小学館ビッグコミックス …
読書体験 内藤啓子『枕詞はサッちゃん』長年の夫婦喧嘩と晩年の精神科入院、壮絶な阪田寛夫の人生 2025/12/06(土) 懐新堂主人 文化系スノッブ 内藤啓子『枕詞はサッちゃん』読了。 本作『枕詞はサッちゃん』は、作家(阪田寛夫)の長女による、父の回想録である。 自己肯定感の低い詩 …
読書体験 サリンジャー「ライ麦畑でつかまえて」禁書になるほど怖い問題作はなぜ人気なのか? 2025/12/04(木) 懐新堂主人 文化系スノッブ J.D.サリンジャー『ライ麦畑でつかまえて』読了。 本作『ライ麦畑でつかまえて』は、1951年(昭和26年)にアメリカで出版された長編 …
読書体験 村上春樹・訳『クリスマスの思い出』『あるクリスマス』『おじいさんの思い出』はカポーティのクリスマス三部作だったのか? 2025/12/03(水) 懐新堂主人 文化系スノッブ トルーマン・カポーティ「クリスマス三部作」読了。 カポーティのクリスマス三部作とは、『クリスマスの思い出』『あるクリスマス』『おじいさ …
読書体験 井伏鱒二『遙拝隊長・本日休診』荒廃した戦後の暮らしの中から戦争が見えてくる 2025/11/29(土) 懐新堂主人 文化系スノッブ 井伏鱒二『遙拝隊長・本日休診』読了。 本作『遙拝隊長・本日休診』は、1955年(昭和30年)6月に新潮文庫から刊行された作品集である( …
音楽体験 森山達也・北里晃一『Hey!Two Punks』ザ・モッズの博多弁丸出しヒストリー! 2025/12/28(日) 懐新堂主人 文化系スノッブ 森山達也・北里晃一『Hey! Two Punks The Mods:The Early Days 博多疾風編』読了。 本作『Hey! …
音楽体験 浜田省吾「光と影の季節」真駒内アイスアリーナに響く「20年後の僕たち」への応援歌 2025/12/27(土) 懐新堂主人 文化系スノッブ 古いファイルを整理していたら、浜田省吾のライブ・チケットが出てきた。 「ON THE ROAD 2005」真駒内アイスアリーナのチケッ …
音楽体験 村尾陸男『ジャズ詩大全(クリスマス編)』第二大戦前後に生まれたクリスマス・ヒット曲の歴史 2025/12/21(日) 懐新堂主人 文化系スノッブ 村尾陸男『ジャズ詩大全(別巻)クリスマス編(増補改訂版)』読了。 本作『ジャズ詩大全(別巻)クリスマス編(増補改訂版)』は2006年( …
音楽体験 ピート・ハミル『ザ・ヴォイス フランク・シナトラの人生』孤独な男の弱さを歌ったスターの人生 2025/12/20(土) 懐新堂主人 文化系スノッブ ピート・ハミル『ザ・ヴォイス──フランク・シナトラの人生』読了。 本作『ザ・ヴォイス──フランク・シナトラの人生』は、1998年(平成 …
音楽体験 松下たえ子『ヴィルヘルム・ミュラー読本』ハイネが崇拝する「冬の旅」の詩人の人生 2025/12/11(木) 懐新堂主人 文化系スノッブ 松下たえ子『ヴィルヘルム・ミュラー読本──「冬の旅」だけの詩人ではなかった──』読了。 本作『ヴィルヘルム・ミュラー読本──「冬の旅」 …
音楽体験 【深読み考察】シューベルト『冬の旅』生きにくさを抱えて生きる若者の孤独と疎外感 2025/12/07(日) 懐新堂主人 文化系スノッブ フランツ・シューベルト『冬の旅』鑑賞。 バリトンは、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ。 ピアノは、ジェラルド・ムーア。 …
音楽体験 ブルース・スプリングスティーン「ボーン・トゥ・ラン」自分とは何か?を探し続ける求道者の物語 2025/11/09(日) 懐新堂主人 文化系スノッブ ブルース・スプリングスティーン『ボーン・トゥ・ラン』読了。 本作『ボーン・トゥ・ラン』は、2016年(平成28年)9月に早川書房から刊 …
音楽体験 村治佳織『エターナル・ファンタジー』ゲーム音楽に恋をしたクラシックギター界のミューズ 2025/10/17(金) 懐新堂主人 文化系スノッブ 村治佳織『エターナル・ファンタジー』(初回限定版)購入。 本作『エターナル・ファンタジー』は、2025年(令和7年)10月17日に発売 …
音楽体験 松任谷正隆『僕の音楽キャリア全部話します』ユーミンが時代を越えて愛され続ける理由 2025/10/12(日) 懐新堂主人 文化系スノッブ 松任谷正隆『僕の音楽キャリア全部話します―1971/Takuro Yoshida-2016/Yumi Matsutoya―』読了。 本 …
音楽体験 エコーズ「SOMEONE LIKE YOU」君に似た誰かを忘れて、まったく新しい誰かと出会うために 2025/09/14(日) 懐新堂主人 文化系スノッブ 80年代のバンドブームから、たくさんのロックバンドが登場してきた。 しかし、「寂しさ」を歌うことにかけて、エコーズ以上のバンドは出てこ …
生活体験 北海道のツルツル凍結路面で滑って転ばない「最強の冬靴」とは何か? 2025/12/26(金) 懐新堂主人 文化系スノッブ 北海道の冬を過ごす上で、冬靴選びは極めて重要な問題である。 近年は優れたスノーブーツの開発が進んでいるし、海外ブランドの入手も容易とな …
生活体験 札幌市民のための「2026年(令和8年)初売り情報」各商業施設の年末年始の営業時間も 2025/12/24(水) 懐新堂主人 文化系スノッブ 札幌市内の商業施設の初売り情報をまとめてみました。 新春セールや福袋など、初売りは札幌市民にも大注目のイベントです。 ただし、最 …
生活体験 札幌市民が見た『Fate/Grand Order』10周年記念広告企画『OVER THE SAME SKY』 2025/11/03(月) 懐新堂主人 文化系スノッブ 10月26日(日)の『北海道新聞』に「Fate/Grand Order(FGO)」の全面広告が掲載されていた。 pakoによる「近藤勇 …
生活体験 【聖地巡礼】村上春樹が愛したビールの街『羊をめぐる冒険』と『ダンス・ダンス・ダンス』の札幌を歩く 2025/10/24(金) 懐新堂主人 文化系スノッブ 村上春樹は、札幌の街が好きだったのかもしれない。 初期の名作『羊をめぐる冒険』や『ダンス・ダンス・ダンス』では、(東京などと並んで)札 …
生活体験 創刊75年記念『夏の岩波少年文庫フェア2025』特製アクリルキーホルダーが届いた 2025/10/17(金) 懐新堂主人 文化系スノッブ 創刊75年記念『夏の岩波少年文庫フェア2025』応募者全員プレゼントの「特製アクリルキーホルダー」が届いた。 昨年のケストナーに続き、 …
生活体験 佐々木ルリ子『レトロなつかしダイアリー』インスタ感覚でちょっと懐かしいモノを紹介! 2025/10/07(火) 懐新堂主人 文化系スノッブ 佐々木ルリ子『レトロなつかしダイアリー』読了。 本作『レトロなつかしダイアリー』は、2005年(平成17年)12月に河出書房新社から刊 …
生活体験 札幌市民の風物詩─3月と10月はJRタワーの「ゴバポ」でスクエアカードのポイント5倍 2025/09/27(土) 懐新堂主人 文化系スノッブ 札幌JRタワーの「ゴバポ」は、3月と10月に開催される。 「ゴバポ」とは、「JRタワースクエアカード5倍ポイントセール」の略称で、「J …
生活体験 明治・大正・昭和のおはじきコレクション~小さなガラスが物語る少女文化の歴史 2025/09/20(土) 懐新堂主人 文化系スノッブ 子どもの駄玩具である「おはじき」も、古いものはコレクターズ・アイテムとなっている。 市場価値が高いのは、明治中期のガラス製おはじき。 …
生活体験 竹山実「そうだ! 建築をやろう」札幌創成川通りの実家でモダン建築散歩 2025/09/14(日) 懐新堂主人 文化系スノッブ 竹山実「そうだ! 建築をやろう」読了。 本作「そうだ! 建築をやろう」は、2003年(平成15年)11月に彰国社から刊行された自叙伝で …
生活体験 『ほっかいどう語─その発生と変遷─』上級者向け「北海道弁」の使い方 2025/09/13(土) 懐新堂主人 文化系スノッブ 北海道新聞社『ほっかいどう語─その発生と変遷─』読了。 本作『ほっかいどう語─その発生と変遷─』は、1970年(昭和45年)6月に北海 …